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地方財政ダッシュボード

高知県四万十市の財政状況(2015年度)

🏠四万十市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(27年国勢調査34.4%)や、脆弱な産業基盤と長引く景気低迷などにより、市税収入が伸び悩んでおり、財政力指数は類似団体平均を下回っており、ほぼ横這いで推移している。平成27年度に「第2次行政改革大綱・推進計画」を策定し、自主財源の確保、負担の公平化や行政の効率化に取り組むことにより、財政の健全化に努めている。

経常収支比率の分析欄

平成27年度から「第2次行政改革大綱・推進計画」を策定し、事務・事業の見直しや行政の効率化などに努めているが、本年度は、普通交付税が182,184千円の増、地方消費税交付金が276,890千円の増など歳入経常一般財源が前年度比3.3%の増となり、経常経費充当一般財源は扶助費や公債費は減少したものの退職手当の増や特別会計への繰出金の増により、対前年比1.4%増となったが、歳入経常一般財源の増が大きかったことにより、比率は1.7ポイント減少した。その結果、本年度は、類似団体平均より0.3ポイント低い比率となった。今後も行政改革に継続的に取り組み、歳入の確保、歳出の抑制に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を上回っているのは、行政面積が広大で保育所数が多く、それら保育所と公民館や図書館などの施設運営を直営で行っていることによる人件費が要因となっており、保育所統廃合、公民館や図書館などの運営体制の見直しなどを進めていく必要がある。本年度は、定年退職者及び勧奨退職者の増などにより人件費が対前年度比1.3%の増、物件費では焼却炉解体撤去費用等の減や、緊急雇用創出臨時特例基金事業の減などにより対前年度比5.2%の減となるなど、前年度比1.6%の減少となっている。

ラスパイレス指数の分析欄

平成28年度に市民病院の経営支援に伴う職員の給与減額を実施したことにより、類似団体の平均を下回っている。ただし、前年度までは類似団体の平均を上回る状態が続いており、今後も引き続き、職務給の適正化、各種手当の見直しなど、給与水準の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成21年度までの「行政改革大綱・実施計画(行政改革プラン)」で、職員数の削減を図っているが、類似団体平均を上回っているのは、行政面積が広大で保育所数が多く、それら保育所と公民館などの施設運営を直営で行っているため、施設関係職員数が多いためである。今後は、新たな定数管理計画の策定や保育所の統廃合、公民館などの運営体制の見直しなどを進め職員数の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成15年度からの普通建設事業の大幅削減による地方債発行額の抑制などにより、改善してきているが、依然として類似団体平均を上回っている。また、平成19年度からの新庁舎建設、給食センター建設、西土佐総合支所庁舎建設など合併関連の大型施設整備や、南海トラフ地震に備えた防災関連施設の整備により公債費は増加傾向にある。財政の硬直化を招かないよう、普通建設事業の削減による地方債発行額の抑制、合併特例債や辺地・過疎対策事業債など交付税措置の有利な地方債の活用、繰上償還の実施など、適正化に努めている。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均を上回っているのは、平成12~14年度の大型施設整備(国体関連施設、学校給食施設、四万十いやしの里など)や南海トラフ地震に備えた防災関連施設の整備、合併特例債の活用、道の駅整備などによる地方債残高の増が主な理由である。選択と集中による普通建設事業の抑制や合併特例債、辺地・過疎対策事業債など交付税措置の有利な地方債の活用、繰上償還の実施など、公債費負担の適正化に努めている。本年度は、給食施設整備事業や小中学校屋内運動場改築事業、道の駅整備事業などの実施により、地方債残高は357,834千円増加している。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

本年度は、退職手当の増加などにより経常経費充当一般財源は18,021千円、0.6%増加したが、歳入経常一般財源が前年度より3.3%増加したことにより、対前年度比0.7ポイントの減少となっている。類似団体平均と比較して0.7ポイント下回ったが、類似団体と比較して、行政面積が広大で保育所数が多く、それら保育所と公民館や図書館などの施設関係職員数が多い状況に変わりはなく、保育所の統廃合、公民館・図書館運営の運営体制の見直しなどによる職員数の適正化と、給与水準の適正化を検討していく必要がある。

物件費の分析欄

類似団体平均を大きく下回るのは、直営での施設管理業務が多いことが要因と考えられる。本年度は、物件費に係る経常一般財源が増加(対前年度比4.6%増)しているが、比率算定の分母となる歳入経常一般財源も増加(対前年度比3.3%増)しており、前年度比で0.1ポイント増加している。今後も、行政改革に引続き取り組み、歳出の削減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を0.6ポイント上回っているが、前年度から0.4ポイント減少している。その要因としては、児童扶養手当、児童手当の減少や歳入経常経費充当一般財源の増加が主なものである。しかしながら、高齢化の進展による高齢者人口の増加や長引く景気低迷などによる生活保護受給者の増加など、今後も扶助費の増加が見込まれるため、資格審査等の適正化に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っているが、施設の老朽化による維持補修費や特別会計への繰出金は増加傾向にある。今後も、施設の計画的な修繕による長寿命化や、特別会計の経営健全化による繰出金の削減などに努める。

補助費等の分析欄

類似団体平均を上回っている要因としては、常備消防、ごみ処理、斎場などを一部事務組合で運営していることによるものが主なものである。本年度は、一部事務組合への負担金が増加(対前年比3.9%増)となり、全体では対前年度比5.3%の増となっているが、歳入経常一般財源も対前年度比3.3%増加しており、前年度比で0.2ポイント増加している。今後も、ごみ減量化の促進、一部事務組合運営の合理化に努めるとともに、各種補助金の見直しや廃止を検討する。

公債費の分析欄

類似団体平均を上回っているのは、平成12~14年度の大型施設整備や南海トラフ地震に備えた防災関連施設の整備、合併特例債の活用などが主な理由である。平成15年度から普通建設事業の大幅な削減による地方債発行の抑制に努めているが、新庁舎建設や西土佐総合支所庁舎建設など合併関連の大型施設整備による公債費の増加が予想される。今後も、普通建設事業の削減による地方債発行額の抑制、合併特例債や辺地・過疎対策事業債など交付税措置の有利な地方債の活用、繰上償還の実施など、適正化に努める。

公債費以外の分析欄

類似団体平均は下回っているが、公債費以外の経費のうち扶助費・補助費等については、類似団体平均を上回っているため、各分析欄に記した取り組みを推進して、一層の削減に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

民生費は右肩上がりに増加しており、障害者総合支援費や生活保護費など、扶助費の増加と連動している。労働費の減少は、緊急雇用創出臨時特例基金事業の終了に伴うものである。商工費の増加は、消費喚起としてプレミアム付き商品券を発行するなど地域住民生活等緊急支援事業を実施したことや、道の駅整備事業の増加などによるものが主な理由である。消防費は西土佐消防署庁舎本体工事の完成や、津波避難タワーや津波避難路など、東日本大震災から喫緊の課題として取り組んできた防災対策事業が一定落ち着いてきたことなどにより、減少している。教育費は小中学校の屋内運動場改築事業の増加などにより、前年度から増加している。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

全体を見てみると、失業対策費は類似団体同様ゼロ、投資及び出資金、貸付金、積立金、前年度繰上充用額は類似団体平均を下回っており、それ以外は類似団体平均を上回っている。理由については財政比較分析表で分析した通りであるが、平成27年度に策定した「第2次行政改革大綱・推進計画」に基づき、事務・事業の見直しや行政の効率化に取り組み、財政の健全化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

前年度の実質単年度収支は338,443千円で、前々年度の実質単年度収支が市民病院への経営支援として500,000千円の貸付を行ったことにより-142,504千円と大幅な赤字となっていたことや、国の経済対策交付金の影響などにより、その差が大きく、大幅な黒字となっていた。そのため、本年度は、実質単年度収支は117,203千円と黒字ではあるが、前年度と比較すると221,240千円減少している。また、黒字の要因としては、基金の取り崩しを積極的に行ったことが主なものであり、今後の合併支援措置の縮減・廃止による歳入の減少とともに、退職手当、市民病院の経営支援、防災対策など、多額の財政負担が必要と見込まれるため、今後も一層の行財政健全化に努める必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

連結対象会計実質収支の合計の標準財政規模に対する比率は、7.44%の黒字となっている。連結対象の17会計のうち1会計、国民健康保険会計診療施設勘定が赤字である。ただし、当該会計を含め、ほとんどの特別会計、企業会計が一般会計からの繰出しに頼っている状況にある。今後も独立採算の原則を再認識し、料金改定や徴収強化、一層の経費削減など経営の健全化に努めていく必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

繰上償還を除く元利償還金は、対前年度比3.2%減少している。また、算入公債費等は、合併特例債や辺地・過疎対策事業債など交付税措置の有利な地方債の活用を図っているため対前年度比1.9%増加している。算入公債費等が増加し元利償還金が減少しているため、実質公債費比率の分子が減少している。ただし、地方債残高は増加傾向にあるため、地方債発行額の抑制、合併特例債や辺地・過疎対策事業債など交付税措置の有利な地方債の活用、繰上償還の実施などにより一層の公債費負担の適正化に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、平成19年度からの「公債費負担適正化計画」に基づく地方債発行額の抑制などにより減少傾向にあったが、平成25年度から増加傾向にあり、本年度は道の駅建設事業、小中学校屋内運動場改築事業などの増加により対前年度比1.4%の増加となった。公営企業債等繰入見込額は、簡易水道事業会計、下水道事業会計に対するものが増加しているが、水道事業会計、病院事業会計に対するものが減少しており、全体では対前年度比0.5%減少している。組合等負担等見込額は、幡多広域市町村圏事務組合や幡多中央消防組合の起債現在高の減少などにより対前年度比23.6%減少している。退職手当負担見込額は、平成21年度までの「行政改革大綱・実施計画(行政改革プラン)」よる職員数削減や、団塊の世代の大量退職に伴う新陳代謝、退職手当支給率の改正などにより減少傾向である。充当可能基金は、財源不足を補うために一定の取り崩しはあるものの、歳計剰余金の積立が大きく、対前年度比11.8%増となっている。基準財政需要額算入見込額は、合併特例債や辺地・過疎対策事業債など交付税措置の有利な地方債を活用しているが、事業費補正算入分の減少が大きく、前年度比1.7%減少している。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は前年度から8.2ポイント減、実質公債費比率は前年度から1.0ポイント減となっており、両指標とも減少傾向にあるものの、合併特例事業や南海トラフ地震対策関連事業を実施したことなどにより、市債の償還額が増加する見込みであることから、実質公債費比率に留意するとともに、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。また、類似団体内平均値と比較して両指標とも上回っており、普通建設事業費を抑制し、地方債発行額を抑制するなど将来負担の減少に努める必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,