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地方財政ダッシュボード

北海道厚岸町の財政状況(2015年度)

🏠厚岸町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

基準財政収入額は、固定資産税において評価替え等による減があったが、漁業及び水産加工業における法人町民税の増や地方消費税交付金等の交付額増により、前年度比6.1%の増となった。一方、基準財政需要額は、単位費用が減となった影響があったものの、人口減少等特別対策事業費の新設等による増があり、前年度比2.7%の増となった。その結果、財政力指数は0.21ポイントと前年度から増減は無く、依然として類似団体平均値を下回っている。

経常収支比率の分析欄

地方債の償還完了等による元利償還金の減や人件費の減などにより経常経費充当一般財源が前年度比2.6%の減となった。また、臨時財政対策債は減となったものの、普通交付税や地方税などの経常一般財源の増により前年度比3.3%の増となった。その結果、経常収支比率は前年度比で4.6ポイント下がり、ほぼ類似団体平均値と同水準となっている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは保育所等の外部施設が多いためであり、人件費は前年度から大きな増減は無い。しかし、物件費と維持管理費は前年度比4.1%減となったことで、人口1人当たり人件費・物件費等は前年度比で762円の減となったが、依然として類似団体平均を上回っているため、引き続き定員管理計画によるコスト削減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

今年度の指数は前年度から0.7ポイント減の97.0となったが、類似団体平均と比較すると、0.9ポイント上回っている。前年度からの変動は、人事院勧告による給与改定等が要因となっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成16年4月1日から平成21年4月1日までに実施した第3次定員適正化計画では1割以上の削減(44名)を目標に取組みを進めた結果、計画を上回る52名の削減を達成したところである。しかし、保育所等の外部施設が多いため、依然として類似団体平均を上回っている。

実質公債費比率の分析欄

平成14年度から実施している厚岸町財政運営基本方針により投資事業を抑制してきたことから、元利償還金の増加が抑えられ、平成16年度をピークに減少し、類似団体平均をやや下回って推移してきたが、平成24年度からは大型公共施設の整備事業により類似団体平均を上回っているなお、真龍小学校改築事業など一部の大型事業が前年度で償還完了したことにより、実質公債費比率は前年度比0.8ポイントの減となっている。今後も大型投資事業の適切な取捨選択等により新規発行額の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

平成23年度に134.2であった指数は平成27年度までに47.0%減の71.1となり、確実に改善が図られているが、類似団体平均には及ばない状況である。今後も、次世代の償還負担が多くならないよう、交付税算入率の低い起債の発行抑制をはじめ、新規発行額を元金償還額以下とすることを原則として、引き続き地方債残高の減額に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は27.7%となっており、類似団体平均と比較して依然として高い水準にある。これは、民生部門(保育所、児童館)、農林水産部門(町営牧場、きのこ菌床センター、カキ種苗センター)、教育部門(海事記念館、情報館、温水プール)において外部施設が多いことが要因となっている。今後も、人口減少に対応した定員管理を進める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率については、これまで類似団体平均を上回っていたが、今年度は類似団体平均を0.8ポイント下回っている。今後も、引き続き日常業務において環境負荷軽減を前提とした一層の行政運営コスト削減に取り組む。

扶助費の分析欄

国の補助事業である社会保障関連の扶助費のほか、単独事業の扶助費についても増加しているが、扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して低い水準である。しかし、他会計繰出金は簡易水道事業特別会計及び介護老人保健施設事業特別会計を除く全ての特別会計が一般会計の繰出金によって収支を保っており、繰出金の増加は一般会計の収支悪化に直結するため、特別会計においても基本財源の確保に努めることにより一般会計の繰出金の抑制を図る。

補助費等の分析欄

補助費に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、釧路東部消防組合への負担金や社会福祉協議会への補助金があるほか、病院事業会計への補助金が多額となっているためである。今後は、病院事業会計の経営効率化を図るための収益確保と、効率的な費用削減を継続実施し、一般会計からの繰出金の抑制を図る。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、過去の大型建設事業に伴う償還金が減少していることや、厚岸町財政運営基本方針に基づいた投資事業の抑制により、類似団体平均をやや下回っている。今後は、大型投資事業の適切な取捨選択等による町債発行の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

普通建設事業に係る充当一般財源等の割合は、類似団体平均を上回っている。今後も引き続き、効率的かつ重点的な社会資本整備の推進に努め、継続実施の投資事業の縮減、維持補修費を除く新規単独事業の取捨選択の徹底とともに、町債発行の抑制を図る。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

・土木費は住民一人当たり143千円となっている。決算額で見ると、主に道路・橋梁整備に関する事業及び下水道事業特別会計への繰出金の占める割合が大きく、中でも道路整備事業に係る事業費の増減が年度間の指数の増減に影響している。・衛生費は住民一人当たり99千円となっている。決算額で見ると、主に病院事業会計への繰出金及びごみ処理、し尿処理等に係る経費が占める割合が大きい。なお、平成23年度からは概ね横ばいで推移しているが、平成26年度は水道事業会計における配水池改築事業に対する一般会計出資金が含まれているために増減が出ている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

・歳出決算総額は、住民一人当たり878千円となっている。・主な構成項目である人件費は、住民一人当たり166千円となっており、平成23年度から比較すると4.7%増加しており、類似団体平均と比べて高い水準にある。これは、民生部門(保育所、児童館)、農林水産部門(町営牧場、きのこ菌床センター、カキ種苗センター)、教育部門(海事記念館、情報館、温水プール)において外部施設が多いことが要因となっている。・維持補修費は、除排雪経費が前年度よりも減少したこと等の要因により、住民一人当たりのコストは前年度比27.3%減の21千円となっているが、依然として類似団体平均を上回っている。今後も適切な除排雪経費の財源確保に努めるとともに、公共施設等総合管理計画に基づき公共施設等の計画的な維持管理を図る。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

標準財政規模は前年度比116百万円の増となっている。一方、財政調整基金については、決算剰余金を中心に積み立てるとともに、最低水準の取り崩しに努めており、今年度の残高が前年度比189百万円の増となったことにより、標準財政規模比は前年度比3.32ポイントの増となっている。また、実質収支額は前年度比68百万円の増であり、標準財政規模比は1.12ポイントの増となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

標準財政規模は前年度比116百万円の増となっている。一般会計は、実質収支額が前年度比約69百万円の増であったため、標準財政規模比は9.10%で前年度比1.12ポイント増。水道事業会計は、資金余剰額が前年度比約4百万円の減であったため、標準財政規模比は3.93%で前年度比0.1ポイント減。介護保険特別会計は、実質収支額が前年度比約8百万円の減であったため、標準財政規模比は0.45%で前年度比0.15ポイント減。病院事業会計は、資金余剰額が前年度比約2百万円の増であったため、標準財政規模比は0.39%で前年度比0.03ポイント増。介護老人保健施設事業特別会計は、実質収支額が前年度比約4百万円の増であったため、標準財政規模比は0.32%で前年度比0.07ポイント増。簡易水道事業特別会計は、実質収支額が前年度比約3百万円の増であったため、標準財政規模比は0.11%で前年度比0.05ポイント増。後期高齢者医療特別会計は、実質収支額が前年度比約1百万円の増であったため、標準財政規模比は0.01%で前年度比0.01ポイント増。国民健康保険特別会計は、実質収支額の増減が無く、標準財政規模比の増減も無かった。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

元利償還金については、主に真龍小学校改築事業の償還完了により、前年度比で63百万円の減となった。また、算入公債費等については、主に普通交付税基準財政需要額に算入された公債費の増によって前年度比で21百万円の増となったことで、実質公債費比率の分子は497百万円となり、前年度比71百万円の減額となっている。今後も、引き続き大型公共事業の取捨選択を徹底するとともに、町債の新規発行の抑制を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

将来負担額は、一般会計等に係る地方債の現在高で、道路事業に係る過疎対策事業債や公営住宅建設事業債等の償還完了により地方債の現在高が前年度比363百万円の減となったほか、公営企業債等繰入見込額が前年度比83百万円の減、退職手当負担見込額が前年度比121百万円の減となった。一方、充当可能財源等については、充当可能特定歳入が前年度比で171百万円の減、基準財政需要額算入見込額についても下水道費、小学校費、保健衛生費等で前年度比127百万円の減であったが、充当可能基金の増があったため、前年度比7百万円の増となった。今後も、引き続き地方債における新規発行を元金償還額以下とすることを原則とし、縁故債の繰上償還を行うなど、地方債残高の減少に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率及び実質公債費比率共に類似団体と比較して高い水準で推移している。これは、平成14年度から実施している厚岸町財政運営基本方針により投資事業を抑制してきたことで元利償還金の増加が抑えられ、平成16年度をピークに減少傾向となっていたが、平成24年度からの大型公共施設の整備事業により類似団体平均を上回ることとなった。なお、真龍小学校改築事業など一部の大型事業が前年度で償還完了したことにより、将来負担比率は前年度比13.7ポイントの減、実質公債費比率は前年度比0.8ポイントの減となっている。今後も大型投資事業の適切な取捨選択による新規発行額の抑制等により、後世への負担を少しでも軽減するよう財政の健全化を図る。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,