収益等の状況について
収益的収支比率とは、料金収入や一般会計からの繰入金等の総収益で単年度収益が黒字であれば100%以上となりますが、一般会計からの繰入金により100%前後で推移している状況です。売上高GDP比率とは施設の営業に関する収益性を表す指標であり、EBITDAとは企業としての収益が継続して成長しているかどうかを判断するための指標ですが、共に低い数値で減少傾向にあり収益性は低下しています。今後は、夜間の利用も検討し健全経営に向け取り組んでいきます。
資産等の状況について
敷地の地価(固定資産台帳等における地価)につきましては、6,944,000円となっております。設備投資見込額につきましては、駐車場の利用開始から24年を経過しておりますことから、外壁改修工事等が必要になることから131,731,000円を見込んでおります。
利用の状況について
利用の状況とは、収容台数に対する一日当たり平均駐車台数の割合であり、施設の利用状況や適性規模を判断する指標ですが、低い数値で減少傾向にあり駐車場としての需要が減少している可能性があります。昼間は周辺公共施設職員の定期利用や図書館、コミユニティーセンター・コスモスコモン等の公共施設を利用する住民の方の利用もあり利用台数としては安定していますが、今後は、夜間の利用も検討し収容台数の増に向け取り組んでいきます。
全体総括
立体駐車場は、道路交通の円滑化を図りながら、住民の利便性を図るものであるなど多様な目的を有しています。収益性の観点からみると収益は上がっていませんが、利用者にとって利用しやすく、安全で便利な駐車場として周辺公共施設利用者や商店街利用者に積極的に使用して頂けるよう周知していきます。具体的な方針としては、外壁工事や定期的な設備メンテナンスを行い安全性を確保、イベント等によるチラシ等に利用可能駐車場として周知をし利用者の増加を図ります。また、夜間営業の可能性も検討し収益の増加も目指します。