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地方財政ダッシュボード

大阪府泉南市の財政状況(2013年度)

🏠泉南市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

空港関連企業により類似団体平均を上回る税収があるため、0.74となっているが、近年は下降傾向にある。今後とも定員管理・給与の適正化の実施、投資的経費を抑制する等、歳出を必要最小限に抑えるとともに、地方税の徴収強化等の取り組みにより歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

障害福祉・生活保護・児童福祉などの扶助費の増額、公債費の増額、繰出金の増額などにより経常経費充当一般財源が大幅に増加したため、前年度から2.3ポイント悪化している。今後とも、事務事業の見直しを進めるとともに、事務事業の優先度の低い事業について計画的に廃止・縮小を進め、経常収支比率の改善に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

物件費については、平成25年度もほぼ同水準で推移しているが、人件費については、消防の広域化等による職員数の削減で職員給が大幅な減額となったこと、退職者数の減少により退職金が減額となったことなどにより、大幅な減額となっている。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の給与減額措置が終了したことにより、7.7ポイント減少している。また、全国市平均と比較しても低い水準となっている。今後も更なる給与制度の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

早期退職制度の活用、技能労務職の退職不補充、必要最小の新規採用など計画的な定員管理を行った。結果として0.03人増加している。今後も引き続き、適切な定員管理のもと、効果的・効率的な行政運営に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成25年度から第三セクター等改革推進債の償還を開始したことにより元利償還金が増加したため、前年度より0.3ポイント悪化している。公債費の高止まり傾向は、今後も続くことが予想されるため、地方債の発行にあたっては、十分な検討を行い、実質公債費比率の改善に向け取り組んでいく。

将来負担比率の分析欄

前年度の余剰金を財源とした基金への積立を行ったこと等により充当可能基金が増加したため、前年度より6.6ポイント改善している。しかしながら、類似団体平均を大きく上回っており、今後も後世への負担を軽減するよう財政健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

人件費にかかる経常収支比率は、消防広域組合設立による消防職員の退職に伴う職員給の減額、退職者数の減少による退職金の減額などにより、5.8ポイントの大幅な改善となっている。今後も職員数の削減、適正な配置並びに給与の適正化に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、民間保育所にかかる委託料の減額等により0.3ポイント改善している。類似団体平均を下回っているが、内部管理経費等の見直しにより今後も更なる改善に努める必要がある。

扶助費の分析欄

扶助費にかかる経常収支比率は、障害者に対する扶助費や障害児通所給付事業に係る扶助費の増額などにより0.7ポイント悪化している。今後、扶助費が大幅に減少する可能性は低いため、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけ、歳入歳出全体の見直しにより必要な財源を捻出するよう努める。

その他の分析欄

その他にかかる経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、特別会計への繰出金が主な要因であり、繰出金については1.3ポイント悪化している。維持補修費については、前年度と同水準で推移しているが、今後も施設の維持補修費が増加することが予想されるため、計画的な改修の実施に努めなければならない。

補助費等の分析欄

補助費等にかかる経常収支比率は、泉南市土地開発公社解散に伴う同公社借入先金融機関への債務保証金、泉州南消防組合への負担金などにより、5.3ポイントの大幅な悪化となっている。今後も引き続き、一部事務組合の財政の健全化による負担金の縮減に努める。

公債費の分析欄

公債費にかかる経常収支比率は、第三セクター等改革推進債の償還開始により元利償還金が増額したため、前年度より1.3ポイントの悪化となっている。今後も引き続き、普通建設事業の計画的な実施に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外にかかる経常収支比率は、過去5年間のピーク時より改善はしているものの、年々悪化している傾向がある。今後とも、市税収入の増額や使用料・手数料における債権管理の適正化をすすめ、経常一般財源の増額に努めるとともに、人件費の削減や事務事業の見直しにより財政負担の軽減に努めなければならない。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

平成25年度実質収支は、約4億5,500万円で4年連続の黒字となった。前年度に引き続き黒字決算となった主な要因は、歳入面では市税等の増加により一般財源収入が増額となったこと、歳出面では職員給の削減等により人件費を削減したこと、投資的経費が減額となったことなどによるものである。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

国民健康保険事業会計においては、保険税について収納率はほぼ前年度なみだが、調定額の減少により税収が減となっているのに対し、保険給付費の伸びが大きかったこと、また国費の返還金が多かったため、単年度赤字となった。平成26年度から平成28年度にかけて保険税率の見直し等を実施することにより、安定的な国民健康保険事業運営を保つと共に累積赤字解消に努めていく。水道事業会計においては、収益的収支については、平成23年4月1日に約9%の料金改定を行ったことにより、収益が向上し、現金預金が増加した。一方、資本的収支については、国庫補助事業の進捗状況等により建設改良費は増加したが、企業債の発行等により収入が増えたことにより赤字額は前年度に比し減少した。これらにより、資金剰余金は前年度比で増加した。介護保険事業特別会計においては、歳出額が減少し大幅な黒字となったが、これは余剰金を次年度に繰り越して基金積み立てを行うことにしたことが要因であり、一時的なものである。市全体としては、赤字(資金不足)は発生しておらず、連結実質赤字比率は生じていない。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

特定財源の増加などにより算入公債費等が増加したものの、第三セクター等改革推進債の償還を開始したことにより元利償還金が増加したこと、公営企業債の元利償還金に対する繰入金が増加したことなどにより元利償還金等が大幅に増加したため、実質公債費比率の分子は大きくなっている。今後も地方債の発行については、元金償還額以下に抑制するとともに、既発行分についても利率の高いものは低いものに借り換える等により元利償還金の抑制に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

第三セクター等改革推進債の発行などにより一般会計等に係る地方債の現在高は増加したが、泉南市土地開発公社を解散したことにより債務負担行為に基づく支出予定額が減少したため、将来負担額は前年度とほぼ同水準となっているが、平成24年度の黒字分を基金に積立てたことによる充当可能基金の増加などにより充当可能財源等が増加し、分子は小さくなった。しかしながら、類似団体平均を大きく上回っているため、今後も後世への負担を軽減するよう財政健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,