三春町：三春病院【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2017年度）

地域において担っている役割

1.地域の中核病院として地域のニーズを捉え、地域から必要とされる日常的な医療サービスの提供を行う。2.休日や夜間における初期段階の救急患者や比較的軽度の症状の救急患者に対応する医師などを配置して救急医療体制の維持拡充を行う。3.地域診療所と町立病院が互いに連携しあうシステムを構築することにより、地域に存在する医療資源の効果的な活用を図る。

経営の健全性・効率性について

1.経常収支比率ではH28年と比較して3.6％増えたが、単年度では100％下回り赤字であるので引き続き経営改善に向けて取り組む必要がある。2.患者1人1日当たりの収益は、外来入院ともに減収となった。一般病棟の入院患者確保は必ずしも望ましいとは言えないが、回復期病棟を含め病床稼働率の改善に向け、地域の医療機関と更なる連携促進が求められる。

老朽化の状況について

1.町保有の器具備品等については、故障や経年劣化で使用できないものから随時更新している。2.新病院建設後１０年が経過し、施設設備の改修を行ったが、経年劣化等により今後も引き続き経費の増加が見込まれ、長期修繕計画に基づき単年度に過度な修繕工事が重ならないよう平準化して実施していく必要がある。

全体総括

1.地域医療の中核機関として積極的に役割・機能を果たしており、訪問看護ステーション事業の充実や入退院支援室の設置など機能充実に取り組んでいく。また、町内医療機関、介護事業所等の連携に中心的役割を担う努力をしていく。2.経常収支では地域医療における必要事項の支出を行い、医業収益を上げる努力をしていく。3.施設設備の修繕については、長期修繕計画に基づき、単年度に過度な修繕工事が重ならないよう平準化して実施していく。

三春町：三春病院

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