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地方財政ダッシュボード

京都府和束町の財政状況(2016年度)

🏠和束町

地方公営企業の一覧

簡易水道事業 特定環境保全公共下水道


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

近年、0.20前後で推移しており、類似団体平均値を若干上回っている状況である。しかしながら、全国平均や京都府平均等と比較しても大きな差があり、財政基盤は非常に弱い状況にある。人口減少や高齢化率の上昇、主産業である茶産業の若年層の農業離れによる税収の減が主な要因であり、税収を中心とした大幅な歳入確保は困難であるが、歳出削減や事業の優先順位をつけメリハリのある事業執行を行い、行財政運営の効率化を図ることにより、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

定年退職による人件費の減(前年比-0.2%)、人口減少に伴う障害者自立支援費や児童手当の減に伴う扶助費の減(前年比-11.4%)、繰上償還等による公債費の減(前年比-13.5%)により義務的経費は減少しているが、それ以上に普通交付税が減少したことから、経常収支比率が1.0ポイント悪化し、財政の硬直化が進んでいる。今後も高齢化に伴う医療・介護給付費の増加や大型事業の実施に伴う公債費の増加などにより義務的経費の増加が見込まれ、また、普通交付税や税収入の大幅な増加が見込めないことから、優先度をつけた事業執行を図ることで、経常経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均値よりは下回っている状況であるが、年々増加傾向にある。主な要因としては、地方創生関連での委託料の増や町道維持修繕の増が挙げられる。今後も地方創生を推進していくことから委託料は高止まりする見込みであるため、定員管理による人件費の抑制や計画的な維持修繕、経常的経費の見直し等により、経費削減を図っていく。

ラスパイレス指数の分析欄

東日本大震災に伴う復興財源として、国においては給与削減が行われたが、本町においては、これまでのラスパイレス指数の状況や近隣町村の動向をみたなかで、給与削減を行わなかったため、平成23・24年度において100を超えていた。しかしながら、平成25年7月から本町においても給与削減を実施し、適切な給与水準になるよう努めており、類似団体平均値ともほぼ同数値となっている。平成28年度については、これまでの派遣職員よりも職歴の短い京都府職員が管理職として派遣されたことにより、前年度比1.6ポイントの増となった。今後も全国・近隣町村の動向を注視しながら、一層の給与適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

本町では、定員適正化計画に基づき、平成12年度から平成19年度にかけて、退職不補充として38人の削減を行い、その後も相楽東部広域連合設立により、全国初の教育委員会の事務の統合により行政改革を進め、人件費の抑制と適正な定員管理に努めてきたことから、類似団体平均値を下回っている。人口減少に相反して行政需要が年々増加するなか、定年退職に伴う新規職員採用を行っているため平成24年度から若干上昇傾向にある。事務の効率化等の更なる行政改革を進めるとともに、今後も適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

近年、減少傾向であり、平成28年度は前年度比1.4ポイントの減であったが、類似団体平均値と比較すると大きく上回っている状況である。減少傾向である主な要因としては、平成25年度に元利償還金返還のピークを越え、また、計画的に繰上償還を実施してきたことである。平成28年度は普通交付税が減少となったものの、元利償還金が減少となったことが主な減少要因である。今後も普通交付税の大幅な増加が見込まれないなか、大型事業を実施する予定であること等から実質公債費比率の増加が予想されるため、繰上償還を実施しながら公債費の削減を図るとともに、計画的に事業を実施し、地方債の発行抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

近年、減少傾向であったが、平成28年度は前年度比1.7ポイントの増に転じた。主な要因としては、庁舎耐震化・改修工事や山の家改修工事等の大規模事業による地方債残高の増加である。今後も地方創生関連事業や保育園の耐震化等の防災関連事業、道路・橋梁等の整備など大型事業を実施予定であることから、計画的に繰上償還等を実施しながら地方債残高の減少を図るとともに、計画的に事業を実施し、将来負担比率の抑制に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

類似団体平均値よりもやや下回って推移している状況にある。平成18年度に策定した定員適正化計画により計画当初98人であった職員数を平成22年度までに81人にする計画を達成し、平成28年度末は再任用職員を含めて80人と職員数を抑制することにより、人件費の抑制を図っていることが主な要因である。今後も給与水準の適正化に努めるとともに、適切に定員管理を行い、人件費の削減を図る。

物件費の分析欄

類似団体平均値よりも大幅に下回って推移しているが、平成28年度は前年度比1.6ポイントの増となっている。類似団体平均値よりも大幅に下回っている要因としては、教育委員会業務を相楽東部広域連合に移管しており、経費はすべて負担金で支出していることから、教育費に係る物件費がないためである。平成28年度は各種制度改正に伴う支援業務や電算更新関係の委託料、備品購入費の増により前年度より増加した。教育費以外の物件費についても、類似団体を下回っているが、今後も事業の優先順位を定めて適切に事業を進めていくとともに、経費削減に努める。

扶助費の分析欄

人口減少に伴う障害者自立支援費や児童手当等の減により、平成28年度は前年度比0.3ポイントの減となったものの、類似団体平均値よりも若干上回っている傾向にある。類似団体平均値を上回っている要因としては、乳幼児や小中学生に係る医療費無償化など子育て支援に重点を置いていること等により、児童福祉費に係る扶助費が類似団体よりも高いことが主な要因である。高齢化の進展に伴い、扶助費の増大が予想されるため、今後も予防施策に力を入れるなど財政を圧迫しないよう努める。

その他の分析欄

その他経費の主な構成は繰出金であり、類似団体平均値よりもやや下回って推移している。今後、高齢化の進展に伴う医療給付費や介護給付費の増による国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計への繰出金の増加が見込まれ、また、下水道事業の元利償還金のピークが平成32年度であることから、下水道事業特別会計への繰出金の増加も見込まれる。予防施策に重点を置く、事業の見直し等による経費削減を図るとともに、徴収率の向上などの歳入確保などに努め、一般会計の負担を軽減していく。

補助費等の分析欄

類似団体平均値よりも大幅に上回って推移しており、平成28年度においても1.2ポイントの増であった。教育委員会業務は相楽東部広域連合、常備消防は相楽中部消防組合など、業務の多くを一部事務組合等で実施していることにより、その経費を負担金として計上していることが主な要因である。平成28年度においては、教育費に係る相楽東部広域連合への負担金の増により前年度より増加した。今後も新規事業により負担金が増加する見込みであるため、一部事務組合等に対する事業の必要性等の確認や各種補助金の適正な執行に努める。

公債費の分析欄

類似団体平均値よりも若干下回って推移してきたが、平成28年度では、前年度比1.9ポイントの減となり、類似団体平均値よりも大きく下回った。平成25年度に公債費のピークを迎え、平成27年度に大規模な地方債の償還が終了したことから、平成28年度の公債費が大きく減少したことが主な要因である。今後、大型事業を予定しているため、公債費の増加が見込まれるため、計画的に事業執行し、地方債に依存しない財政運営に努めたい。

公債費以外の分析欄

類似団体平均値よりも大きく下回って推移しており、平成28年度においても、2.9ポイント悪化した。一部事務組合に対する負担金が大きな割合を占めており、今後も増加していくことが予想されることから、事業の合理化と適切な事業執行に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

目的別経費の主な構成項目は、総務費、民生費、公債費、衛生費の順となっており、ほぼ全ての項目で類似団体平均値を下回っている。平成28年度については、総務費は庁舎改修事業や山の家改修事業を実施したことによる大幅増、消防費は庁舎耐震化事業による大幅増、商工費は観光案内所建設事業による大幅増となり、施設整備に係る経費により各項目が増大した。地方創生関連事業に重点を置いていることから、農林水産業費や商工費が増加傾向にあり、今後も高止まりすることが予想される。また、保育園の耐震化工事や国民健康保険診療所の建替事業、高齢化に伴う医療給付費・介護給付費の増加が見込まれることから、民生費も増加していくと予想される。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり874,429円となっている。性質別経費の主な構成項目は、普通建設事業費、補助費等、人件費、公債費の順となっている。普通建設事業費については、庁舎の耐震化・改修工事、山の家改修工事、観光案内所建設工事等を実施したことから、前年度よりも大幅に増加した。類似団体平均値よりも下回ってはいるが、近年増加傾向であり、今後も保育園等の耐震工事、国民健康保険診療所の建替工事など大型事建設事業が予定されていることから、計画的かつ適切に事業執行していく。補助費等については、相楽東部広域連合、相楽中部消防組合、相楽郡広域事務組合などへの一部事務組合等への負担金によるところが大きく、農業振興に係る補助金の減により、前年度より減少したものの、新たな事業の開始も予定していることから高止まりすると見込まれる。人件費、公債費、扶助費の義務的経費は類似団体平均値を下回っているが、大型事業に係る地方債発行、高齢化に伴う医療給付費・介護給付費等の増も見込まれるため、財政を圧迫しないよう国の動向を注視しながら適切に事業を実施する。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

財政調整基金については、近年、基金を取り崩すことなく、中長期的な見通しのもとに、計画的に決算剰余金を中心に積み立てている。実質収支額については、普通交付税の増減に大きく左右される面もあるが、経費削減に努め、黒字を確保している。今後は大型事業や新規事業により、歳出の増大が予想されるため、効率的・適切に事業を進め、健全な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

平成27年度に引き続き、全会計が黒字となった。一般会計については、平成27年度に増加した普通交付税や地方消費税交付金等の減少により、実質収支が悪化した。国民健康保険特別会計(事業事業)については、徴収率向上により、前年度よりも収入額が増加したことにより、黒字幅が拡大している。国民健康保険特別会計(直診事業)については、町内の医療機関の休診に伴い、患者数の増により診療収入が増加したため、黒字幅が拡大した。簡易水道事業特別会計については、統合簡易水道整備事業に伴い、国庫補助金や地方債が増加したことにより、収支が好転した。今後も、簡易水道事業については統合簡易水道整備の、下水道事業については過去の整備事業の地方債に係る元利償還金が増加することが見込まれる。また、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計については、高齢化に伴い医療給付費や介護給付費が増加すること等が見込まれることから、財政状況が厳しくなると予測されるため、より一層の財政の健全化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

元利償還金については、平成25年度に元利償還金のピークを迎えてから元利償還金が減少していることに加え、計画的に繰上償還を実施したことにより、減少傾向にある。東部クリーンセンター建設当初の償還が終了したことにより、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金も大幅に減少している。元利償還金等及び組合等の元利償還金に対する負担金の減少により実質公債費比率(分子)は減少傾向にあるが、今後、庁舎の耐震・改修事業等に係る償還が開始すること、大型事業を予定していることから、元利償還金が増加することが予想されるため、適正に事業執行するとともに、地方債に依存しない財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

平成24年度に着手した防災同報無線整備事業により平成25年度末の地方債残高が増加し、以後、町道拡幅改良事業、町営住宅建替事業、橋梁長寿命化対策事業、庁舎の耐震・改修事業等を進めているため、地方債残高が増加している。また、東部クリーンセンター建設当初の償還が終了したことにより、組合等負担等見込額は減少している。将来負担額は平成27年度まで逓減していたが、平成28年度は地方債残高の増加により、上昇に転じた。一方で、計画的に財政調整基金の積立てを行っていることから、充当可能財源等は年々増加しており、これにより、将来負担比率の分子も年々減少している。今後も大型事業の実施により、地方債現在高の増加が見込まれることから、地方債に依存しないよう健全財政の運営に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は類似団体と比較して高いものの、繰上償還の実施等により元利償還金の額が減少したことにより年々減少している。将来負担比率も同様に、年々減少傾向にあったものの、庁舎の耐震化・改修工事、山の家改修工事、観光案内所建設工事等を実施したことにより多額の地方債を発行したこと、また、普通交付税が減少したことに伴い、1.7ポイント上昇に転じている。今後、平成28年度発行額の元金償還が開始することにより、公債費比率が上昇すると考えられ、また、大型事業を予定していることから将来負担比率も増加していくことが見込まれるため、計画的かつ適切に事業執行していくとともに、地方債発行の抑制と健全財政を目指す。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

財務書類に関する情報①(2016年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

資産については、「一般会計等」、「全体」、「連結」ともに資産の90%以上が固定資産となっている。また、建物、道路、橋りょう、簡易水道、下水道などの償却資産は、「一般会計等」は約67%、「全体」は約57%、「連結」は約61%が減価償却により価値が減少していることから、将来的にこれらの公共施設を維持していくための資金が必要となることが予想されるため、計画的な改修・更新や施設の統廃合を進めていき、将来を見越した財政運営を行っていく必要がある。一方、負債については、負債合計のうち地方債の占める割合が「一般会計等」は約85%、「全体」は約91%、「連結」は約89%となっている。一般会計の地方債残高は減少傾向にあるが、簡易水道・下水道事業特別会計の地方債残高については増加傾向にあるため、一般会計も含めて地方債の発行には十分に注意するとともに、地方債の発行に頼ることのない財政運営に努めたい。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

「一般会計等」、「連結」については、経常費用のうち業務費用と移転費用に占める割合は約50%ずつであるが、「全体」については、国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険特別会計の90%以上が補助金等であることから、移転費用の方が5%程多くなっている。また、業務費用については、「一般会計等」、「全体」、「連結」ともに職員給与費、物件費、減価償却費でそれぞれ約25~30%を構成しており、合計で80%以上を占める状態である。職員給与費は義務的経費になることから、適切な職員採用等を実施しながら抑制を図るとともに、減価償却費については「一般会計等」で約3.7億円もの価値が減少していることから、公共施設の適正管理に努める。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

「一般会計等」、「全体」、「連結」ともに純行政コストを税収等の財源が上回り、純資産残高が増加している。一方で、「一般会計等」、「全体」、「連結」ともに余剰分(不足分)がマイナスとなっており、公共施設等について地方債を財源に取得したものであることが大きな要因であると考えられるため、補助金等を活用しながら地方債に依存しない施設整備等を実施していくように努める。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

「一般会計等」、「全体」、「連結」ともに業務活動収支はプラス、投資活動収支はマイナス、財務活動収支はプラスとなった。投資活動収支については、「一般会計等」は庁舎の耐震化・改修、山の家改修、観光案内所建設など、「全体」は統合簡易水道事業などの大規模な整備・改修事業を実施したことから、マイナスとなっている。財務活動収支については、地方債の発行額が償還額を上回ったことから、プラスとなっている。

財務書類に関する情報②(2016年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、道路や橋りょうなど取得価格が不明なものについて備忘価額1円を計上している資産が多いこと、また、昭和20~480年代に整備した橋りょう等のインフラ資産が多く、減価償却額が高いことが要因と考えられる。また、歳入額対資産比率も類似団体平均を大きく下回っているが、庁舎耐震改修をはじめとした大規模な整備事業を実施したことに伴う国県等補助金収入や地方債発行収入の増加による歳入総額の増加のためであると考えられる。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を上回っているが、昭和20~40年代に整備したインフラ資産が多く、更新時期を迎えているため、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的な長寿命化対策を進めるなど、公共施設等の適正管理に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率が類似団体平均を下回っているが、地方債残高が高いことにより負債額が高くなったことに伴う純資産の減少が要因と考えられる。また、将来世代負担比率については、類似団体平均を上回っているが、特例地方債(臨時財政対策債等)を除いた地方債残高が高く、また、減価償却額が高いことによる有形・無形固定資産額が低いためであり、地方債の発行を抑制するとともに、計画的に施設の統廃合等を進めていき、将来世代の負担を減少するように努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を下回っているが、高齢化の進行に伴う社会保障給付や他会計への繰出金が増加していくことが予想され、また、減価償却費が高いことから、適正な行財政運営に努めるとともに、計画的な施設整備等の実施に努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均を下回っているが、負債額の85%を占める地方債は減少傾向にあるものの未だに高水準にあると思われるため、地方債に頼ることない財政運営を行っていくよう努める。基礎的財政収支については、業務活動収支は経常的な支出を税収等収入などで賄えたため黒字となっている。一方、投資的活動収支は地方債の発行により庁舎耐震・改修事業をはじめとする大規模な施設整備を実施したため、大幅な赤字となっている。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率については、類似団体平均を下回っているが、教育費に係る経費については投資的経費も含めて相楽東部広域連合への負担金(補助金等)として計上しているため、他団体と比較して経常費用が高くなることが要因の1つと考えられる。経常費用の削減に向けた取組を進めるとともに、公共施設等の使用料の見直しの検討などを行いながら、受益者負担の適正化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,