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地方財政ダッシュボード

沖縄県嘉手納町の財政状況(2016年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

平成28年度は対前年度0.02ポイント増の0.59となっており、沖縄県平均を0.23ポイント上回っている。今後も財政力強化を図るため、自主財源の確保に向けて課税客体の把握、徴収率の向上に努める。

経常収支比率の分析欄

歳入においては、地方税収入、国有提供施設等所在市町村助成交付金の増額があった。歳出においては、人件費や公債費が減少した一方で、物件費や補助費等の経費が増となったため、対前年度比0.9ポイント増となっている。沖縄県平均と比べると14.4ポイント、類似団体内平均と比べると15.2ポイントそれぞれ下回っている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

沖縄県平均及び類似団体平均と比較すると高い状況にあるが、前年と比較して物件費、人件費ともに減少しているため、人口1人当たり経費が1,826円の減となっている。今後も人件費の抑制と事務事業のさらなる見直し等を行い、経費削減に取り組む。

ラスパイレス指数の分析欄

対前年度比増減無しとなっているが、全国町村平均、類似団体平均と比較してそれぞれ0.8ポイント下回っている。今後も引き続き給与適正化に努める

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成27年度から職員数に動きは無く、沖縄県平均、類似団体内平均及び全国平均を上回っている状況にある。本町の特殊事情を鑑み、今後も事務事業の見直しを行うとともに適正な定員管理に取り組む。

実質公債費比率の分析欄

平成26年度において償還が完了した起債が多く、また平成28年度も新規発行の抑制を図ったため、類似団体平均及び沖縄県平均値を大きく下回っており、公債費率は対前年度比0.7ポイント減の0.0%となっている。

将来負担比率の分析欄

グラフが表記なしとなっているのは、充当可能財源等が将来負担額を上回っているためである。引き続き良好な財政運営に取り組む。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

平成28年度は対前年度1.1ポイント減の22.7%となっており、引き続き減少傾向にある。また、沖縄県平均を0.7ポイント、全国平均を1.0ポイント、それぞれ下回っている。今後も事務事業の見直しを行い、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

平成28年度は対前年度0.4ポイント増の17.2%となっており、沖縄県平均、全国平均を上回っている状況である。引き続き、委託料等も含め物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

平成28年度は前年度比0.1ポイント減の4.5%となっており、沖縄県平均、類似団体内平均及び全国平均を下回っている。

その他の分析欄

平成28年度は前年度から1.0ポイントの増の8.2となっているが、引き続き沖縄県平均及び全国平均を下回っている。今後も適正な財政運営に取り組む。

補助費等の分析欄

平成28年度は対前年度0.9ポイント増の13.9%となっており、沖縄県平均及び全国平均を上回っている状況であるが、増加の要因には、臨時的経費も多く含まれている。今後もより一層の経常経費の抑制に努める。

公債費の分析欄

平成28年度は対前年度比0.2ポイント減の5.8%となっており、前年度と同様に沖縄県平均、全国平均を下回っている。今後も老朽化施設の建替え等建設事業の増加が想定されるが、引き続き新規事業に係る地方債発行の抑制及び繰上償還等の検討による償還計画の再考に取り組む。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率においては、沖縄県平均及び全国平均を下回っている。今後も物件費の削減を中心に、更なる経費削減に取り組む。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

民生費に係るコストが増となった主な要因は、児童福祉費に係る補助費等の増によるものである。内容としては施設整備交付金や、認可保育所の運営費係る補助金である。教育費に係るコストが増となった主な原因は、学校施設等(小学校、幼稚園園舎、学校給食共同調理場等)の老朽化に伴う、委託料及び工事請負費の増によるものである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

普通建設事業費が対前年度比16,876円の増となっている。その要因としては学校施設や公営住宅等の施設に係る工事費の増があげられるが、前年度と比較して新規整備事業は減となっており、そのほとんどは更新整備に係るものとなっている。今後数年間において、老朽化した施設に係る普通建設事業費が増となる見込みであるため、厳しい財政状況となることが予想されるが、引き続き経費節減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

地方税収入額(固定資産税)の増、軍用地値上がりに伴う提供共有財産収入額の増や土地売払収入額が増となったことが要因となり、実質収支額の標準財政規模比は前年度比較して大きく増となっている。今後も歳入における財源の確保、歳出における経常経費の抑制等を行い、財政の健全化に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

今年度も前年度同様に、本町ではすべての会計において、決算額が赤字になっていない状況である。今後も引き続き良好な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

平成26年度において償還が完了した債務が多く元利償還金が減少、また、可能な限り新規発行を抑制していることから実質公債費率の分子は減少している。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

前年度同様に、充当可能財源等が将来負担額を上回っている。地方債については、新規発行の抑制を行っているため、現在高は減少傾向にある。引き続き新規事業に係る地方債発行の抑制及び繰上償還等の検討を行う等、良好な財政運営に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率については、財源充当可能財源等が将来負担額を上回っているため、表記無しとなっている。実質公債費比率については、類似団体として低くなっている。実質公債費比率が減少傾向となっている要因としては、平成26年度において償還完了となった起債が多いこと、また、地方債の新規発行を抑制していることが挙げられる。今後も、公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

財務書類に関する情報①(2016年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が期首時点から1,098百万円の増加(+2%)となった。金額の変動が大きいものは事業用資産であり、事業用資産は、屋良幼稚園園舎建設事業、学校給食共同調理上建設事業等の実施により、資産の取得額が、減価償却による資産の減少を上回ったこと等から増加している。資産総額のうち、有形固定資産の割合が約80%となっており、これらの資産は将来の(維持管理・更新等の)支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設等の適正管理に努める。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は7,390百万円となった。そのうち、人件費等の業務費用は4,419百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は2,971百万円であり、業務費用の方が移転費用よりも多い。業務費用のなかで最も金額が大きいのは物件費(1,536百万円)で、経常費用の20.1%を占めている。物件費のうち委託料が増加傾向にあるため、事業の見直し等により経費の抑制に努める。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(7,593百万円)が純行政コスト(6,185百万円)を上回ったことから、本年度差額は1,409百万円となり、純資産残高は54,099百万となった。純資産増加の傾向を維持できるよう行政コストの抑制と同時に、今後も地方税の徴収業務の強化等により税収等の増加に努める。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は1,967百万円であったが、投資活動収支については、1,382百万円となった。業務活動収支は経常的な活動の結果であることから、毎年度プラスとなるよう努める。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、▲306百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から279百万円増加し、449百万円となった。地方債の償還は進んでおり、経常的な活動に係る経費は税収等の収入で賄えている状況である。

財務書類に関する情報②(2016年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額(歳入額対資産比率)は、類似団体平均を上回っているが、老朽化した施設も多くある。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、今後の取組として、近隣団体や類似団体の指標を参考に、公共施設等の集約化・複合化を進めるなどにより、施設保有量の適正化に取り組む。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

・純資産比率は、類似団体平均を上回っており、税収等の財源が純行政コストを上回ったことから純資産が増加している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、人件費の削減などにより、行政コストの削減に努める。・社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す)将来世代負担比率は、類似団体平均を下回っている。地方債発行について、将来世代への公平な負担という役割もあるため、純資産比率・将来世代負担比率ともに大きな変動のない運営を行っていく必要がある。今後も新規に発行する地方債の抑制を行い、将来世代の負担の減少に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは類似団体平均と同程度である。住民一人当たりの行政コストが高くなる大きな要因である、人件費の増加について、職員の新規採用の抑制や、直営施設について指定管理制度の導入を検討する等、行財政改革への取組みを通じて引続き削減に努める。物件費(委託費)についても事業の見直しを図り、今後の支出抑制に努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均を大きく下回っている状況にある。地方債の新規発行については引続き抑制し、繰上償還を行うなど、地方債残高の縮小に努める。基礎的財政収支について、施設整備に応じて毎年度収支に差がでるものの、中長期的な収支がマイナスとならないよ努める。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体平均を上回っている状況にある。その要因としては、類似団体と比較して多くの公営住宅を有しており、総額として公営住宅の使用料が多いことや土地の貸付による財産収入が増加していることが挙げられる。受益者負担分も収入減の一つとして捉え、過剰とならない適切な料金設定を行う。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,