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地方財政ダッシュボード

福岡県築上町の財政状況(2014年度)

🏠築上町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、町内に大規模な事業所がないことなどにより、財政基盤が弱く、類似団体と比較してかなり低くなっている。徴収体制の強化による税収の徴収率向上、不用な町有地の売却など歳入確保に努めるとともに、定員管理等の取り組みを通じて財政基盤の強化を図る。

経常収支比率の分析欄

類似団体平均と比較すると93.8%と高くなっている。公債費に係るもの19.8%と物件費に係るもの17.6%と類似団体と比較して高い水準にあるため、新規発行債の抑制や地方債の繰上償還等による利子償還金の抑制・縮減、重複施設の統合や縮小を進めるとともに事務事業の見直しを一層進めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口1人当たりの人件費・物件費等決算額が類似団体平均をやや上回っている。学校給食、ごみ処理場や保育所等の施設運営を直営で行っており、人件費は高い水準にあるため、今後は、施設の統廃合や民間でも実施可能な部分については、指定管理制度の導入などにより、コストの削減を図っていく方針である。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均と比較しても数値はやや高いため、新規採用の抑制などにより給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たりの職員数を類似団体と比較するとやや上回っている。主な要因は保育所・学校給食・ごみ処理を町が直営しているためである。合併後、退職勧奨などにより職員数は減少したものの、類似団体を上回っているため、新規採用者の抑制などにより、適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体の平均をわずかに下回っている。昭和の終わりから平成の初めに実施した事業に係る借入の償還が終了しているためやや減少傾向であるが、繰上償還等の実施により、更なる改善に努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均と比較してやや高い。主な要因は合併前の旧町や一部事務組合(合併後に新町において事務継承)の普通建設事業(住宅・ごみ処理施設など)の借入によるものである。今後、人件費をはじめ義務的な経費の削減を中心とする行財政改革を引き続き推進し、新規発行債については交付税措置のある起債を優先活用し、財政の健全化に務める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると人件費に係る経常収支比率は23.6%と低くなっている。これは、退職勧奨等による職員数の減、議員定数削減による議員数の減少に伴う人件費の減少が主な要因である。しかしながら、学校給食、ごみ処理施設、保育所等の施設運営を町が行っているため、職員数は類似団体より多く、施設の統合や民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入等による委託化を進め、コスト削減を図っていく。また、新規採用の抑制を行い適正な人員管理に務める。

物件費の分析欄

類似団体と比較すると物件費に係る経常収支比率は17.6%と大きく上回っている。今後は重複施設の統合や縮小を進めるとともに事務事業の見直しを一層進めていく。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っている要因として、障害者福祉費、高齢者福祉費等の歳出が急激に膨らんでいることが挙げられる。今後は、単独の扶助費の見直しを図るとともに、利用者の一部負担の導入を進めていくことにより削減に努める。

その他の分析欄

類似団体と比較するとその他に係る経常収支比率は14.2%とやや下回っている。

補助費等の分析欄

類似団体と比較すると補助費等に係る経常収支比率10.5%と下回っている。ごみ処理及びし尿処理(一部)を直営で実施しているため、一部事務組合に対する補助費等が少ないことが主な要因である。

公債費の分析欄

合併前の旧町及び一部事務組合(合併後に新町において事務継承)の普通建設事業(住宅・ごみ処理施設など)に係る借入金の償還に伴い、類似団体平均を上回る19.9%となっている。現在、普通建設計画の事業計画の整理を行っているが、起債依存型の事業実施の見直しを進めており、起債依存型の事業を抑制することにより公債費の削減を図る。また、地方債の繰上償還等による利子償還額の抑制・削減に努める。

公債費以外の分析欄

類似団体平均と比較すると公債費以外の経常収支比率は73.9%とやや上回っている。物件費の増が主な要因である。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

財政調整基金に積み立てることができた。また、単独の普通建設事業費と基金への積立金の減少に伴い歳出が減少したため、収支が改善した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

2つの特別会計で赤字だが、一般会計黒字額の増加により連結赤字決算比率は、やや改善している。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

定期償還の減少により、普通会計元利償還金は減少している。下水道事業の推進により公営企業への元利償還金の繰出が徐々に増えている。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

一般会計地方債残高の減少により将来負担が減少している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,