収益等の状況について
現在指定管理者制度を導入し経営しています。①の収益的収支比率は平成26年度までは100%を切っていますが,平成27年度以降は年々上がっています。要因としては,地方債の償還(平成27年度で終了)に比例しているものです。公共施設(市役所)に付随している駐車場であるため,利用時間は短いが,利用率は多く,定期利用もあるため今後は安定した収益が見込めます。
資産等の状況について
建設後23年が経過し,施設の老朽化が見られますが,公共施設(市役所)に付随する駐車場であるため,計画的な延命化計画により設備投資を行っています。①の収益的収支比率は右肩上がり,⑩の企業債残高対料金収入比率が右肩下がりになっているのは,平成26年度までに大部分の地方債を償還し,平成27年度に残額の償還が終了したためです。
利用の状況について
当施設は,公共施設(市役所)に付随する駐車場であるため,⑪の稼働率は高い状況で安定しています。利用者の7~8割は市役所利用者です。また,定期利用もあります。
全体総括
1975年(昭和50年)に都市計画決定した駐車場整備地区により公営駐車場の整備等を進めてきましたが,40年以上が経過し,駐車需要やまちづくりの方向性等に変化が生じていることから,2017年度(平成29年度)において,駐車場需要の現状把握や駐車場施策等のほか,中心市街地の駐車場全体のあり方について施設の廃止等を含め今後検討していくこととしています。