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財政力指数の分析欄これまでから類似団体を上回っており、今年度は0.02ポイント増の0.83となっている。主な財源である法人市民税は、平成28年後半以降円安・株高傾向に転じ、景気が回復基調であることから増収が見込まれるが、引き続き行財政改革の推進等により、行政運営の効率化、安定した財政運営を行い、財政の健全化を図る。 | 経常収支比率の分析欄今年度は11.4ポイント増の95.2ポイントとなり、大幅に悪化した。主な要因としては、歳入において市税が前年度から大幅に減少したことと、歳出において下水道特別会計への繰出金の増加および扶助費・補助費が微増したことが考えられ、硬直化した財政状況が如実にあらわれており、依然厳しい状況にある。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄前年度と比較して約1%減となったが、引き続き類似団体との比較では若干下回っている。平成27年度から平成29年度は大量退職者が見込まれており、再任用制度や今後の事務事業を考慮しながら職員数の適正化に努め、人件費の抑制を図る。 | ラスパイレス指数の分析欄昨年度から0.5ポイント増加し、全国市平均及び類似団体平均を上回っている。これは職員構成における、学歴・経験年数の階層異動によるものと考えられる。今後も、再任用制度を活用した緩やかな世代交代を行うとともに、定員適正化計画に基づき計画的な職員採用を行い、年齢構成の平準化を図りながら、適正な給与水準の維持に努めていく。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄退職者増により2ヵ年連続で減となっている。限られた資源でより良い市民サービスを持続的に提供すること、さらに安心、安全な市民サービスの向上を目指し、事務事業の見直しや適正な職員配置を検討し、適正な定員管理に努める。 | 実質公債費比率の分析欄3ヵ年平均において0.9ポイント増の13.6%と悪化している。主な要因は繰入金の増加で、工業団地特別会計において5年毎の繰上償還を行ったことと、下水道事業特別会計において平成29年度4月からの法適用に向け、健全な財政運営を行うため資本平準化債の発行を行わなかったことが原因である。今後は、野洲駅前周辺整備やこども園整備等の大型普通建設事業を継続して実施していくこととしており、借入償還への影響が大きいと見込まれるので、適正な予算規模による財政運営が急務となっている。 | 将来負担比率の分析欄債務負担に基づく支出額として滋賀県土地開発公社に委託して実施する工業団地造成事業2,100百万円を新たに算入し、これに伴う債務保証2,100百万円も併せて算入したことが大きな増加要因となっている。債務負担に基づく支出額の増加については、一時的に数値を悪化させたものであり、特定の歳入を見込んでいるため懸念材料とはならないが、今後も新規事業については、適正な事業費の精査と抑制を図る。 |
人件費の分析欄全国平均を上回っている。勧奨退職や若年層の採用等により、職員の偏在については多少改善されつつあるが、再任用制度を活用した緩やかな世代交代を行うとともに、定員適正化計画に基づき計画的な職員採用を行い、今後も年齢構成の平準化を図りながら人件費の抑制に努めていく。 | 物件費の分析欄類似団体を下回っている。行財政改革の推進等により、合併において重複した公共施設の統廃合をはじめ、内部管理経費の更なる見直しを含めた計画を策定し、実行する。 | 扶助費の分析欄全国平均を若干下回っているものの、扶助費全体は年々増加している。主な要因は障害者自立支援事業費のうち介護給付費・訓練等給付、自立支援医療費等が膨らんでいることが挙げられる。今後は給付基準等の見直しを図るなど、一定抑制するよう努める。 | その他の分析欄その他に係る経常収支比率は、類似団体を下回っている。今後も、公営企業会計の健全化・適正化等により一般会計からの繰出金の抑制を図る。 | 補助費等の分析欄補助費にかかる経常収支比率は、類似団体平均を下回っている。今後も、事業・団体補助等の交付基準やゼロベースによる見直しを引き続き実施する。 | 公債費の分析欄公債費にかかる経常収支比率は、前年度と比較して2.5ポイント増加している。公債費は前年度と比較して減少(‐11,692千円)した一方で、歳入において市税が前年度から大幅に減少(-1,372,062千円)したため、比率が上昇したと考えられる。今後も、事業費の抑制や事業年度の平準化、繰上償還の検討など、後年度に過重な負担とならないように努める。 | 公債費以外の分析欄公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体の平均を下回っている。今後も、行財政改革の推進等に努めることにより、行政の効率化、財政の健全化を図る。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費については、法人市民税等市税の減収により財政調整基金の取崩しを行い、余剰積立はできなかったため基金積立金が前年度より減額となり、住民一人当たり46,408円(対前年比18.0%減)となっている。民生費のうち児童福祉費は決算総額3,011,595千円(対前年比14.6%減)で、主な要因は、ゆきはたこども園整備本体工事完了に伴う投資的経費の減(対前年比637,257千円減)による。衛生費については、総額2,435,470千円(対前年比54.4%減)となっている。主な要因として、新クリーンセンター施設整備の本体工事の完了により、清掃費の決算総額が1,766,025千円(対前年比2,985,446千円減)となっている。商工費については、地域消費喚起型プレミアム付商品券交付事業が皆減の一方、5年に一度の工業団地等整備事業特別会計に対する繰出金280,000千円(対前年比250,000千円増)が主因で、総額401,259千円(対前年比194,850千円増)となっている。また、土木費については、国道8号線バイパス整備に伴う道路用地取得の完了で472,210千円減、総額1,663,596千円(対前年比282,608千円減)となっている。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算総額は、住民一人当たり401,751円(対前年度比15.8%減)となっている。人件費は、住民一人当たり73,509円(対前年度比2.0%減)となっており、適正な定員管理に向けて職員採用を抑制してきたことと団塊世代の退職に伴う職員給与費の減少が影響している。しかしながら、類似団体平均は上回っており、これは市独自の給料表を採用していることが主な要因である。普通建設事業費は住民一人当たり47,546円(対前年度比62.1%減)となっており、前年度から大幅に減少している。これは、新クリーンセンター本体施設建設やゆきはたこども園本体整備、国道8号線バイパス整備に伴う公共用地買収の完了により減少したものである。繰出金は住民一人当たり45,105円(対前年度比28.8%増)となっており、前年度から増加している。これは、下水道事業特別会計への繰出金の増額によるものである。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析実質公債比率および将来負担比率ともに類似団体と比較して高くなっている。将来負担比率が上昇している主な要因としては、債務負担行為に基づく支出額として滋賀県土地開発公社に委託して実施する工業団地造成事業費を新たに算入し、これに伴う債務保証も併せて算入したことが考えられる。また、実質公債費比率が上昇している主な要因としては、工業団地特別会計に対する繰出金が繰上償還の影響により増加したことと、地方公営企業法適用の準備のため下水道事業特別会計に対する繰出金が前年度より増加したことの2点が考えられる。今後の公債費を注視しつつ、新規事業の適正な事業費精査と抑制を念頭において当初予算編成及び財政運営にあたる。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄
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図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄
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資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況・一般会計等においては、資産総額が開始時から1,108百万円の減少(-1.6%)となった。金額の変動が大きいものは基金であり、新クリーンセンターPFI事業の実施のために取り崩したこと等により、基金(固定資産)が711百万円、法人税の減収が主な要因となった歳入一般財源を補うため基金(流動資産)についても335百万円減少した。また、負債総額については、開始時から553百万円の減少(-1.7%)となった。金額の変動の大きいものは地方債(流動負債)であり、292百万円減少した。・全体会計では、資産総額は開始時から5,778百万円増加(+8.0%)し、負債総額も開始時から3,419百万円増加(+9.7%)した。資産総額は、水道事業のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べ9,458百万円多くなるが、負債総額も、水道事業の老朽管更新事業等に地方債を充当したこと等により、5,572百万円多くなっている。・連結会計では、資産総額は開始時から12,142百万円増加(+16.7%)し、負債総額も開始時から6,973百万円増加(+20.4%)した。資産総額は、湖南広域行政組合等が保有している事業用資産を計上していること等により、一般会計等に比べ16,520百万円多くなるが、負債総額も、湖南広域行政組合等の借入金等があること等から、8,232百万円多くなっている。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況・一般会計等においては、経常費用は17,482百万円となった。そのうち、人件費等の業務費用は9,580百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は7,902百万円であり、業務費用の方が移転費用よりも多く、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(5,641百万円)であり、純行政コストの35%を占めている。公共施設総合管理計画に基づく施設の適正管理を行い、経費の縮減に努める。・全体会計では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が860百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が7,847百万円多くなり、純行政コストは8,168百万円多くなっている。・連結会計では、一般会計等に比べて、連結対象団体等の事業収益を計上し、経常収益が5,172百万円多くなっている一方、補助金等の移転費用が10,537百万円多くなり、純行政コストは11,583百万円多くなっている |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況・一般会計等においては、税収等の財源(15,723百万円)が純行政コスト(16,291百万円)を下回っており、本年度差額は568百万円となり純資産残高は555百万円の減少となった。・全体会計では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が6,316百万円多くなっており、本年度差額は▲13百万円となり、純資産残高は前年度とほぼ同額となった。・連結会計では、滋賀県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が12,082百万円多くなっており、本年度差額は▲69百万円となり、純資産残高は73百万円の減少となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況・一般会計等においては、業務活動収支は224百万円となり、投資活動収支については、クリーンセンター整備事業や野洲駅北口駅前広場整備事業等の事業を行ったが、財政調整基金等の取崩を行ったことなどから、217百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから▲449百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から9百万円減少し、535百万円となった。・全体会計では、国民健康保険税や介護保険料等が税収等収入に含まれること、水道料金の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より1,393百万円多い1,617百万円となっている。投資活動収支では、配水設備事業等を実施したため69百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから▲928百万円となり、本年度末資金残高は前年度から758百万円増加し、1,910百万円となった。・連結会計では、湖南広域行政組合等の事業収入により、業務活動収支は一般会計等より1,881百万円多い2,105百万円となっている。投資活動収支では、湖南広域行政組合の施設整備等により▲378百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから▲1,087百万円となり、本年度末資金残高は前年度から641百万円増加し、2,481百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況・住民一人当たり資産額が類似団体平均を下回っているが、当団体では、道路や河川の敷地のうち、取得価額が不明であるため、備忘価額で評価しているものが大半を占めているためと考えられる。平成28年度はクリーンセンター整備事業を実施したが、基金の取崩しを行っており、開始時と比べ2.1百万円減少している。・歳入額対資産比率についても同様に、類似団体平均を下回る結果となっている。有形固定資産減価償却率については、類似団体より下回っており、類似団体に比べ比較的新しい施設が多いことが考えられる。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率・純資産比率は類似団体平均を大幅に下回っているが、負債の大半を占めているのは、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債である。なお、仮に臨時財政対策債の残高を負債額から除いた場合、純資産比率は65.3%となる。社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っているが、これは類似団体に比べ施設の整備や更新が進んでいる結果と考えられる。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況・住民一人当たり行政コストは類似団体平均を下回っているものの、現状が適正な水準と考えられる。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況・住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っているが、平成26年度から平成28年度までにクリーンセンター整備事業に対する地方債を約28億円発行したことが要因として考えられ、今後償還が開始されると減少していくことになる。・基礎的財政収支は、基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支が業務活動収支の黒字分を上回ったため、▲372百万円となっている。類似団体平均を下回っているが、投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、クリーンセンター整備事業など公共施設等の必要な整備を行ったためである。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況・受益者負担比率は、類似団体平均を上回っており、経常収益の内容として、公立保育所使用料、学童保育所使用料、公営住宅使用料、ごみ収集・処理手数料がその多くを占めている状況にある。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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