北海道：北見病院【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2019年度）

地域において担っている役割

オホーツク第三次医療圏で唯一、心臓血管外科手術を実施するなど、圏域における循環器・呼吸器疾患の高度・専門医療の中心的な役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率については、平成30年度から指定管理者制度を導入したことにより、管理運営コストの減少により上昇したが、令和元年度は入院患者等の減により医業収益が減少し、平成30年と比較し比率が悪化したが、全国平均よりも高い水準を維持している。②医業収支比率については、患者数の増加による医業収益の増加により、前年度に比べて上昇した。⑦職員給与費対医業収益比率については、平成28年度以降は同程度で推移していたが、令和元年度は職員給与費等の減少により下落した。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率については、有形固定資産減価償却率については、平成２７年度に病院新築に伴う固定資産の計上をしている。平成２８年度以降は経年により上昇した。②器械備品減価償却率については、平成２７年度に病院新築に伴う医療機器等の購入を行っている。平成２８年度以降は経年により上昇した。③１床あたり有形固定資産については、平成２７年度に病院新築に伴う医療機器等の購入により上昇しているが、平成２８年度以降は許可病床数が減少したことにより大きく減少した。

全体総括

指定管理者制度導入前と比較し、入院患者、外来患者数も増加しており、「１．経営の健全性・効率性」の指標である⑥外来患者１人１日当たり収益は前年度と比較してやや下落したが、②医業収支比率、④病床利用率及び⑤入院患者１人１日当たり収益は前年度と比較して、上昇傾向にあることから、指定管理者制度による運営を継続し、引き続き、経営の健全化・効率性について検証していく必要がある。

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