収益等の状況について
①収益的収支比率は平均値よりも低いが隣接する事業者への啓発や管理業務の見直しなどの理由により増加傾向にある。②他会計補助金比率及び③駐車台数1台当たりの他会計補助金比率は、平均値よりも大きく下回っており、過去3年間は大きな増減もない。④売上高GOP比率は、平均値よりも低くマイナスとなっているが、隣接する事業者への啓発や管理業務の見直しなどの理由により回復傾向にある。平成24年6月の台風4号による駐車場パズルタワーの大規模な破損により、パズルタワーの撤去工事を行ったため平成24,25年度については②他会計補助金比率及び③駐車台数一台当たりの他会計補助金額が高く、④売上高GOP比率及び⑤EBITDAは低い数値となっている。
資産等の状況について
築26年経過しているが、精算機等の更新や照明灯のLED化についても実施した。今後、エレベーターや消防設備、屋上防水等の修繕工事を計画的に進める。また、地方公営企業法を適用していない及び企業債の借り入れがないため⑥有形固定資産減価償却費⑨累積欠損金比率及び⑩企業債残高対料金収入については「該当なし」となっている。
利用の状況について
駐車可能台数263台に対し、定期利用が約200台を占めているため稼働率は、平均値よりも低くなっている。平成25年度から隣接する雁宿ホール駐車場と一体利用できるよう改修したことなどもあり、緩やかではあるが、稼働率も上昇傾向にある。
全体総括
他会計からの補助も少なく、利用台数や売り上げについても緩やかに上昇している。平成25年度から隣接する雁宿ホール駐車場と一体利用できるよう改修し利便性の向上を図っている。。今後も、近隣の事業所や駅利用者等への啓発に努め、一層の収益増を図る。なお、経営戦略については、平成31年度までに策定する予定。