2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度
個人所得の高さ等により,類似団体平均を0.26ポイント上回る1.00となっている。長引く景気低迷により税収が伸び悩む中,社会保障関係経費の増額に伴い基準財政需要額は年々増加しているため,引き続き滞納処分の実施など徴収強化に取り組み,税収確保に努める。
市税等の安定した経常的一般財源があるとこに加え,類似団体と比較して公債費の比率が低いこと等により,類似団体平均を9.0ポイント下回る84.9%となっている。今後は公共施設の大規模改修の伴う起債による公債費や,職員の増員による人件費の増額が見込まれるが,滞納処分の実施などにより税収確保に努めるとともに,事務事業の見直し等により経常経費の削減に努めていく。
ごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることや,適正な定員管理に努めてきたことから類似団体平均を下回る108,523円となっている。今後は職員の増員による人件費の増額が見込まれるが,事務事業の見直しやコスト意識を持った業務遂行を徹底し,物件費等の経費削減に努める。
ラスパイレス指数は職員の退職と採用による変動等により,昨年度から1.3ポイント減少し,類誌団体平均を1.5ポイント下回る96.9となっている。今後も制度・給付を適正に維持していく。
職員数は前年度より18人増員の341人であったが,類似団体平均を1.33人下回る4.98人となっている。今後は職員数の増が見込まれるが,定員適正化計画の見直しとともに,指定管理者制度や再任用制度の活用により適正な定員管理を実施していく。
令和1年度は,平成16年度の守谷駅自由通路建設事業債の元金償還の終了等により前年度から0.2ポイント減少し,類似団体平均を2.5ポイント下回る3.8%となっている。今後は公共施設の大規模改修等による起債が見込まれるが,公債費の動向を考慮した借入れを実施していく。
債務負担行為に基づく支出予定額の減等により,比率は減少している。今後は公共施設の大規模改修等による起債が見込まれるが,公債費の動向を考慮した借入れを実施していく。
計画的な定員管理に努めてきたことから,類似団体平均を0.2ポイント下回る23.3%となっている。人員配置の見直し等により職員数は増加傾向にあるが,定員適正化計画の見直しとともに指定管理者制度や再任用制度の活用等により人件費の抑制に努める。
守谷市行政改革大綱に基づき業務の民間委託等を進めてきたことから委託料が増加傾向にあり,類似団体平均を3.4ポイント上回る16.2%となっている。今後も指定管理者制度等,民間委託の活用を推進していく方針であるため委託料の増加が見込まれるが,徹底した経常経費の見直しを行い,物件費の削減に努める。
高齢化率が低いこと等から,類似団体平均より4.6ポイント下回る8.3%となっている。子育て関連を柱とした福祉施策を市の重点施策としているが,今後も市単独扶助の見直しなどを行い適正な執行に務める。
公共下水道事業を法適で行っており,当該事業に対する繰出金が補助費等に計上されていることもあるが,公営企業や事業会計に対する繰出金が類似団体と比較し少ないことから,類似団体平均を3.6ポイント下回る9.8%となっている。今後も,特別会計の独立採算の原則に基づき適正な運営を行い,普通会計の負担額を減らすよう努める。
ごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っているため,類似団体平均を2.4ポイント上回る15.2%となっている。今後も一部事務組合経費の精査などで補助費等の抑制に努める。
中学校用地買収債の元金償還の終了等により前年度から0.9ポイント減少し,類似団体平均を6.4ポイント下回る8.7%となっている。今後は,公共施設等の大規模改修に係る起債が見込まれるが,公共公益施設整備基金の計画的な運用を図りながら,公債費の動向を考慮した借入れを実施していく。
民間委託等の推進により物件費の比率が高いほか,一部事務組合の負担金等の補助費等の比率が高い傾向があるが,類似団体平均を2.6ポイント下回る76.2%となっている。今後も事務事業評価による事業の見直しを行い,経常経費の削減に努める。
(増減理由)令和1年度はふるさとづくり寄付金の運用方法の見直しを行ったことにより,ふるさとづくり寄付金事業に係るその他特定目的基金の残高が451百万円減少し,全体では536百万円減少した。(今後の方針)当市では今後10年において公共施設の大規模改修がピークを迎えるため,公共公益施設整備基金の計画的な運用により効率的に事業を実施していく。
(増減理由)令和1年度は,公共施設の改修事業の実施等により財政調整基金の取崩し額が増額し,基金残高は前年度から35百万円減の3,478百万円となっている。(今後の方針)令和1年度の残高は3,478百万円は標準財政規模の27.6%に相当し比較的余裕のある水準であるが,今後の公共施設の大規模改修に備え,公共公益施設整備基金と合わせて長期的な財政計画のもと運用する必要がある。また当市は特定の企業からの税収が一定の割合を占めていることなどから,市場の急激な変動にも対応できるよう適正な基金残高を維持していく。
(増減理由)当市においては,平成15年度以降減債基金の積立及び取崩しを行っていない。(今後の方針)当面は減債基金活用の予定はないが,今後は,公共施設の大規模改修が見込まれていくため,基金の活用を含めた総合的な地方債の計画管理を行っていく。
(基金の使途)公共公益施設整備基金:公共公益施設の整備に要する財源を確保する。ふるさとづくり基金:ふるさとづくり寄付金を活用して市の個性のあるふるさとづくりを行い市民生活の付加価値を高めていく。地域福祉基金:福祉施策の充実に関する事業の推進を図る。市営住宅修繕費積立金:市営住宅の修繕費相当を積立する。国際交流基金:市民を主体とした幅広い分野における国際交流を推進し,市民の文化の向上に資するとともに国際親善に寄与する。(増減理由)令和1年度はふるさとづくり寄付金の運用方法の見直しを行った。寄付金の積立をしていた4つの基金(地域福祉基金,緑化基金,教育文化振興基金,協働のまちづくり基金)をふるさとづくり基金に統合した。また,ふるさとづくり寄付金は,年度末に全額を積立てていたものを,ふるさとづくり寄付金事業の経費を差し引いた額を積立てることとした。(今後の方針)公共公益施設整備基金は中長期的な財政計画の元に運用する。ふるさとづくり基金は,目的に応じた事業に効果的に活用する。
有形固定資産減価償却率は,類似団体平均より9.1ポイント低い52.4%となっているが,守谷市においても,昭和50年代の大規模な住宅団地の造成に伴い整備された小中学校等の公共施設や,インフラ施設の老朽化が進行してきている。今後も平成28年2月に策定した「守谷市公共施設等総合管理計画」を軸に,「橋梁長寿命化修繕計画」,「守谷市公営住宅等長寿命化計画」等各施設の修繕計画との整合を図りながら,適切な公共施設のマネジメントにより費用の低減化・平準化を図っていく。
債務償還比率は,地方債現在高の減や充当可能基金残高の増により,類似団体平均を579.5ポイント下回る57.9%である。今後は施設の大規模改修に伴う起債が見込まれるが,年度ごとの収支額や充当可能財源に配慮した借入れを行っていく。
将来負担比率は定時償還による地方債現在高の減少等により比率なしとなっている。有形固定資産減価償却率は類似団体平均より9.1ポイント低い52.4%であるが,昭和50年代に整備した公共施設の老朽化が進行している。今後はこれらの施設の改修に伴う起債が見込まれるが,平成26年度に創設した公共公益施設整備基金の計画的な運用を図りながら,世代間の公平性に配慮した借入れを行っていく。
将来負担比率は定時償還による地方債現在高の減少等により比率なしとなっている。実質公債費比率は類似団体の平均値を下回って推移しており,令和元年度は充当可能財源の増等により昨年度より0.2ポイント減少の3.8%となっている。今後も一部事務組合の経費の精査などにより負担額の抑制に努めていく。
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