経営の健全性・効率性について
収益的収支比率はH30から100%となっているが、今後も経営状況維持できるよう取り組んでいく。企業債残高対事業規模比率は、H27までと比べて低いが、一般会計繰入基準を総務省基準に基づいて算定したためである。経費回収率は平均値の34.99%に比べて51.54%と高く、汚水処理原価は平均値の520.92円に比べて341.00円と低くなっている。これは平成29年度まで多かった施設の修繕が平成30年度からは無かったためであり施設の老朽化に伴い修繕の必要があれば変化していくものと考えられる。在住家庭の接続は完了しており、接続率の増加は今後見込めない状況であるため今後も、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減が必要である。施設利用率は平均値の34.68%に比べて42.11%と高くなっている。水洗化率は100%である。
老朽化の状況について
管渠改善率は、平成27年度から令和元年度にかけて0%となっている。令和元年度末で20年が経過しており、状況把握が必要となってきている。
全体総括
経営の健全性、効率性について、H30年度からは大規模な修繕等がなかったため一時的に数値が改善されているが、施設設備の状況から修繕等は必要となるため今後も適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減、経営改善に向けた取り組みが必要な状況である。老朽化の状況については、状況把握が必要となってきている。