経営の健全性・効率性について
昨年度(令和2年度)決算については、令和2年度において、大幅に浄化槽使用料の回収が進んだことにより、収益的比率が107.61%まで回復することができたが、令和3年度については、過年度分の使用料の回収が令和2年度において一定の回収が落ち着いたため、前年度に比較して、収益的比率が減少したものと考えられる。今後は、下水道事業債償還金が年々増えてきていることから、償還金支出に対応した財源の確保に努める。
老朽化の状況について
平成20年以降、設置浄化槽は随時、供用開始している。現在、浄化槽のブロワーやマンホール蓋などの部品が、経年劣化により修理・交換が必要となってきており、年々修繕費が増加してきている。今後、想定される老朽化に対して長寿命対策等を検討していく。
全体総括
本事業の健全な経営を行っていくため、下水道事業債の償還金交付税措置分は、一般会計からの繰り入れを適正に行う。また、今後も収益的収支比率の改善に努める。