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地方財政ダッシュボード

大阪府泉南市の財政状況(2011年度)

🏠泉南市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

空港関連企業により類似団体平均を上回る税収があるため、0.76となっているが、近年は下降傾向にあるため、今後とも歳出削減、定員管理・給与の適正化を実施するとともに、地方税の徴収強化等の取組みにより歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

項目ごとの前年度からの主な増減は、繰出金(13.7%)が0.7ポイント、人件費(30.2%)が0.4ポイントの増加、補助費等(6.3%)が0.3ポイント、公債費(19.1%)が0.2ポイント、物件費(10.3%)が0.2ポイントの減少であった。平成21年度まで100%前後で推移してきたが、22年度は90%台前半まで改善、23年度はほぼ同水準で推移した。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

職員給が職員数の削減や給与改定に伴い前年度より約1億100万円(3.2%)の減額、一般職の退職金が退職者数の減少により約3,000万円(4.7%)の減額となったことから、人口一人当たりの決算額においても、人口1人当たりの人件費73,153円についても、毎年度減少している。今後も職員の適正な配置、並びに給与制度の適正化に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の給与改定特例法による措置により今年度は8.2ポイント増加したが、類似団体平均や全国市平均と比較すると同程度の水準にある。また、国家公務員の給与改定特例法による措置がないとした場合の指数は97.4で、昨年度より0.2ポイントの増加であった。今後も更なる給与制度の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

早期退職制度の活用、並びに必要最少人員の新規採用を実施による計画的な職員数の削減を行った結果、昨年度から減少した。しかし、大阪府平均値よりも高い状況であるため、今後も引き続き、適切な定員管理のもと効率的な行政運営に努める。

実質公債費比率の分析欄

関西国際空港の建設を契機として、それまで遅れていた街路・下水道等の都市基盤を短期間に整備するため、地方債発行に頼り事業を積極的に推進した。その結果、後年度負担として多額の元利償還が発生し、依然とし高水準で推移しており財政運営が硬直化した状況にある。前年に引き続き、類似団体平均数値を下回っているが、今後も引き続き、普通建設事業の計画的な実施に努め、適正な市債の発行を行うことで、公債費等の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

本市の将来負担比率が類似団体を上回っている要因は、将来負担額のうち、土地開発公社に係る債務負担行為に基づく支出予定額が大きいことにある。今後も公債費等義務的経費の削減を進め、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

平成23年度の決算では38億7,900万円、経常収支比率30.2%に増加した。経常収支比率の割合は、全国・大阪府平均、類似団体内平均値との比較でも、依然として高い状況でにあるため、引き続き職員数の削減、適正な配置、並びに給与の適正化に努めなければならない。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、0.2ポイント改善している。類似団体を下回っているが、内部管理経費等の見直しにより今後も更なる改善に努めなければならない。

扶助費の分析欄

扶助費にかかる経常収支比率は、類似団体平均を上回りかつ上昇傾向にある。これは障害者自立支援給付費、生活保護費の経費が近年大幅に増加していること等が原因である。今後、扶助費が大幅に減少する可能性は低いが、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけ、歳入歳出全体の見直しにより必要な財源を捻出するよう努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率が類似団体を上回っているのは、特別会計への繰出金が主な要因である。平成19年度から平成23年度にかけて経常収支比率が1.8ポイント増加しており、今後も類似団体を上回る率で推移するものと見込まれる。

補助費等の分析欄

補助費に係る経常収支比率は、0.3ポイント改善している。近隣市と設立している清掃業務に係る一部事務組合の公債費減少に伴い、負担金が減額したためである。今後も引き続き一部事務組合の財政の健全化による負担金の削減に努める。

公債費の分析欄

近年、19%~20%台で推移しており、類似団体平均もほぼ同程度の水準となっている。今後も引き続き、普通建設事業の計画的な実施に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は、過去5年間の推移において79.0%から72.9%へと6.1ポイント改善しているが、依然として類似団体を上回る状態である。今後も引き続き公債費の抑制とともに、その他の経費についてもコスト削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

一般会計等においては、平成23年実質収支は8億2,797万円の黒字で、実質収支額では昨年度から2.44ポイント改善した。前年度に引き続き黒字決算となった主な原因は、歳入面では市税等の減少により、一般財源収入が減収となったものの、歳出面では職員給の削減等により人件費を縮減したこと、投資的経費が減額となったことなどにより歳入の減収を上回る減額となったためである。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

国民健康保険事業会計においては、保険税収納率の向上等から単年度では若干の黒字決算となり、概ね健全な運営状態といえるが、保険税率の見直しや、一般会計からの繰入等を実施することにより、安定的な国民健康保険事業運営を保つと共に累積赤字解消に努めていく。水道事業会計においては、収益的収支については、平成23年4月1日に約9%の料金改定を行ったことにより、大幅に収益が向上し、現金預金が増加した。一方、資本的収支については、国庫補助事業の進捗状況等により建設改良費は増加したが、企業債の発行、国庫補助事業の増額等により収入が増えたことにより赤字額は前年度に比し減少した。これらにより、資金剰余金は大幅に増加した。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

将来に負担を残すこととなる地方債の新規発行については、元金償還額以下に抑制することで、類似団体平均を下回っている。今後も上記方針に従い抑制に努めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

平成23年度における将来負担比率は166.1%となり、前年度(177.8%)に比較して、11.7ポイントの改善となった。主な改善要因は「債務負担行為に基づく支出予定額」が754百万円減少、「充当可能基金」が780百万円増加したことによるものである。今後も公債費等義務的経費の削減を進め、財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,