行方市:特定地域排水処理施設

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収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率:単年度収支が黒字の113.36%となってはいるものの経常収益では使用料金の割合が低く、一般会計からの繰入金に依存している状況である。浄化槽設置基数の増加により収入は増加するが、維持管理費の支出も増加するため、今後も維持管理費の削減に努めていく必要がある。⑤経費回収率:使用料で回収すべき経費を全て賄えていれば100%以上であるが、それを下回る54.03%であり汚水処理費を使用料で賄えていない状況である。前年度比で3.36%改善しているが、今後は使用料水準を評価しながら経営改善を図っていく。⑥汚水処理原価:高度処理が必要な地域であり全国平均及び類似団体と比較して高い313.10円となった。今後は維持管理費の削減に努め、効率的な汚水処理を行っていく必要がある。⑦施設利用率:全国平均及び類似団体と比較して低い53.88%となった。浄化槽設置基数は増加し処理能力は増大するが、節水意識の向上や人口減により処理水量が減少するため施設利用率は、緩やかな減少傾向が予想される。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率:全国平均及び類似団体と比較して低い6.21%となった。要因としては、平成24年度から開始した事業であり資産となる浄化槽については、法定耐用年数に近い資産が少ないことが考えられ、数値については低い値を示している。一方で、将来的には必然的に法定耐用年数が到来し、更新が必要となることから、長期的な展望を持った実効性のある更新計画の策定が必要となってくる。

全体総括

法適用企業となり独立採算を求められる中においては、法適化以前と同様の一般会計からの繰入金に依存している経営体質からは脱却が必要である。独立採算の観点から長期の収支を検討するに当たり、浄化槽の耐用年数経過後の大量更新が使用料収入のみでは困難と思われる。個人に補助金を交付して浄化槽を設置する方式の申請者が多いことから、公共浄化槽の新規設置を縮小し、今後の事業運営を検討する必要がある。

類似団体【K3】

北斗市 福島町 上ノ国町 島牧村 中川町 厚真町 標津町 平内町 五戸町 盛岡市 宮古市 岩手町 女川町 秋田市 八峰町 寒河江市 白鷹町 小野町 行方市 小美玉市 伊勢崎市 富岡市 下仁田町 長野原町 滑川町 嵐山町 小川町 吉見町 鳩山町 横瀬町 寄居町 皆野・長瀞下水道組合 青梅市 大島町 八丈町 相模原市 新潟市 南砺市 立山町 甲府市 甲斐市 飯山市 御殿場市 津市 紀宝町 高槻市 枚方市 茨木市 河内長野市 和泉市 柏原市 田辺市 奈義町 東みよし町 西予市 愛南町 佐賀市 武雄市 小城市 嬉野市 みやき町 江北町 日南市 綾町 三島村