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昭和39年度から不交付団体であり、類似団体と比較すると0.27ポイントの差で高い指数となっている。基準財政需要額の社会保障関係経費が増加しているが、平成26年度に、基準財政収入額の主である地方税が景気の回復等により増加し、平成27年度においてはさらに、法人税が前年比で約40億円増加したことにより、指数に若干の上昇が見られた。しかし、今後も社会保障関係経費は増加していくことが見込まれ、法人税については景気に左右されることから、楽観視はできない。
近年の比率の変動は、法人税の変動や臨時財政対策債の減など歳入の減少があったが、歳出面での経常経費の減少と経常的一般財源の増加に努めたことにより、低下傾向に転じていた。平成27年度に関しては、経常一般財源の大幅な増加により、前年度と比べて8.6%減の85.6%となった。大きな変動があったが、主な要因としては、経常一般財源である法人税が約40億円増加したことによる。
類似団体の平均に比べて15,720円高くなっているのは、主に物件費が要因で、公共施設の数が他の類似団体と比較して多いことから、施設等の管理委託料が多いことや、給食費の公会計化の実施によるものである。人件費についても、独自削減や、職員数の削減により抑制しているものの、平成27年度については増加している。
給与制度の総合的見直しによる給料表の引下げを、国は平成27年4月1日、本市は平成28年4月1日に実施した。また、それに伴う経過措置(現給保障:3年間)を、国は平成27年4月1日、本市は平成28年4月1日から適用しており、平成28年1月1日昇給において、国は現給保障期間中の昇給、本市は通常の昇給により指数が増となった。類似団体平均値より、ラスパイレス指数が高いため、近隣市の状況を踏まえながら、引き続き給与の適正化に努めていきたい。
類似団体の平均を0.32人上回っているが、第6次厚木市行政改革大綱に基づき、将来を見据え、計画的な職員採用等を行うことにより、適正な定員管理に努める。
平成27年度は、普通会計の地方債現在高の減少、公営企業債繰入額の減少、退職手当負担見込額の減少による将来負担額の減少や、さらに地方消費税交付金の増額による標準財政規模の増により、結果として、6.6ポイント減少した。
本年度は、管理職手当削減、職員数の減等により、人件費の抑制に努めているものの、人件費は前年度に比べて増加しているが、法人住民税や消費税交付金の増などにより経常収支比率は減している。人件費に係る経常収支比率は類似団体平均と比べて1.3ポイント上回っている。
類似団体と比較して物件費にかかる経常収支比率が2.3ポイント高い要因として、公民館、児童館、老人憩の家など管理すべき公共施設の数により、施設等管理運営委託をはじめとする委託料が多いことなどが挙げられる。なお、法人住民税や消費税交付金の増などにより物件費に係る経常収支比率は減している。
繰出金について、公共下水道事業会計への繰出金は減少しているが、国民健康保険事業会計や介護保険事業会計などに対する繰出金が年々増加している。類似団体との比較では、3.9ポイント平均を下回っている。
公債費に係る経常収支比率は、前年度比で2.4ポイント減少しており、元金償還を超えないよう市債の借入抑制に努めた結果、類似団体平均では3.0ポイント下回っている。
公債費以外では、前述したもののほか、扶助費及び物件費については、市が政策的に実施している経常的な事業を数多く実施しており、これらの増加も比率に大きな影響を与えているが、人件費の抑制による減少傾向や、平成27年度に関しては、経常一般財源である法人税の大幅な増があったため、類似団体との比較で1.5ポイント平均を下回った。
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