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地方財政ダッシュボード

北海道幌加内町の財政状況(2013年度)

🏠幌加内町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や景気の低迷等により、財政基盤が弱く類似団体平均を0.16下回っている。職員数の削減、人件費の削減(平成17から5年間で10%減)、その他経常的経費の削減(平成17から5年間で10%減)をすると共に、各種使用料の改定を実施し、税収増やその他自主財源の確保に努めている。

経常収支比率の分析欄

平成21年度(87.4%)をピークに本年は69.7%となり、類似団体平均を9.0%下回っている。平成19年度に公債費償還額がピークを向かえ、今後は減少傾向にある。平成21年度から計画的に縁故債の繰上償還を実施しており、比率の改善に努めている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

行政区域が南北63kmという広範囲であり、経常的経費は、人口に反比例し高くなっており、類似団体平均を大きく上回っている。幌加内町第3次行政改革実施計画(平成17~平成21)に基づき、退職者不補充や物件費削減により、経費抑制の効果は現れているものの、町民医療の維持確保のため町立診療所医師の採用(平成21)や町立幌加内高等学校の学校・寮維持運営費など特殊性が要因である。今後も幌加内町第4次行政改革実施計画(平成22~平成26)に基づき、人件費、物件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

人事院勧告に基づき、給与の適正化に努めている。平成18年度頃までは、95前後で推移していたが、指数算定上の年代階層の階層移動などにより、近年上昇傾向にあった。本年度は東日本大震災により国家公務員の給与が削減されたことにより、100を超えていたがその措置がなくなり、90台に戻った状況である。類似団体平均を上回っており、今後も幌加内町第4次行政改革実施計画(平成22~平成26)に取り組みにより一層給与体系の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員管理においては、任意で定員適正化計画を作成し、幌加内町第4次行政改革実施計画(平成22~平成26)と整合を図り、適正化に努めているが、行政区域が広範囲であること、町立幌加内高等学校を開設していることなど、特殊性が要因である。今後も計画的な定員管理の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成8年から8年間で約27億円の縁故債の繰上償還を実施したことにより、普通交付税算定に用いる公債費算入額と当該年度に支払う公債費償還額の差額の関係から直近比率が抑えられてきた。しかし、近年は前述差額が縮小し、比率が上昇傾向にあったことから、平成21年度から縁故債の繰上償還を再開し、比率の抑制に努めている。類似団体平均を上回ることが無いよう、より一層財政健全化に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は「なし」となり、類似団体平均を下回っている。早期から財政健全化のため、縁故債の繰上償還や財政調整基金・減債基金を中心とした基金への積み立て、建設事業費や地方債の発行抑制に取り組んだ結果である。今後も財政の健全化維持に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は、類似団体平均を(3.7%)下回っている。幌加内町第4次行政改革実施計画に基づき、退職者不補充など、人件費の抑制に努めている。今後も人件費に準ずる費用(賃金など)を含め、抑制に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均を1.3%下回っている。幌加内町第3次行政改革実施計画(集中改革プラン)(平成17~平成21)の取組などにより近年減少傾向にある。今後も幌加内町第4次行政改革実施計画(平成22~平成26)に基づき、計画的な公共施設の維持修繕やコンピューター関連経費のコスト低減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平を1.1%下回っており、近年横ばい傾向にある。本年度は子ども手当費の減により減少している。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、類似団体平均を1.3%下回っている。本年度は、昨年からほぼ横ばいで推移している。幌加内町第4次行政改革実施計画(平成22~平成26)に基づき、健全性確保に向けた経営基盤を確立し、繰出金の圧縮に努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均を2.1%上回っている。幌加内町第3次行政改革実施計画(集中改革プラン)に基づき、平成16年度より段階的に各種団体等に対する補助費等の削減(平成16→平成21:40%削減)を実施し、縮減に努めているが、政策的補助費等については、選択し維持している。本年度については、臨時的な経費が増加したため上昇している。また、近年は類似団体平均との比率差も縮小されてきており、今後も低減に努める。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、類似団体平均を3.7%下回っている。近年、公債費償還額は、減少傾向にあり類似団体平均との比率差も下回っている。平成21年度から縁故債の繰上償還を実施し、公債費に係る経常収支比率の低下に努めている。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均を5.3%下回っている。今後も各種経費の節減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

財政調整基金残高については、普通交付税の復元や行財政改革の結果、平成22年度に3億3千万円の予算積立を行ったことにより大幅に増加している。実質収支額については、昨年度は11千万円であったが、9千万円だったため下降した。実質単年度収支については、実質収支額の減額に伴い下降している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

今年度の連結実質赤字比率は、黒字のため発生していない。構成比としては、実質黒字比率4.66%のうち3.69%を一般会計が占めており、次いで、国民健康保険病院事業会計が0.84%となっている。他の会計については、国庫支出金等の翌年度会計での返還金による繰越額などによるものです。今後も赤字額が発生しないよう財政の健全性を維持する。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

今年度の実質公債費比率は、5.2%である。元利償還金は、平成19年度をピークに年々減少しており、同様に算入公債費等(後年度、普通交付税で財政措置される公債費)も徐々に連動して減少している。これは、算入公債費のある有利な起債借入を行っているためである。今後は、平成21年度から実施している縁故債繰上償還を計画的に行い、実質公債費比率の分子の減少に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

今年度の将来負担比率は、発生していない。公債費償還完了に伴う地方債残高の自然減及び平成21年度から実施している縁故債繰上償還に伴い、地方債残高が減少してきており、基準財政需要額算入見込額との差額も縮小している。また、地方交付税の復元や過疎債ソフト事業による基金積立金の増加も将来負担比率の改善に影響している。今後は、幌加内町国民健康保険病院の再編・建替えに伴う借入額の増加に備え、新規発行債の抑制や充当可能基金の増加に努め、財政健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,