収益等の状況について
【①収益的収支比率】当該値は100%を超過しており、収支は安定している。【②他会計補助金比率】駐車場の修繕や改修工事にかかる費用を一般会計からの繰入で賄っているため、類似施設の平均値と比較して割合が大きくなっている。【③駐車場1台当たりの他会計補助金額】駐車場の修繕や改修工事にかかる費用を一般会計からの繰入で賄っているため、類似施設の平均値と比較して割合が大きくなっている。【⑤EBITDA】設置から26年が経過し、毎年多額の修繕や改修工事が必要となっており、その影響で類似施設の平均値と比較して低い状況となっている。
資産等の状況について
【⑥有形固定資産減価償却率】法非適用のため該当数値なし。【⑨累積欠損金比率】法否適用のため該当数値なし。【⑩企業債残高対料金収入比率】企業債を発行していないため当該値は0となっている。
利用の状況について
【⑪稼働率】・平成29年2月に市役所本庁舎が移転となり、駅前駐車場が市役所駐車場を兼ねることとなったため、前年度より稼働率が伸びた。・当該施設は、一般の普通駐車場のほか、月極の定期駐車場があるため、稼働率のみの指標で類似施設と比較すると数値は低く表れてしまう。
全体総括
駐車場整備事業を公営企業で実施する必要性が全体として低下している中で、本市の駐車場については、駅前という立地条件や市役所駐車場を兼ねているという状況から駐車場としての需要もある。しかし、公営企業としての収益性をさらに高めるためにも、民間譲渡やPFI、指定管理者等の民間活力の検討も視野に入れていきたい。