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地方財政ダッシュボード

長野県富士見町の財政状況(2014年度)

🏠富士見町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

類似団体平均を上回る税収があるため、0.52となっているが、近年低下傾向にある。個人住民税や固定資産税等は若干の増加となったが、大手企業の業績による法人税が大きく影響し、地方税としては14.0%の増加となった。今後も滞納整理を積極的に進めるなど税収増加等による歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

類似団体の平均より6.5ポイント下回っており、当町の対前年比では1.6ポイント増加した。これは、経常収入の中で、大きな割合を占めている地方税が増加したことと、地方交付税が減少したことによる。また、経常支出では物件費は増加傾向であるため、事務事業の点検と見直しを進め経費の抑制に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体の平均より73,656円と下回ったが、前年比ではわずかながら上回った。特に維持補修費については、小学校の統合以来減額傾向であったが、施設の老朽化に伴い今後は増えていく見込みである。また、委託料についても増加傾向にあり、競争に伴う削減が必要になる。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体の平均を1.8ポイント下回り、全国町村平均との比較でも0.8ポイント下回った。これからも計画的な職員採用等により年齢構成の不均等が解消されるよう努め、適正な管理をおこなう。(平成23、平成24と指数が高いのは東日本大震災復旧復興の財源とするため、国家公務員の給与を削減したことによる。)

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体の平均を1.25人多い結果であるが、概ね平均値となっている。今後も住民サービスを低下させることのないよう職員の適正な配置をおこない、長期的視野に立った業務委託など、定員管理計画と合わせ検討を行う。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均を3.3ポイント下回っており、当町の対前年比では同ポイントとなった。これは起債の償還や一部事務組合で起こした起債の償還が順調に進んでいる結果である。今後、新たな地方債を発行する場合も計画的に行い公債費の適正化を推進する。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均に比べ20.0ポイントと大きく下回り、当町の対前年比でも22.8ポイント改善した。これは、下水道事業会計の起債償還が進み、将来負担額の減少が影響している。大規模事業の財源とした既発債の償還が終了する一方、多額の新規発行をしていないことなどから、将来負担額は減少する見込みである。これからも後世への負担を軽減するよう財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

類似団体の平均を3.7ポイント下回っており、経常収支比率にしめる人件費の割合は少ないが、人件費に準ずる費用として、物件費に含まれる賃金について、当町の昨年と比較すると増加しているため、前年比0.5ポイントの増加となった。今後も見直しを含めた取り組みを行いたい。

物件費の分析欄

物件費が類似団体に比べ4.4ポイント上回っている。これは委託費や維持補修費の増加が主な要因である。前年との比較でも0.5ポイント増加しており、類似団体と比較すると大幅に高いため、委託経費の削減や施設の維持管理費の抑制などの見直しに努める。

扶助費の分析欄

類似団体の平均を1.8ポイント下回っており、類似団体の中でも少なく、適正に行われているものと判断できるが、今後は多様な町民ニーズにより増加することも予想されるため、各種手当等のための資格審査を適正に行う必要がある。

その他の分析欄

類似団体の平均を6.3ポイント下回っており、類似団体の中では少ない値となっている。その他の主なものに繰出金があげられるが、下水道事業会計が地方公営企業法の全部を適用しているために負担金として処理され、繰出金に含まれないためである。

補助費等の分析欄

公営企業への負担金が大きく、類似団体の平均に比べ6.5ポイント上回り、類似団体の中では高い値となっている。公営企業への負担金が大きな要因であるが、一部事務組合等の起こした起債の償還が進むにつれ、それに伴う負担金も減少しており、補助費等の割合も減少すると考えられる。

公債費の分析欄

類似団体の平均値を5.6ポイント下回っており、類似団体の中でも少ない値となっている。公債費及び公債費に準ずる費用をみても減少しており、これは起債の償還や一部事務組合で起こした起債の償還が順調に進んでいる結果である。今後、新たな地方債を発行する場合も計画的に行い公債費の適正化を推進する。

公債費以外の分析欄

公債費を除く経常収支比率の割合についても、類似団体の平均を0.9ポイント下回っているが、当町の昨年比では2.0ポイント増加した。地方税や地方交付税をはじめとする経常収入が大幅に減少する中、物件費は増加傾向にあり、経常経費全体を抑制する必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

標準財政規模は、近年同レベルで推移している。平成26は財政調整基金を標準財政規模の20%程度の基金残高を確保するよう積立を行った。、今後も計画的に積立てを行う予定である。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

各会計ともに赤字額は計上していない。水道事業会計、下水道事業会計ともに料金収入の多くを大手企業1社に依存しているため、経済情勢に大きく影響を受けやすい構造となっている。このことから、常に経済情勢及び企業動向を注視しながら、経営を行う必要がある。また、平成25以降の水道事業会計の増は、新会計基準を適用したことによるものである。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

元利償還金、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金ともに地方債の償還が進み、新たな大型投資が行われないため、大きく増加はしていない。平成25に債務負担行為に基づく支出額が増加しているのは、公的病院への建設補助によるものである。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

一般会計の地方債残高、公営企業等繰入見込額、組合等負担等見込額ともに地方債の償還が進み、残高が順調に減少しているため、新たな大型投資がない限り将来負担は減少する。平成25に設立法人等の負債額負担見込額が減少しているのは、土地開発公社の解散により将来負担額が発生しなくなったためである。一方、一般会計等に係る地方債の現在高が増加しているのは、土地開発公社を解散するにあたり、債務保証の実行を行うために、地方債を借り入れたことによるものである。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,