地域において担っている役割
沖縄本島より西へ約100km、人口約8,000人の離島である久米島の基幹病院として診療を行っている。また救急病院として24時間365日、島民の安全安心を確保するため、医療体制を整えている。
経営の健全性・効率性について
・経常収支比率はほぼ100%以上となっており黒字を確保している。また医業収支比率は70%台であるが、平均値を超えていることから今後も維持していく。・病床利用率は増加傾向にあり平成28年度には70%となり今後も近い数字を維持できると考える。・入院及び外来患者の収益は、都内規模からすると大きな増加は見込めないため、現状を下回らないように努める。・職員給与及び材料費は平均を下回っている事から、今後もコスト削減に努めていく。
老朽化の状況について
平成12年に開院しており、大きな老朽化は見られない。ただ経年劣化による雨漏りや、室外機等は腐食があり、修繕や補修を毎年行っている。定期的なメンテナンスを行い寿命を延ばす必要がある。機器設備に関しては法廷耐用年数等を考慮、更新計画を基に整備している所である。
全体総括
平成24年度より指定管理者制度を導入し、医師をはじめとした医療従事者の確保や病院運営も健全にされている。今後も指定管理者と連携を図っていく考えである。施設全体の老朽化については、専門家の意見や類似の施設を参考に計画を立てる必要がある。