特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用) 加古川市営駐車場 農業集落排水施設 公共下水道
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財政力指数は、類似団体平均を上回る0.87であり、前年度より0.1ポイント改善した。地域の元気創造事業費の増や人口減少等特別対策事業費の新設により基準財政需要額が増となったものの、地方消費税交付金の増に伴い基準財政収入額も増となり、基準財政収入額の増が基準財政需要額の増を上回ったことから単年度では0.88となり、3カ年平均で0.87となった。
経常収支比率は、前年度より0.2ポイント改善した。要因としては、地方交付税の減額、臨時財政対策債の発行抑制や扶助費の増加等があったものの、地方消費税交付金が大幅に増額になったことが挙げられる。平成27年度はわずかながら改善したが、依然として財政構造の硬直化が続いており、今後も経常経費の削減や公債費の抑制に努め、改善を目指す。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、類似団体平均を約1万4千円下回る数値となるものの、前年度に引き続き増加となった。今後も業務の民間委託の実施等により、決算額の逓増が見込まれることから、歳出経費の精査により決算額の圧縮に努める。
職員構成の変動(経験年数階層の変動)等により101.2と昨年比0.1ポイント下降している。今後については、平成27年4月から給与構造見直しに伴う現給保障を廃止したことや給与制度の総合的見直しにあわせ、給料表の構造見直しを行ったことにより、改善が図られると見込んでいる。今後も引き続き、国、類似団体等の給与制度の動向を注視し、給与制度の適正化に努める。
加古川市第5次行革緊急行動計画に基づき、平成23年度当初1,700人体制を基本とし、事務の効率化や民間委託の推進等により、新規採用者数は必要最小限に抑制しているところであり、人口千人当たりの職員はほぼ横ばいで推移している。今後も引き続き、類似団体の職員数等を注視し、定員の適正化を推進する。
実質公債費比率は改善を続けており、平成27年度も前年度より0.6ポイント改善し、5.3%となった。過去の投資的事業の抑制により逓減傾向にある実質公債費比率であるが、今後は広域ごみ処理施設建設事業等の大規模事業により、公債費の増加が見込まれるため、その他の投資的事業において、事業実施の可否・時期を慎重に見極め、公債費の平準化に努める。
将来負担比率は、将来負担額を、基金などの充当可能財源が上回ったため、該当なしとなった。要因としては、投資的事業の抑制による一般会計に係る地方債現在高の減少や基金積立額の増加が挙げられる。今後は、広域ごみ処理施設建設事業等の大規模事業により、市債残高の増加が見込まれるため、その他の投資的事業において、事業実施の可否・時期を慎重に見極め、新発債の抑制に努める。
人件費に係る経常収支比率は、これまで職員数の削減や給与構造の改革等の成果により改善傾向にあったが、平成26年度に再任用職員及び任期付短時間勤務職員制度運用開始の影響を受け、前年度比0.4ポイント悪化した。平成27年度は、職員の平均年齢の低下や退職者の減少により1.0イント改善した。
物件費に係る経常収支比率は、4年連続の上昇となった。また、類似団体平均を下回る数値ではあるが、全国平均や兵庫県平均と比べると高い数値となっている。これは、総経費抑制の観点から、業務の民間委託を進めたことにより、委託料(物件費)が増加したためと考えられる。今後は事業内容等の精査を図ることで物件費の抑制に努める。
扶助費に係る経常収支比率は、前年度より0.7ポイント上昇し、4年連続の悪化となった。今後も、社会情勢から、生活保護費、老人福祉費等において、大幅な改善は期待できないため、市単独の扶助費について、見直しを検討する必要がある。
その他の経常収支比率は、前年度より3.7ポイント改善し、類似団体平均を2.3ポイント下回った。これは補助費等と同様に下水道事業会計が法適用化したことが要因である。高齢化社会が進む中、後期高齢者医療事業特別会計や介護保険事業特別会計への繰出金の減少は見込めないことから、その他の会計の経営健全化等により、繰出金の抑制を目指す。
補助費等に係る経常収支比率は、3.8ポイント悪化し、類似団体を0.2ポイント上回る結果となった。要因としては、下水道事業会計が法適用化したため、繰出金が補助費等となったことによるものである。今後は市単独補助金の適正化、見直し等の行財政改革の取り組みにより、改善を目指す。
公債費に係る経常収支比率は、前年度から0.3ポイント改善したものの、類似団体平均を2.3ポイント上回る数値であった。今後、広域ごみ処理施設建設事業等の大規模事業により、公債費の増加が見込まれるため、その他の投資的事業において、事業実施の可否・時期を慎重に見極め、新発債の抑制に努める。
公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均を1.5ポイント下回るもの、4年連続の悪化となった。社会情勢の影響を受ける扶助費等において大幅な改善は期待できないため、今後も継続した経常経費の見直しにより、歳出の抑制を図る。
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