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地方財政ダッシュボード

佐賀県太良町の財政状況(2014年度)

🏠太良町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を大きく上回る高齢化率に加え、長引く景気低迷による町税の減収等により、0.22と類似団体の平均を下回っている。物件費、補助費等の削減と行財政改革プランに沿った施策の重点化に努めるとともに、町税の徴収強化、使用料の見直し等歳入確保策を検討しながら、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

地方交付税の減少と物件費の増加により前年度より4.3ポイント悪化し、依然として89.8%と類似団体平均を上回っている。事務事業の見直しや給与の適正化による人件費の削減等行財政改革への取組みにより、義務的経費の削減を図りながら経常収支比率の改善に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度に比べ悪化したが、類似団体平均を大きく下回っている。今後においても、定員適正化計画に沿った職員数の管理や行政評価によるPDCAサイクルに基づく事務事業の点検・見直し等を推進し、更なる経費削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度より0.3ポイント上昇しているが、昨年に引き続き類似団体平均を下回っている。これは経験年数階層の配置分布の変動によるものであり、今後においても適正な給与水準の維持に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成21年度に策定した第3次定員適正化計画に基づき適正な定員管理に努めている。計画の最終目標(平成26年度)であった3人の削減を予定どおり達成した。

実質公債費比率の分析欄

前年度より1.4ポイント減少しており、依然として類似団体平均を下回っている。要因としては公債費の減少等が挙げられる。今後においても地方債発行額の抑制に努め、現行水準を維持するよう起債に頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体の中でも最も健全な状況である。要因としては、財政調整基金及び減債基金等の充当可能基金の保有が挙げられる。今後においては、過疎債の借入れによる公債費の増加も懸念されるため、新規事業の実施については慎重に検討し、公債費等義務的経費を削減し、財政の健全保持に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

前年度に比べ1.9ポイント上昇し、類似団体平均を上回った。行財政改革における定員適正化計画に沿った職員数の削減に努めており、引き続き適正な職員数及び給与水準の管理に努める。

物件費の分析欄

前年度に比べ1.8ポイント上昇し、依然として類似団体平均を上回っている。要因としては、施設の維持管理及び各種行政サービスの実施に係る経常経費が大きくなっているためであると考えられる。指定管理者制度の拡充、行政サービス等の実施内容を検証しながら経常経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

前年度に比べ0.3ポイント上昇し、依然として類似団体平均を上回っている。要因としては、公立保育所や公立幼稚園よりも私立保育園に通う乳幼児が多く、児童措置費(保育所運営費)に係る経費が他団体よりも多大になっているためであると考えられる。

その他の分析欄

前年度に比べ0.9ポイント上昇し、類似団体平均を上回っている。主な要因としては、国民健康保険事業会計への操出金の増加が考えられる。今後においては、繰出基準等内容を検証しながら経常経費の削減に努める。

補助費等の分析欄

前年度に比べ0.3ポイント改善したが、類似団体平均を上回っている。要因としては、各種団体(観光協会)への補助金の増加が考えられる。今後においては、支出内容の検証等を実施しながら経常経費の削減に努める。

公債費の分析欄

前年度に比べ0.3ポイント改善し、依然として類似団体平均を大きく下回っている。今後においても大型事業の整理・縮小、計画的な実施に努め、地方債発行額の抑制を図りながら、現行水準を上回らないよう努める。

公債費以外の分析欄

前年度に比べ4.6ポイント上昇し、類似団体平均を上回っている。要因としては、人件費を除くすべての区分で類似団体平均を上回っているためであると考えられる。今後においては、行政ニーズの把握に努めながら経常経費の削減を図っている。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

決算余剰金等の積立てにより財政調整基金は年々増加傾向となっており、前年度比5.82ポイントの増となっている。実質収支額については、財政運営の健全性を示す指標で、一般的には3~5%が望ましいとされており、24年度までは範囲内におさまっていたが、多額の不用額が生じたため範囲を超えている。今後は歳入歳出決算見込額の的確な把握に努めていく。実質単年度収支については、26年度歳入総額の減少により赤字となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

前年度同様、平成26年度もすべての会計において黒字決算となった。特に町立太良病院事業会計においては、一般会計からの操出しはあるものの年々黒字額が増加しており、経営努力のあとがうかがえる。今後においても引き続き全会計において黒字決算となるよう健全経営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

平成20年度をピークに公債費は減少傾向にあるため、実質公債費比率(分子)の数値も減少傾向にあり、平成26年度の実質公債費比率は、6.4%となっている。今後においては、過疎債の借入れによる公債費の増加も懸念されるため、新規地方債の発行については将来の負担額等を考慮し発行していく必要がある。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

いずれの年度も充当可能財源等が将来負担額を大きく上回っているため、将来負担比率は算出されなかった。充当可能財源等に係る充当可能基金の増加は、減債基金への積立てによるところが大きい。今後においても、後世への負担を少しでも軽減するよう、新規事業の実施については慎重に検討し、公債費等義務的経費を削減し、財政の健全保持に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,