津市:特定地域排水処理施設

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収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率は使用料収入の約3倍に当たる一般会計繰入金により100%を上回っているが、経費回収率は100%を大幅に下回っており、汚水処理費用が使用料で賄えていない状況である。今後も対象戸数の増加により、点在する施設の維持管理費が増加し、指標の悪化が予測されるため、効率的な事業運営に向けての検討が必要である。企業債残高対事業規模比率は令和元年度の使用料改定による使用料収入の増加により、対前年度比18.02P減少し、類似団体平均値と比較して400P以上低く、良好である。今後は帰属分の使用料収入の増加が緩やかになり、新設設置に伴う地方債の発行額が累積されるため、当該数値は悪化することが予測される。汚水処理原価は有収水量の増加に比べ汚水処理費用の増加割合が高く、対前年度比40.69円増加した。また、類似団体平均値と比較して379.67円上回っており、費用の縮減が課題である。水洗化率は対前年度比0.69P増加したが、類似団体平均値と比較して41.62P下回っている。これは本市の公共下水道普及率が低いことにより、市営浄化槽対象人口が類似団体と比較して多いことが要因であると考えられる。

老朽化の状況について

施設数が多く、点在しており、設置時期や規模も様々なため、合理的に更新を行うことが難しい状況である。今後、新設と帰属の状況等を勘案し、更新計画の策定を検討する必要がある。

全体総括

本市の施設は帰属の割合が高く、資本費に比べて維持管理費が高いと思われる。そのため、類似団体と比較して汚水処理原価が高く、経費回収率が不良である。加えて、処理区域も広く、点在する施設において維持管理費は今後も増加傾向である。今後は更なる費用縮減と共に適正な使用料について検討を行う必要がある。

類似団体【K3】

北斗市 福島町 上ノ国町 島牧村 寿都町 黒松内町 中川町 壮瞥町 厚真町 標津町 平川市 平内町 大鰐町 盛岡市 宮古市 八幡平市 岩手町 紫波町 大和町 大郷町 大衡村 色麻町 加美町 女川町 秋田市 由利本荘市 潟上市 八峰町 寒河江市 長井市 最上町 白鷹町 昭和村 小野町 桜川市 行方市 小美玉市 大子町 鹿沼市 伊勢崎市 太田市 渋川市 富岡市 下仁田町 長野原町 滑川町 嵐山町 吉見町 鳩山町 横瀬町 寄居町 皆野・長瀞下水道組合 青梅市 八丈町 小笠原村 相模原市 新潟市 十日町市 南砺市 立山町 珠洲市 羽咋市 宝達志水町 甲府市 甲斐市 身延町 飯山市 安曇野市 揖斐川町 掛川市 御殿場市 津市 紀宝町 舞鶴市 高槻市 枚方市 茨木市 富田林市 河内長野市 大東市 和泉市 柏原市 田辺市 北栄町 浜田市 美作市 奈義町 宇部市 東みよし町 今治市 西予市 愛南町 佐賀市 武雄市 小城市 嬉野市 みやき町 江北町 雲仙市 小値賀町 玉名市 宮崎市 延岡市 日南市 綾町 三島村 知名町