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地方財政ダッシュボード

岩手県一関市の財政状況(2013年度)

🏠一関市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

平成17年9月20日及び平成23年9月26日合併により、財政基盤の強化が図られたところであるが、景気の低迷や、人口減少(前年比1,588人減-1.26%)、高齢化の進行(高齢化率31.68%)により財政基盤が脆弱化してきているため、行政の効率化に努め、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

歳入のうち経常一般財源収入が454,372千円の大幅な減額となったことから、経常収支比率は、対前年比0.9ポイント増となったが、人件費の削減や、内部管理経費の削減等、行財政改革への取組を、義務的経費の削減に努めた。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成17年度の市町村合併以後、継続的に進めてきた人員削減等による人件費の減、また、物件費は大型事業実施に伴う備品購入費等の増の要因があったが、震災等緊急雇用対応事業が減少となったことから賃金・委託料が減となり、対前年比10,167円のマイナスとなった。

ラスパイレス指数の分析欄

市町村合併により、類似団体平均を下回っている状況である。「定員適正化計画」に基づき、計画的な職員の確保に配慮しつつ、退職者と採用者との調整、事務事業の見直し、組織、機構の簡素合理化、民間委託活用の推進等により、平成23年度から27年度までの5年間で職員数を8.8%(137人)削減することに努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

市町村合併による職員構成の変動等の影響により、類似団体の中では、平均を上回っている状況である。引き続き、国、県、他市等の状況をみながら、より一層の給与の適正化を推進し、財政状況に配慮しながら、適正な給与水準となるよう努める。

実質公債費比率の分析欄

後年度の財政負担を軽減させるため、公債費の繰上償還など後年度負担金軽減の取組みとして実施している市債等の繰上償還は、19~25年度の7年間で負担軽減額10.8億円となっている。今後も、機会を捉えて公債費残高の減少に努めるとともに、新規発行についても、世代間の負担の公平化等を勘案しながら、適切に対応していく。

将来負担比率の分析欄

大型事業の実施により地方債現在高が対前年比3.8%増加したが、歳計剰余金を後年度償還のため、減債基金に積立するなど、公債費等の義務的経費の削減に努め、財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

市町村合併により、類似団体平均を上回っている状況である。「定員適正化計画」に基づき、計画的な職員の確保に配慮しつつ、退職者と採用者との調整、事務事業の見直し、組織、機構の簡素合理化、民間委託活用の推進等により、平成23年度から27年度までの5年間で職員数を8.8%(137人)削減することに努める。

物件費の分析欄

施設管理経費の縮減など、内部管理経費の削減により、物件費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っているものの、保育所等管理運営費や医療給付費等が増加の傾向にあり、今後の動向を注視する必要がある。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は繰出金がより増加傾向にあるものの、貸付金が減少傾向にあるため、類似団体平均を下回っている。

補助費等の分析欄

各種団体の運営費補助金の5%カットなど、経費の削減を行っているが、補助費に係る経常収支比率は類似団体平均を上回っている。

公債費の分析欄

合併により地方債を引き継いだことにより地方債現在高が上昇したほか、合併後の市域が広大で投資に経費を要するため、地方債の元利償還金が膨らんでおり、公債費に係る経常収支比率が類似団体平均を4.3ポイント上回っている。

公債費以外の分析欄

人件費・補助費が類似団体平均を上回っている状況にあるが、今後も引き続き、人件費の削減や、運営費補助金の5%カット・物件費等の内部管理経費の縮減に努め、財政の健全化を図っていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

人件費、公債費等の義務的経費の削減による歳出の縮減に取り組んだが、大型事業を実施したことにより財政調整基金残高は減少し、標準財政規模に占める割合が増加した。平成25年度末には5.63%(23.5億円)となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

平成25年度は全ての会計で赤字比率はなかった。しかしながら、一般会計においては、今後、合併算定替の終了による普通交付税の減少などにより、一般財源の確保が厳しい状況となる見通しであること、また、それに伴い財政調整基金の取崩し等による財政運営を余議なくされる見込みであること等から、税収の徴収率向上による歳入確保や、義務的経費の削減等に取り組み、財政基盤の強化を図る。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

実質公債費比率は、14.7%(3か年平均)で、平成24年度に比べ0.6ポイント減少した。主な要因は、繰上償還の実施により、元利償還金を減少させたことによるものである。今後も、繰上償還や、過疎債など有利な起債の発行による算入公債費の増等により分子を減少させるなど、比率の減少に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

将来負担比率は127.2%で、平成24年度に比べ4.9ポイント減少した。主な要因は、繰上償還の実施により、元利償還金を減少させたことによるものである。今後も公債費等義務的経費の削減など行財政改革を進め、財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,