佐倉市:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率前年比で悪化するものの、全国平均、類似団体平均をともにやや上回る状況。減価償却費や動力費の増加による影響が大きい。②累積欠損金比率累積欠損金の発生はない。③流動比率ほぼ前年並み。全国平均や類似団体平均と比べ、高い水準にある。④企業債残高対給水収益比率良好な数値であり、順調に推移している。⑤料金回収率95.64%(※)⑥給水原価198.64円(※)前年比で悪化しており、依然、施設の更新財源を考慮した収入体系とはなっていない。※「減価償却費から長期前受金戻入を控除」しない経常費用により算出した、佐倉市独自の指標数値。⑦施設利用率全国平均、類似団体平均をともに上回っており、より効率よく施設を利用できている。⑧有収率前年比では悪化しているが、全国平均、類似団体平均ともに5%以上上回っている状況。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率前年比+1.37%。前年に引き続き増加している。②管路経年化率前年比+0.30%。全国平均や類似団体平均と比べて低い数値ではあるものの、依然として老朽化が進んでいる。③管路更新率前年比では悪化したが、1%は維持。耐用年数や経年化率を考えるとより高い更新率が求められるため、今後もペースを落とさず更新していく必要がある。

全体総括

経営の健全性・効率性についての分析から、各数値が現状では比較的良好に出ているが、当市の基準による料金回収率は100%を下回り、給水原価(佐倉市基準198.64円)も供給単価(29年度決算189.98円)を上回る逆ザヤの状態となっている。加えて、今後は水需要の減少により収益は減少する一方、八ッ場ダム完成(平成31年度予定)に伴う受水費の増加を想定した場合、より一層厳しい経営環境が予想される。

類似団体【A2】

函館市 釧路市 帯広市 苫小牧市 青森市 弘前市 盛岡市 岩手中部水道企業団 石巻地方広域水道企業団 山形市 福島市 水戸市 日立市 つくば市 ひたちなか市 茨城県南水道企業団 伊勢崎市 熊谷市 春日部市 狭山市 上尾市 草加市 新座市 久喜市 坂戸、鶴ケ島水道企業団 野田市 佐倉市 流山市 八千代市 山武郡市広域水道企業団 小田原市 秦野市 長岡市 上越市 高岡市 福井市 甲府市 長野県 長野市 松本市 大垣市 沼津市 富士市 磐田市 豊川市 刈谷市 安城市 西尾市 小牧市 津市 松阪市 鈴鹿市 宇治市 岸和田市 茨木市 八尾市 寝屋川市 和泉市 伊丹市 加古川市 宝塚市 川西市 鳥取市 米子市 松江市 呉市 東広島市 下関市 宇部市 山口市 徳島市 今治市 久留米市 春日那珂川水道企業団 佐賀市 佐世保市 都城市