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地方財政ダッシュボード

高知県須崎市の財政状況(2013年度)

🏠須崎市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

市町村民税は全税目で増収となっており、特に法人市民税が1割以上増加している。また昨年度に大きく落ち込んだ固定資産税についても家屋及び償却資産が増額となっており下げ止まりをみせている。しかし、地方交付税と臨時財政対策債が合わせて、53,000千円ほどの減額となっており経常一般財源で見た場合では相変わらず厳しい状況であり、財政力指数は0.37と類似団体平均を下回っている。税負担の公平化と同時に自主財源の確保のため「須崎市市税等滞納整理本部」などの積極的な取り組みにより徴収率の向上を目指す。

経常収支比率の分析欄

新規起債の発行抑制や補償金免除繰上償還制度の活用(平成19年度から平成21年度)等により市債残高は減少している。また平成24年度の繰上償還104,000千円に引き続き平成25年度も423,200千円繰上償還を行い公債費に関して数値は順調に改善しており本年度の経常収支比率は改善した。しかし、社会保障費の増加などで扶助費が伸びていることや、人口減少に起因する交付税の減額など経常一般財源の増加が望めない状況では、今後も厳しい状況は続くと考えられる。平成26年度に13人、平成27年度に14人の定年退職がひかえており、また、平成25年度から勧奨退職も実施しているため、依然として厳しい財政運営を強いられる状況であり、より一層数値改善にむけた取り組みが必要である。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

数次にわたる行政改革大綱や集中改革プランに基づき、定年退職者の不補充などによる人件費削減など徹底した歳出削減に努めた結果、人口一人当たりの決算額は類似団体と比較して低くなっている。しかし、人口の減少や、退職者数の増加による退職金の増加も予想されており、物件費等の事業の見直しを含め歳出の抑制に引き続き取り組んでいく。

ラスパイレス指数の分析欄

全国市平均よりは低くなっているが、類似団体平均より高くなっている。乖離幅は縮小傾向にあり、今後も給与の適正化に取り組んでいく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

行政改革大綱による目標設定を上回る職員数の削減となっているが、人口の減少もあり類似団体平均を上回る結果となった。今後は、行政改革大綱の計画数値を基本に行政需要に即して効果的な職員配置が可能となるよう弾力的な運用管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

起債の発行額に基準(臨時財政対策債と災害復旧事業を除いた年間の起債発行額と元金償還額の差額5億円以上)を設けたことにより、数値は改善しているものの、類似団体平均に比べると依然高い水準で推移しており、引き続き行政改革大綱で地方債の発行額に基準を設定し、協議団体の目安である18%未満を目標に取り組みを進める。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均を大きく上回っている主な要因としては過去に行ってきた重要懸案事業推進のため発行した起債の残高が多額であることがあげられる。今後は、普通交付税の増額等による標準財政規模の増加が見込めない状況のなかで、限られた財源を活用し、起債の繰上償還を行うなど公債費等の義務的経費の削減を行い、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

職員数が増加し、手当等も増加傾向にあることから、行政改革大綱を中心に、事務量に見合った適正な人員管理に努める必要がある。

物件費の分析欄

業務のアウトソーシングや近隣市町との住民情報システムの共同利用化による業務の効率化など事務的経費等の削減に取り組んでおり、物件費の経常収支比率は類似団体と比較すると大幅に低くなっている。

扶助費の分析欄

生活保護費や障害福祉サービス給付費が増加し、類似団体平均を上回る傾向にある。生活保護費については、資格審査の適正化やレセプト点検実施などにより、適正給付に努め扶助費の抑制を図る。

その他の分析欄

国民健康保険特別会計・介護保険特別会計・後期高齢者医療特別会計・下水道事業特別会計・巡航船事業特別会計において繰出金が減少したため前年度を下回ることとなった。

補助費等の分析欄

類似団体平均及び全国平均を大きく上回っている要因としては、ごみ処理施設や斎場運営を一部事務組合にて実施しており、起債償還の負担金が多額であることが考えられる。しかし、償還の終了が近づいているものもあり、数年は減少傾向となることも予想されるが、依然高い水準であるので、任意の補助金等についても、より一層精査し、数値の抑制に努める。

公債費の分析欄

新規起債の発行の抑制や補償金免除繰上償還制度の活用(平成19~21年度)等により、市債残高は徐々に減少しており、公債費の経常収支比率は改善傾向にあった。しかし、補償金免除繰上償還の財源として発行した借換債の元金の償還が始まり、経常収支比率に占める公債費の割合は高止まりを続けている。今後も起債の新規発行額の抑制を行うとともに繰上償還を行うことにより公債費の圧縮を行い、経常収支比率の改善に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率については、類似団体平均、全国平均ともに下回っている。今後は、この比率の維持しつつ、公債費に係る経常収支比率を改善させることで経常収支比率全体の数値を類似団体平均に近づけるよう努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

数次にわたる行政改革大綱により、徹底した歳出削減に取り組んだ結果、財政調整基金の繰入を回避しつつ、減債基金を活用して公債費の繰上償還をH24の104,000千円に引き続き423,200千円行った。その結果、実質単年度収支は標準財政規模比においてH24から大きく改善した。今後とも市税確保による歳入増、事務の効率化、繰上償還による公債費の圧縮により歳出を削減させ、財政調整基金残高を全国市平均まであげるよう努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

平成22年度から住宅新築資金等貸付事業特別会計で貸付金収入の収納率が低下して赤字決算となり、平成29年度まで赤字決算の見込み。今後は、競売、徴収強化等により歳入確保に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

補償金免除の繰上償還や市債の発行基準を設けた結果、地方債現在高は大幅に減少し、元利償還金も減少傾向にある。算入公債費についても交付税算入のある起債の発行に重点をおいており今後も交付税算入のない起債の発行の抑制に努める。人口減少等により普通交付税の増額は見込めず、標準財政規模も減少していくことが考えられるため、実質公債費比率の改善には、分子の数値を減少させていく必要があり、繰上償還を行い公債費の圧縮に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

地方債発行に基準(臨時財政対策債と災害復旧事業を除いた年間の起債発行額と元金償還額の差額5億円以上)を設けた結果、地方債現在高は大幅に減少した。また、本年度は昨年度に引き続き423,200千円公債費を繰上償還するなどし、着実に数値が改善している。しかし、下水道施設の施設改修等に多大な費用を要しており、公営企業債繰入見込額は依然として高止まりしている。組合等負担等見込額においては、減少傾向であるが、し尿処理施設の建替(平成27年度~)を控え、増額に転じる恐れがある。今後も、地方債の発行に基準を設け、さらに起債の繰上償還をおこなうことで地方債現在高を削減させ、将来負担比率の数値の改善に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,