収益等の状況について
収益的収支比率,EBITDA、売上高GOP比率については新型コロナウイルス感染症の影響により、令和元年度の約半分となった。しかし、他会計補助金もないことから、売り上げ減少はしているが、比較的に健全経営であることが伺える結果となっている。旧軽井沢駐車場は観光地である旧軽井沢銀座に隣接しており、特に観光客が多いが例年比較すると、新型コロナウイルス感染症の影響により減少している。
資産等の状況について
状況を比較する対象となる数値は無いが、軽井沢町内では、地価の高い場所に位置するため、一層の高度利用ができるか検討するべきであるが、現在の経営状況や設備投資見込額等を見ると経営は健全であり、周辺の渋滞状況を考えると、継続して経営していくことが必要と考えられる。令和5年度から令和6年度にかけて、既存立体駐車場を解体し、平面化にする予定。
利用の状況について
稼働率については、低い数値で推移しているが、町の特徴として、ゴールデンウィークやお盆時期など繁忙期は、町内が渋滞しているような状況であるため満車となる。また、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により閉場期間があったことから利用者が減少した。
全体総括
軽井沢町の特徴として、繁忙期にかなりの台数の流入があり渋滞が発生する。このことから、駐車場は重要な位置づけであり、一概に稼働率や資産の状況だけを見て他の利用を検討することは難しいと考える。収益の数値を見ると減少はしているが黒字の為、経営状況は健全である。