さいたま市:市立病院

地方公共団体

埼玉県 >>> さいたま市

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

当院は、急性期医療を中心に、国が体制整備を進める、がん、脳卒中、急性心筋梗塞等において高度な医療を提供しているほか、救急医療、周産期医療、小児医療等、地域住民から求められる医療サービスの提供を行っています。また、危機管理への対応として災害時医療、感染症医療、結核医療等で、地域医療において重要な役割を果たしています。

経営の健全性・効率性について

新病院開院に伴い職員数の増や委託費、移転費用が増となり、経営効率を示す指標は低下し、経常収支比率及び医業収支比率ともに前年度を下回り、当年度損益がマイナスとなった結果、累積欠損金が発生しました。また、収益については、新病院移転に伴う診療制限の影響により病床利用率は減少したものの、地域診療所との病診連携を推進したことにより1人あたりの1日平均単価は増加しました。今後、令和2年12月に開設した救急救命センターによる救急医療の充実化等、収益改善の取組を強化し、経営の安定化を図ってまいります。

老朽化の状況について

令和元年12月の新病院開院に伴い、減価償却率が大幅に減少しました。病院建替と器械備品の更新により老朽化の状況が一新されたことから、今後収益の増加が見込めるものの、多額の設備投資で、償却負担の急激な増加が経営課題となります。新建物設備の稼働効率と医療機器の採算性を厳しく検証しながら、適切に設備投資を実施し、健全で効率的な経営に繋げてまいります。

全体総括

市内では高齢化に伴い医療需要が急増することが見込まれ、市立病院の医療機能の必要性はますます高まるものと考えられます。感染症や結核医療等の維持や周産期医療の強化、急性期病院としての医療機能の充実を行い、地域の基幹病院として中核的な役割を引き続き果たしてまいります。経営の健全性・効率性としましては、令和元年12月の新病院開院に伴い手術室の増設等、機能が強化されましたが、今後は稼働率を上昇させることにより入院診療単価や入院患者数の増加を図ってまいります。また、経営コンサルタントによる材料費と収益との関係性分析やSPDによる適切な在庫管理により、材料費の縮減を図ることで、健全な経営基盤の確立を図ってまいります。

類似団体【1】

札幌病院 市立函館病院 総合病院 市立釧路総合病院 中央病院 八戸市民病院 中央病院 市立病院 大崎市民病院 中央病院 市立病院済生館 荘内病院 日本海総合病院(法人内診療所含む) 総合磐城共立病院 中央病院 がんセンター 市立病院 医療センター 国保松戸市立病院 地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院 君津中央病院 大塚病院 駒込病院 墨東病院 多摩総合医療センター 小児総合医療センター 総合病院 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 市民病院 みなと赤十字病院 川崎病院 藤沢市民病院 中央病院 新潟市民病院 中央病院 富山市民病院 市立砺波総合病院 中央病院 県立病院 県立中央病院 岐阜市民病院 大垣市民病院 岐阜県総合医療センター 多治見病院 静岡がんセンター 浜松医療センター 島田市民病院 中央病院 磐田市立総合病院 藤枝市立総合病院 静岡県立総合病院 地方独立行政法人静岡市立静岡病院 掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター がんセンター中央病院 西部医療センター 豊橋市民病院 岡崎市民病院 一宮市立市民病院 春日井市民病院 豊川市民病院 小牧市民病院 公立陶生病院 市立四日市病院 総合病院 市立長浜病院 京都市立病院 市立豊中病院 大阪急性期・総合医療センター 大阪国際がんセンター 総合医療センター 地方独立行政法人市立東大阪医療センター 尼崎総合医療センター リハビリテーション中央病院 中央市民病院 加古川中央市民病院 公立豊岡病院 奈良県総合医療センター 紀南病院 中央病院 中央病院 県立広島病院 福山市民病院 広島市民病院 安佐市民病院 県立総合医療センター 中央病院 中央病院 高知医療センター 医療センター 長崎みなとメディカルセンター市民病院 地方独立行政法人 佐世保市総合医療センター 県立病院 宮崎病院 市立病院 中部病院