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地方財政ダッシュボード

福岡県築上町の財政状況(2015年度)

🏠築上町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成29年1月末)34%に加え、町内に大規模な事業所が少ないことなどにより、財政基盤が弱く、類似団体と比較してかなり低くなっている。税収体制の強化による税収の徴収率向上、不用な町有地の売却など財源確保に努めるとともに、人口増(移住定住)の施策や定員管理等の取り組みを通じて財政基盤の強化を図る。

経常収支比率の分析欄

類似団体の平均に比べれは、1.7ポイント高いが、団塊世代の退職による人件費及び償還完了による公債費の減により、例年より経常収支比率は減少している。事務事業の見直し等により、経常経費の削減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口一人当たりの人件費・物件費等の決算額が類似団体平均を上回っている。保育所、学校給食、ごみ処理場等の施設運営を直営で行っており、人件費は高い水準にあるため、今後は、施設の統合や民間でも可能な部分については、委託を検討していく。

ラスパイレス指数の分析欄

高卒の初任給が国より高く、毎年高卒者を採用しているため、類似団体平均と比較しても数値は高い水準にあるため、給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たりの職員数を類似団体と比較するとやや上回っている。主な要因は、保育所・学校給食・ごみ処理を町が直営しているためである。合併後、退職勧奨などにより職員数は減少したものの、類似団体を上回っているため、新規採用者の抑制などにより、適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体の平均をわずかに下回っている。平成の初めに実施した事業に係る借入の償還が終了し、やや減少傾向にあるが、繰上償還等の実施により、更なる改善に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は減少傾向にあるが、類似団体と比較して上回っている。地方債の現在高も高い水準にある。今後は、老朽化した公共施設の建替えが予定されており、起債による地方債現在高の増加が見込まれ、将来負担比率が上昇していくことが考えられるため、これまで以上に計画的で適正な起債に務めていく必要がある。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると人件費に係る経常収支比率は21.7%と低くなっている。これは、団塊世代の退職等による人件費の減少が主な要因である。しかしながら、保育所、学校給食、ごみ処理施設の施設運営を町がおこなっているため、職員数は類似団体より多く、施設の統合や民間でも実施可能な部分については、委託を検討していく。

物件費の分析欄

類似団体と比較すると17.0%と大きく上回っている。合併による類似施設の統廃合が進まず、維持管理が抑制できていないことが要因となっている。今後は、重複施設の統合や縮小を進めるとともに事務事業の一層の見直しをはかっていく。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常経費比率は7.9%と類似団体平均を大きく上回っている。要因として、障害者福祉費、児童措置費等の歳出が膨らんだことが挙げられる。

その他の分析欄

類似団体と比較すると15.5%と上回っている。主な要因は、下水道事業(施設整備は平成38年度まで予定)の実施による公営企業への繰出金の増加が主な要因である。今後、下水道事業については、独立採算の原則に基づき、経費節減、加入促進等により健全化を図る。

補助費等の分析欄

類似団体と比較すると10.2%と大きく下回っている。ごみ処理及びし尿処理(一部)を直営で行っているため、一部事務組合に対する補助費等が少ないことが主な要因である。

公債費の分析欄

合併前の旧町及び一部事務組合(合併後に新町において債務及び事務継承)の普通建設事業(公営住宅、ごみ処理施設など)や合併後の合併対策事業、過疎対策事業などに伴う普通建設事業(道路等)の借入金の償還に伴い、類似団体の平均を上回っている。必要に応じて地方債の繰上償還等による償還総額の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

類似団体平均と比較すると公債費以外の経常収支比率は、72.3%とやや上回っている。主な要因は、物件費や繰出金の増加である。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

農林水産費は、町の主要産業である第1次産業の発展のため施策を継続的に実施しており、類似団体の平均に比べ高い水準で推移している。民生費は、児童福祉行政に要する経費である児童福祉費が類似団体の平均より高い水準で推移していることが主な要因となっている。衛生費は、町独自でごみ処理を実施(RDF化)していることが類似団体平均より高い水準で推移している主な要因となっている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

主な構成項目である人件費は、75,661円となっており、団塊世代の退職により減少傾向にある。物件費は、合併による類似施設の維持管理費などで住民一人当たり84,111円と高い水準にあるため、今後は、統合や縮小などを検討して抑制を図る。扶助費は住民一人当たり78,232円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。これは、障害者福祉費と児童措置費の歳出が膨らんだものであるが、今後は単独の扶助費の見直し等により歳出抑制を図る。繰出金については、下水道事業の施設整備推進により住民一人当たり79,512円と類似団体に比高くなっている。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

財政調整基金残高は、交付税算入の起債を活用することにより、取り崩しを回避しており、微増している。今後も、事務事業の見直し・整理縮小など歳出の合理化等により歳出の抑制を図り、実質収支及び実質単年度収支の黒字を継続し健全な財政運営に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

住宅新築資金等貸付事業特別会計及び国民健康保険特別会計が赤字となっている。国民健康保険特別会計においては、税収減(被保険者数の減)と医療の高度化に伴う医療費の増により赤字が微増している。今後は、徴収率の向上や健康意識の向上や健康維持の取り組みによる医療費の抑制を図り、赤字の縮減に務めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

地方債の借入の際には、交付税算入措置のある地方債を活用し、実質公債費比率の抑制に努めている。また、利率の高い地方債の繰上償還により公債費の抑制に努めたことも要因となっている。しかし、今後は、老朽化した公共施設の建替えが予定されており、地方債の現在高が上昇していくことが考えられるため、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

将来負担比率は減少傾向にあるが、類似団体と比較して上回っており、地方債の現在高も高い水準にある。今後は、老朽化した公共施設の建替えが予定されており、地方債現在高が増加していくことが考えられるため、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は、類似団体と比較して高いものの、地方債の新規発行を抑制してきた結果、将来負担比率は、減少傾向にある。ただし、今後は、老朽化した公共施設の建替が予定されており、地方債の現在高が増加していくことが考えられるため、公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,