高知県・高知市病院企業団:高知医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

当院は、県立中央病院と市立市民病院を統合し、総合的かつ高度な診療機能を有する新たな基幹病院として設立されており、高度急性期医療を県民に提供する役割を担っている。また、自治体病院として、3次救急医療、周産期母子医療やへき地医療など、政策医療あるいは不採算医療の提供も担っている。

経営の健全性・効率性について

①依然、新入院患者数の減少等により経常収支比率が悪化している。入院患者の確保による入院収益確保に取り組む必要がある。④平均10日間程度の入院期間で治療した一方、新入院患者数が伸び悩んでいることから、病床利用率が悪化している。⑤重症患者に対し高度医療を行っているため、平均値を大幅に上回っている。⑦基本給や勤続年数の増加等による退職給与引当金繰入額の増などから給与費が若干増加した。職員配置の効率性を高めるなどの取組を要する。⑧抗がん剤等の高額薬剤を要する診療のため薬品費が増高している。薬品等の購入単価低減に向けた取組を行う。

老朽化の状況について

①開院から15年が経過しようとしており、施設の老朽化が進行している。今後は、経営状況を勘案し、施設の長寿命化を図るべく計画的な維持修繕に努める。②前年度に更新したCT等の償却が算入されたことにより若干増加した。

全体総括

新入院患者数の減少により医業収益が悪化し続けている。今後、診療報酬改定ににおいても急性期病院に係る報酬は厳しさを増すことが確実であり、収益の急激な回復が困難な状況であることから費用(主に給与費、材料費及び委託費)の縮減に取り組む必要がある。

類似団体【1】

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