工業用水道事業 特定地域排水処理施設 簡易水道事業(法適用)
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成22年度末現在30.9%)に加え、町の中心産業であったセメント産業の衰退等により、財政基盤が弱く、類似団体平均を0.18下回っています。今後とも事務事業の整理合理化及び経費の節減による歳出削減を実施していくとともに、産業振興施策や町税の徴収強化等の取り組みを通じて、財政基盤の強化に努めます。
人口減少、産業衰退に伴う税収の減少や少子高齢化に対応するための福祉関係経費の増加等により、類似団体平均を3.6ポイント上回っていますが、ここ数年改善傾向にあります。ただしこれは、交付税額の増加及び臨時財政対策債の伸びによる他律的なものが要因となっているためです。今後とも、産業振興施策や事務事業の整理合理化など、行政改革への取り組みを通じてさらなる改善を進め、義務的経費の削減に努めていきます。
類似団体平均とほぼ同水準でありますが、福岡県平均と比べると、41,536円と大きく上回っています。その主な要因は人件費で、公立保育所運営事業、国土調査事業、改良住宅建設事業などの施策の展開に人員が必要なためです。また、町有施設の老朽化による維持補修費の増加や委託料等の物件費の増加により上昇傾向となっています。定員管理計画に基づき職員数の適正化等努めてきましたが、依然として福岡県平均よりも高い水準にあるため、今後とも削減に努めていきます。
公立保育所運営事業、国土調査事業、改良住宅建設事業などの施策の展開に人員が必要であったため、類似団体平均を0.82上回っています。公立保育所の民営化、支所の廃止、組織機構改革など行政改革への取り組みを通じて職員数の適正化を図ったところですが、依然として類似団体よりも高い水準にあるため、今後とも取り組みを継続していきます。
地方債の計画的な繰上償還の実施により、類似団体平均より9.3ポイント下回っています。今後とも地方債充当事業の厳選や計画的な繰り上げ償還の実施により、引き続き低水準を保つよう努めていきます。
地方債現在高などの将来負担額を基金現在高などの充当可能財源が上回っているため、将来負担比率はマイナスであり、類似団体内順位は1位となっています。今後とも地方債充当事業の厳選や計画的な基金の積み立てを行い、将来負担の軽減に努めます。
人件費の経常収支比率は、30.9%で減少傾向にありますが、類似団体平均より6.9ポイント上回っており、依然として高い水準になっています。この主な原因は、公立保育所運営事業、国土調査事業、改良住宅建設事業などの施策の展開に人員が必要なため、職員数が類似団体に比べ多いことによります。公立保育所の民営化、支所の廃止、組織機構改革など行政改革への取り組みを通じて職員数の適正化を図ったところですが、財政の硬直状態が続いているため、更なる削減に向けて取り組んでいます。
物件費の経常収支比率は11.1%で類似団体平均より1.1ポイント低く抑えられていますが、人口1人当たりの決算額を見てみると、旅費、交際費、需用費、備品購入費、委託料が類似団体平均より多くなっています。今後とも事務の効率化を通じ物件費の更なる適正化を図ります。
扶助費の経常収支比率は6.4%で、類似団体平均を1.9ポイント上回っています。人口1人当たりの決算額を見てみると、障害者福祉、児童福祉の各項目で、類似団体平均を上回っている状況です。今後とも住民サービスの低下を最小限に抑えつつ、事務事業の効率化を図ります。
その他の経常収支比率は14.5%で類似団体平均を2ポイント上回っています。この主な原因は、繰出金が類似団体平均と比べ多いためで、本町は特に国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険への繰出金が多いのが特徴です。サービスの適正化を図るとともに、高齢化社会へ適切に対応します。
補助費等の経常収支比率は13.6%で類似団体平均とほぼ同水準となっています。前年度より大きく下がった主な原因は、一部事務組合への負担金が減少したことによります。これは、一部事務組合で行っている事務事業の種類や数に大きく影響されます。
公債費の経常収支比率は10.2%で類似団体平均より5.9ポイント低く抑えられています。これは、計画的な繰上償還や起債事業の厳選など、これまで適切な地方債管理を実施してきたことにもよりますが、他方で主な公共施設についての償還が終了していることも事実です。今後は、短期的に見ても、近年発行した地方債の償還が本格化することに伴い、公債費の増加が見込まれているところですが、中長期的にも、多数存在する老朽化施設の更新を控え、町債の発行が予測されますので、公債費以外の経費削減や財源確保などを計画的に実施して行きます。
公債費以外の経常収支比率は76.5%と類似団体平均を9.5ポイントも上回っています。今後は、公債費の増加が予測されるため、行財政改革や産業振興への取り組みを通じ、経費削減や財源確保を図ります。
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