飯田市営飯田駅駐車場
飯田市営本町駐車場
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飯田市営中央駐車場
飯田市立病院
簡易水道事業(法適用)
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公共下水道
上村しらびそ高原施設
農業集落排水施設
簡易水道事業(法適用)
飯田市営飯田駅西駐車場
小規模集合排水
2022年度
2021年度
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2012年度
2011年度
令和3年度の財政力指数は0.54となり、前年度から0.01%低下した。単年度でみると、令和元年度0.538、令和2年度0.565、令和3年度0.516であり、前年度比0.049ポイントの低下となった。これは、臨時経済対策費等の臨時的な費目の追加により、基準財政需要額が大きくなったことが主な要因である。全国、長野県及び類似団体の平均を上回っているものの、長野県内19市の平均(令和3年度0.56)を下回っており、引き続き財政基盤の強化に努めていく必要がある。
令和3年度の経常収支比率は86.3%となり、前年度対比で5.2%低下した。普通交付税の追加交付や地方消費税交付金の増額等により歳入経常一般財源総額が増となったことが主な要因である。今後も幼児教育や障がい者福祉の充実のための社会保障関係経費など、経常的経費の増が想定され、財政構造の硬直化の進行が懸念される。全国平均及び類似団体平均を下回っているものの、長野県平均及び長野県内19市の平均(85.2%)を上回っており、行財政改革の取組を継続的に実施し、健全な財政運営に努めていく必要がある。
令和3年度の人件費・物件費等は、退職者が少なかったことから退職手当が減となり、人件費は減となったものの、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種等にかかる費用が大幅増となったこと等により、物件費は増となり、前年度と比べ3.8%の増となった。令和3年度の額は、類似団体平均、全国平均及び長野県平均の全てを下回っているが、人口減少等の影響もあり、増加傾向となっている。今後も職員数の適正管理、行財政改革の取組、当初予算編成での精査などを通して、経常的経費の抑制に努めていく必要がある。
令和3年度のラスパイレス指数は、人事院勧告に準拠し見直しを行ったが、令和元年度から0.1ポイント減の96.8となった。類似団体及び全国市平均との比較では低い数値となっている。
令和3年度から運用している「飯田市行財政改革大綱(2021年度~2024年度)に基づく実行計画」の中で、職員数の総数管理を行っている。令和3年度の職員数は838人で、前年度から28人の増となった。人口1,000人当たりの職員数は7.33人となり0.09ポイントの増となったが、類似団体平均、全国平均、長野県平均を下回っている。今後も「飯田市行財政改革大綱(2021年度~2024年度)に基づく実行計画」に基づき、職員配置の適正化と職員の能力向上の推進を行っていく。
令和3年度の実質公債費比率は0.5%低下した。単年度数値の比較では0.3%低下している(令和2年度7.4%、令和3年度7.1%)。地方債の着実な償還により、一般会計の元利償還金や公営企業の地方債の償還に充てた繰入金(純元利償還金)が減になったことや、普通交付税の増により標準財政規模が拡大したことが、減少の主な要因である。全国及び長野県の平均を上回っているが、一般会計、企業会計ともに地方債残高は減少しており、今後も計画的な地方債の発行に努めていく。
令和3年度の将来負担比率は22.8%となり、9.3ポイント低下した。分子となる将来負担額は、リニア駅周辺整備のための用地買収及び物件補償に係る債務負担行為の限度額が増となったが、地方債の償還が進んだこと等の影響が大きいため減となった。分母となる標準財政規模は、地方交付税の増により前年より大きくなった。早期健全化基準から見れば健全な状態であるといえるが、今後もリニア関連等の大規模な事業が予定されており、将来の負担と財源のバランスに配慮した計画的な財政運営に努めていく必要がある。
人件費にかかる経常収支比率は21.0%で、前年度比マイナス1.9%となった。類似団体平均、全国平均及び長野県平均のいずれの数値も下回っている。退職者が少なかったことから退職手当が減となったことが数値の低下した主な要因である。今後行われる職員の定年延長も視野に、職員数の管理や適正な勤務管理等に努める。
物件費にかかる経常収支比率は9.7%で、前年度比マイナス0.3%となり、類似団体平均、全国平均及び長野県平均のいずれの数値も下回っている。新型コロナウイルス感染症対応等で物件費充当経常一般財源等は増しているものの、歳入である経常的な一般財源等の増の影響の方が大きいため、結果として数値が低下した。今後も飯田市行財政改革大綱に基づき、新たな行革の取組を検討し実践していく。
扶助費にかかる経常収支比率は9.9%で、前年度比マイナス0.3%となった。全国平均よりは低いが、長野県平均を上回っている。生活保護措置費等が増となったものの、歳入である経常的な一般財源等の増の影響の方が大きいため、結果として数値が低下した。障がい者福祉、高齢者福祉等の社会保障関係経費は増加しており、今後も引き続き増加する見込みである。
その他の経費にかかる経常収支比率は14.0%で、前年度比マイナス1.0%となり、類似団体平均、全国平均及び長野県平均のいずれの数値も上回っている。病院事業会計負担金や介護保険特別会計繰出金などの減が数値低下の主な要因である。今後も地方公営企業の健全な経営に努めるとともにルールに沿った繰出を行っていく。
補助費等にかかる経常収支比率は15.2%で、前年度比マイナス0.6%となり、類似団体平均、全国平均及び長野県平均のいずれの数値も上回っている。下水道事業が法適化され繰出金から補助金へ変更になったことにより、平成28年度から補助費等充当経常一般財源等は増しているが、歳入である経常的な一般財源等の増の影響の方が大きいため、結果して数値は低下した。補助費等の見直しについては、当初予算編成の中で終期設定や事業の見直しに向けた取組を継続して行っていく。
公債費にかかる経常収支比率は16.5%で、前年度比マイナス1.1%となった。類似団体平均は下回っているものの、全国平均及び長野県平均の数値を上回っている。公債費の決算額は、平成22~24年借入の市町村合併特例事業債や平成12年借入の臨時地方道整備事業債の元金償還が終了したことなどにより前年度比マイナス0.4%となった。今後も、着実な償還と、長期的視点に立った地方債の発行に努める。
公債費以外にかかる経常収支比率は69.8%で、前年度比マイナス4.1%となった。全国平均は下回っているが、長野県平均を上回っている。長野県平均よりも高い要因は、人件費及び物件費にかかる経常収支比率は低い水準にあるものの、扶助費、補助費等及び繰出金が含まれる「その他」にかかる経常収支比率が高いことによる。
(増減理由)令和3年度決算における基金残高は124億5,784万円となり、前年度比8億1,509万円の増となった。財政調整基金は、市税は固定資産税の評価替え等の影響により減となりましたが、国の補正予算により地方交付税の追加交付があったことなどから、歳入一般財源が増したことにより、7億8,000万円積み立てを行ったことから、7億8,473万円の増となった。減債基金は、当初予算で予算化した4億円を取り崩さず、利子積立により545万円の増となった。その他特定目的基金は、役目を終えた庁舎建設基金を廃止し、公共施設等整備基金に積み替えたことから公共施設等基金は、18億5,278万円の増となり、事業の本格化により9,795万円の取崩しを行ったリニア中央新幹線飯田駅整備推進基金、過疎対策事業債ソフト分を活用して963万円の新規積立を行った過疎地域自立促進基金、寄附金を活用して新たに設置した教育支援基金などにより2,491万円の増となった。(今後の方針)令和3年度に公表した「飯田市の今後10年間の財政見通しと財政運営目標について」では、財政運営目標は、今後10年間の財政見通しを基に、「いいだ未来デザイン2028」の最終年度(令和10年度)末に設定し、下記のとおりとしている。①財政調整目的基金(財政調整基金、減債基金、公共施設等整備基金)の残高を27億円程度(標準財政規模の10%)確保する。②一般会計地方債(臨時財政対策債を除く)を300億円以内に抑制する。長期財政見通しに基づき、財政運営目標に沿って基金の活用を行うとともに、引き続き行財政改革に取り組むことで基金積立額の確保に努める。
(増減理由)令和3年度決算における財政調整基金の残高は20億7,200万円となり、前年度比7億8,473万円の増となった。基金残高が増額した要因は、市税は固定資産税の評価替え等の影響により減となった一方で、国の補正予算により地方交付税の追加交付があったことなどから、歳入一般財源が19億3,500万円余の大幅増となり、財政調整基金に7億8,000万円を積み立てを行ったことによる。なお、基金利子収入は473万円の積立てを行った。(今後の方針)令和3年度決算においては、地方交付税の追加交付などにより積立を行うことができたが、令和2年度は取崩しを行っており、当市の財政調整基金の基金残高は長野県内の他市と比較して少ない方となっている。今後本格化されるリニア中央新幹線開通に向けた大規模事業に対応するためには、国県からの補助金や地方債、特目基金といった特定財源を効果的に組み合わせて対応するとともに、行財政改革の取組による財政健全化と財政基盤の強化をさらに推進する必要がある。
(増減理由)令和3年度決算における減債基金の残高は14億8,981万円となり、前年度比545万円の増となった。当初予算で4億円を予算化したが、決算段階で取崩しを行わずに済んだことから、令和3年度の変動は基金利子収入の積立てによる545万円の増のみとなった。(今後の方針)当初予算時点では取崩しの予算化をしをているが、地方債残高は着実な償還と計画的な借入により減少し、公債費支出の増減も平準化してきていることから、近年は取崩しを行っていない。しかしながら、人口減少による市税の減少や、大規模事業の実施が続いていることによる臨時的な歳出一般財源の増加が課題となっており、貴重な財源として計画的に地方債の償還へ活用するよう検討していく。
(基金の使途)主な基金と使途は以下の通り(令和3年度末現在高が10億円以上の基金、カッコ内は現在高)・公共施設等整備基金(30億4,973万円)…公共施設等の整備に要する経費の財源に充てる・地域振興基金(22億2,750万円)…地域の一体感を高め、魅力ある地域づくりに資する地域振興事業に充てる・リニア中央新幹線飯田駅整備推進基金(15億2,033万円)…リニア中央新幹線の稼働の早期実現、飯田駅の誘致及び設置並びにそれらに関連する基盤整備に係る財源とする・ふるさと基金(11億6,433万円)…自ら考え自ら行う地域づくり事業の運営に要する費用の財源に充てる(増減理由)令和3年度決算におけるその他特定目的基金の残高は88億9,603万円となり、前年度比2,491万円の増となった。基金全体欄で記載したリニア中央新幹線飯田駅整備推進基金、過疎地域自立促進基金、教育支援基金以外では、森林環境譲与税分として4,728万円を森林の経営管理等に用いるために森林経営管理基金に積み立てを行った。(今後の方針)各特定目的基金は、設置の際に使途を明確化し、一般財源、寄附金、地方債、交付金等を財源として計画的に積立を行ってきており、必要な時期に対象となる事業に活用することで、事業の安定的、継続的な実施に資するものとなっている。今後も先を見据えた計画的な積立てと取崩しを行い、基金の積替えも検討しつつ、財源の見通しを持って事業を実施することで健全な財政運営を維持していく。
有形固有資産減価償却率は57.3%で、前年度比プラス1.2%となった。類似団体平均、全国平均及び長野県平均のいずれの数値も下回っている。平成28年度までに更新整備を完了した市庁舎、国庫補助金を活用して計画的に整備、修繕を進めている道路、橋りょう等が、数値を下げる要因となっている一方で、学校施設、保育所、図書館、体育施設等では、施設の老朽化が進み数値を上昇させる要因となっている。現在は平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画を基に、長寿命化に向けた計画的な施設改修に向けた取組を進めている。
債務償還比率は404.7%で、類似団体平均、全国平均と比べで低いものの、長野県平均より高くなっている。計算上の分子となる将来負担額のうち、地方債残高については、令和10年度末までに一般会計地方債(臨時財政対策債を除く)を300億円以内に抑制することを財政運営目標にしており、令和2年度の約541億円から令和3年度は約515億円と約26億円減少している。今後もリニア中央新幹線関連や市民ホールの新設、老朽資産の長寿命化修繕など大規模事業が続くことから、引き続き地方債の発行額に留意していく必要がある。
令和3年度の将来負担比率は、リニア駅周辺整備のための用地買収及び物件補償に係る債務負担行為の限度額が増額となったが、地方債の償還が進んだことの影響が大きく、分子となる実質的な将来負担額が大幅減となったこと、また、令和2年度の地方交付税の増により分母となる標準財政規模が大きくなったことから、前年度比で9.3ポイントの大幅減となった。有形固定資産減価償却率は類似団体よりも低いが上昇傾向となっている。1校を除き建設30年を超過している小中学校計27校、民営化・複数園の統合に合わせた施設の建て替えを優先したことによる公立保育所16園等の老朽化が進んでいることが主な要因である。各施設の長寿命化に向けた個別施設計画を策定し、老朽化対策を着実に進めていく必要がある。今後もリニア中央新幹線関連等の大規模な事業が予定されているため、将来の負担と財源のバランスに配意した計画的な財政運営に努めていく。
令和3年度の実質公債費比率は前年度比で0.5ポイント低下した。主な要因として、一般会計の歳入では普通交付税の増により標準財政規模が大きくなったこと、歳出では平成22~24年度に借り入れた合併特例事業債の償還が終了したこと、公営会計事業においても元利償還金が減少したことが挙げられる。この結果、標準税収入額が増加し元利償還金及び準元利償還金が減少し、実質公債費比率の改善につながった。令和3年11月に公表した財政運営目標において、令和10年度末までに一般会計地方債(臨時財政対策債を除く)を300億円以内に抑制すると設定しており、今後も引き続き計画的な借入と着実な償還による長期視点に立った地方債の発行に努めていく。
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