2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
平成27年度の、単年度財政力指数は0.965と対前年度0.003ポイントの増となった。分母となる基準財政需要額が人口減少等特別対策事業費、臨時財政対策債元利償還金、生活保護費などの増加により7.6億円増加したが、それ以上に分子となる基準財政収入額が、地方消費税交付金の増により増加した(8.2億円増)ことが主な要因となっている。また、基準財政収入額、基準財政需要額ともに増加が続いており、単年度財政力指数が平成25年度0.951、平成26年度0.962、平成27年度0.965となり、左図3か年指数も横ばいとなった。
平成27年度の経常収支比率が対前年度1.7ポイントの減となった主な要因は、分母となる経常一般財源が、地方消費税交付金の増加により前年度より15.4億円増加したのに対し、歳出は、扶助費や物件費充当分は増加したが、それ以上に退職手当等の減少に伴い人件費充当分が減少したことなどにより、分子となる経常経費充当一般財源が前年度より2億円減少したことである。
人件費は年々減少傾向にあるが、平成26年度は退職者数の増による退職手当等の増加により5.3億円の増となった。平成27年度は退職手当の減少により5.1億円減となり、平成25年度と同程度になっている。物件費は、全体で5億円増加しており、特に委託料(基幹システム運用管理事務等)の増加が影響している。
ラスパイレス指数は、人事評価結果の適正な反映などにより低下傾向にあったが、平成23~24年度決算においては、平成24~25年度に、国家公務員の臨時特例に関する法律に基づいた平均7.8%の給与減額支給措置が行われたこと等が主な要因となり上昇した。しかし、平成25年度(平成26.4.1現在)は、前記の臨時特例法による国家公務員の給与減額措置の終了、平成25年10月の本市給料表の改定および現給保障の廃止等により低下、平成26年度(平成27.4.1現在)も採用・退職に伴う職員構成の変動等により低下した。平成27年度決算(平成28.4.1現在)においては、国との給料表改定時期の相違による昇給額の影響差等により、前年度より0.2ポイント上昇した。
定数管理計画を着実に実行することにより、類似団体の平均値よりも低い数値を実現している。今後も職員数の適正化の取り組みを進めていくとともに、各部門の業務量分析を的確に行い、職員の適正配置を図っていく。
平成27年度の実質公債費比率(3カ年平均)は、前年度に比べて0.7ポイント減少した。平成24年度の単年度数値3.10%が、平成27年の単年度数値1.03%へ大きく減少したため、単年度では、1.03%と前年度(0.64%)に比べて0.39ポイント増加したが、3カ年平均では減少した。単年度数値の増加は、分母にあたる標準財政規模が標準税収入額等のうち地方消費税交付金が前年度と比較して10.2億円増となったことなどから増加、分子にあたる元利償還額等も増加し、分子の対前年度伸び率が63.5%と分母の伸び率2.3%より大きかったためである。
将来負担比率は、市債残高の増加により平成26年度から上昇に転じており、平成27年度は、7.1ポイント上昇した。分母にあたる標準財政規模、分子にあたる将来負担額ともに増加したが、分母の増加(前年度比8.1億円)より分子の増加(前年度比26.9億円)が大きいためである。分母は、標準税収入額等において地方消費税交付金が、対前年度10.2億円増となったことから、前年度より約8.1億円増額となった。分子は、大和駅東側第4地区市街地再開発事業などにより一般会計等の市債残高が大幅に増加(対前年度43.7億円増)したことにより、前年度と比較して約26.9億円の増額となった。
人件費は、職員数の適正化を進めるとともに、退職者と新採用職員の世代交代が進んでいくことなどにより減少傾向にあるが、平成26年度は退職者が多かったことにより退職金が4億円増となり、経常収支比率の人件費分が増加となった。平成27年度は退職金が減少し、経常収支比率に占める人件費の割合は減少した。
物件費は、委託料や賃金の増加により年々増加傾向にある。平成27年度も基幹システム運用管理事務や健康診査事業などの増により、経常経費充当一般財源が4.3億円の増となり、経常収支比率に占める割合も増加した。
扶助費は、生活保護費や保育関連経費などの増により増加傾向にある。平成27年度は、保育所運営費負担金事業や幼稚園施設型給付事業の増加などにより経常経費充当一般財源が4.4億円の増となり、経常収支比率に占める割合も増加した。
繰出金は、国民健康保険事業特別会計繰出金や介護保険事業特別会計繰出金の増加などにより、経常経費充当一般財源が1.3億円の増となった。維持補修費は、環境管理センターごみ処理施設維持補修事業の減などにより、経常経費充当一般財源充当分が2億円の減となった。その他全体では、維持補修費の経常経費充当一般財源の減などにより、経常収支比率に占める割合は減少した。
補助費等は年々増加傾向にあるが、平成27年度は、子ども子育て支援新制度の開始により、民間認可保育所運営支援事業や幼稚園就園奨励費の一部が施設型給付(扶助費)に移行したことにより経常経費充当一般財源が1億円減となり、経常収支比率に占める割合も減少した。
公債費は、大型建設事業債の完済により減少傾向にあり、平成27年度も減税補てん債の償還が一部完了したことなどにより経常経費充当一般財源が3億円の減となり、経常収支比率に占める比率も減少した。
公債費以外の経常経費一般財源は、扶助費や物件費充当分の増加などにより0.9億円の増加となった。経常収支比率に占める割合が平成26年度に比べ減少したのは、分子の増加に対し、分母となる経常一般財源が、地方消費税交付金の増加により前年度より15.4億円増加し、分母の増加の方が大きかったことによるものである。
八戸市 山形市 水戸市 つくば市 伊勢崎市 太田市 熊谷市 川口市 所沢市 春日部市 草加市 平塚市 小田原市 茅ヶ崎市 厚木市 大和市 長岡市 上越市 福井市 甲府市 松本市 沼津市 富士市 一宮市 春日井市 四日市市 岸和田市 吹田市 茨木市 八尾市 寝屋川市 明石市 加古川市 宝塚市 鳥取市 松江市 呉市 佐賀市 佐世保市