青森市:浪岡病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

青森市立浪岡病院は、浪岡地区で唯一、地域医療のための病床と救急機能を有する病院であり、地域住民の健康管理、疾病の治療や予防の基幹病院としての役割を担っている。また、浪岡地区の地域包括ケアシステムの中核としての役割を果たすため、平成30年5月より「在宅療養支援病院」として、訪問診療を開始したところである。
201220132014201520162017201820192020202170%75%80%85%90%95%100%経常収支比率
201220132014201520162017201820192020202145%50%55%60%65%70%75%80%85%医業収支比率
201220132014201520162017201820192020202120%40%60%80%100%120%140%160%180%200%220%240%260%280%300%累積欠損金比率
201220132014201520162017201820192020202110%15%20%25%30%35%40%45%50%55%60%病床利用率
20122013201420152016201720182019202020212,000円2,200円2,400円2,600円2,800円3,000円3,200円3,400円入院患者1人1日当たり収益
2012201320142015201620172018201920202021520円540円560円580円600円620円640円660円680円外来患者1人1日当たり収益
201220132014201520162017201820192020202175%80%85%90%95%100%105%110%115%120%125%130%職員給与費対医業収益比率
201220132014201520162017201820192020202112%13%14%15%16%17%18%19%20%材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

当院の診療状況は、常勤医師の異動等の影響もあり表④のとおり病床利用率が低水準で推移しており、平成30年度においても、精神神経科病床を9月末で廃止したこと等により、病床利用率が前年度に比べ9.3ポイント減少したところである。この結果、経営状況は表①のとおり経常収支比率が100%を下回り赤字となっており、表③のとおり累積欠損金比率は増加傾向にある。また、表⑤のとおり入院患者1人1日当たり収益は、単価の低い精神神経科病床を廃止した影響により類似病院の平均値を上回ったものの、表⑥のとおり外来患者1人1日当たり収益は類似病院の平均値を下回り、表⑦のとおり職員給与費対医業収益比率は類似病院の平均値を上回るなど、非常に厳しい経営状況となっている。
201220132014201520162017201820192020202110%20%30%40%50%60%70%80%有形固定資産減価償却率
201220132014201520162017201820192020202140%45%50%55%60%65%70%75%80%85%器械備品減価償却率
20122013201420152016201720182019202020211,000,000円2,000,000円3,000,000円4,000,000円5,000,000円6,000,000円7,000,000円8,000,000円1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

現在の一般病棟については、昭和45年9月に建設され、昭和58年5月の日本海中部地震で被害を受け災害復旧工事により補強したものの、水周りや空調設備をはじめ、施設全体の老朽化が著しい状況にある。このため、表①②のとおり有形固定資産全体及び器機備品の減価償却率は類似病院・全国とも平均値を上回り、③1床当たり有形固定資産は、平成30年9月末での精神神経科病床(109床)の廃止、一般病床についても92床から35床へのダウンサイジングにより、平均値を上回ったところである。なお、当院は、令和3年5月の新病院開院に向け、一般病床数35床の規模で建替事業を進めているところである。

全体総括

当院の経営状況は、患者数の減少等により赤字が続き、累積欠損金が増加している状況にある。このような状況を解消するため、平成29年度に策定した「青森市公立病院改革プラン2016-2020」及び「同プランの加速化に向けて」に基づき、一般病床35床での新病院建替事業や在宅療養支援病院として浪岡地区の在宅医療の充実に取り組むほか、収入増加・確保対策や経費削減・抑制対策などの取組を着実に進めるとともに、一般会計からの支援を受けつつ、早期の黒字化及び累積欠損金の解消により持続可能な病院経営を目指すこととしている。

類似団体【7】

稚内こまどり病院 国保病院 国保月形町立病院 上富良野町立病院 町立病院 国保町立和寒病院 下川病院 遠別町立国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 むかわ町鵡川厚生病院 門別国保病院 国保病院 新ひだか町立三石国民健康保険病院 広尾町国民健康保険病院 標津町国民健康保険標津病院 利尻島国保中央病院 浪岡病院 外ケ浜中央病院 町立大鰐病院 国保大間病院 大東病院 奥州市国民健康保険まごころ病院 国保沢内病院 国保種市病院 石巻市立牡鹿病院 気仙沼市立本吉病院 大崎市民病院岩出山分院 蔵王町国民健康保険蔵王病院 町立病院 宮下病院 ふたば医療センター 笠間市立病院 市民医療センタ- 君津中央病院大佐和分院 奥多摩病院 ゆきぐに大和病院 牧丘病院 上田市立産婦人科病院 国保東栄病院 信楽中央病院 国保京丹波町病院 京都市立京北病院 災害医療センター 浜坂病院 アイセンター病院 公立村岡病院 飯南町立飯南病院 津和野共存病院 隠岐島前病院 国立病院機構岡山市立金川病院 公立下蒲刈病院 北広島町豊平病院 周防大島町立橘病院 那賀町立上那賀病院 海南病院 国保梼原病院 国保大月病院 みどりの杜病院 宇城市民病院 国民健康保険 天草市立 新和病院 宮崎市立田野病院 日向市立東郷病院 椎葉村国民健康保険病院 西郷病院 市立坊津病院 町立病院 久米島病院