地域において担っている役割
町内唯一の病院として地域の初期救急や日常的な医療に加え人工透析治療を担い、町内の診療所、圏域の中核病院との連携や介護施設の協力医療機関として、また、町民の健康保持のための保健活動の取り組みなど、地域包括ケアシステムの一翼を担っている。
経営の健全性・効率性について
・入院患者数の減少及び必要な看護師等専門職の確保等による費用が増加したことにより、累積欠損金が生じた。なお、平成30年度決算において併設する老健施設と分離した決算としたため、入院患者1人1日当たり単価が大幅に減となっている。・材料費においては、引き続きジェネリック薬品への切り替えを進めているところである。
老朽化の状況について
・施設建設後37年経過し、平成21年度及び平成22年度の2カ年で大規模改修を行い、施設の長寿命化と病院機能の維持を図ったところである。
全体総括
・患者数の減少に伴い医業収益が落ち込んでいる一方で、町民ニーズに即した地域医療を提供する役割を担うため、必要な人員配置などにより費用が増加しているが、診療報酬に係る加算取得等による収益確保と費用の適正化による経営改善に努めることとしている。・施設の経年劣化箇所の修繕を継続的に進めるほか、利用者の療養環境改善のための整備や機械備品等の更新を計画的に行っていく。