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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
少子高齢化や人口の減少に加え、町産業の中心が第一次産業であることなどから財政基盤が弱く、類似団体平均を0.04ポイント下回っている。今後は、町税の徴収対策の強化など歳入の確保を図ると共に、歳出については財政の中長期的な見通しを踏まえた予算編成に努め、財政基盤の強化に取り組む。
過去と比較してやや改善はしたものの、類似団体平均を大きく下回っている。主な要因は、介護保険や下水道事業などの特別会計に対する繰出金が多額であると共に、右肩上がりを続ける扶助費が比率を引き上げている。今後は、料金設定の見直しなどにより特別会計への繰出金の抑制と、併せて経常経費全般を見直し、削減に向けた取り組みに努める。
平成17年度から平成22年度まで新規採用がなかったことと、年齢層の高い職員が比較的多かったことから、類似団体よりも高い指数で推移していたが、平成23年度以降はこれら要因が解消されつつある。また、従来より人事院勧告及び県人事委員会勧告を踏まえた給与体系をとっており、各種手当ての内容も他団体と同程度であることから、類似団体平均とほぼ同じ水準となった。平成28年度末には9人もの職員が定年退職を迎えることから、これに伴い指数は低下していくものと思われる。
職員数が多かったことから、組織機構の見直し(課の統合、児童館の廃止等)と併せて、平成17年度から平成22年度までの退職者分を不補充とし、その間37人が削減された。その後、新規採用を進めてきたものの、現在は類似団体平均を3.83人下回っている。平成28年度末には9人もの職員が定年退職を迎えることから、定員管理を踏まえて必要数の採用を行い、適正な人員管理に努める。
ここ数年は毎年、緩やかに比率が改善している。償還終了に伴う元利償還金の減少と新規発行の抑制が要因であり、今後も計画的な地方債発行に努める。一方で、公営企業債の元利償還金に対する繰出金の増加が見込まれていることから、今後の比率は横ばい傾向で推移していくものと思われる。
地方債残高と退職手当負担見込額の減少、財政調整基金の積み増しにより、前年度より21.3ポイント比率が下がるなど、ここ数年は改善傾向にある。しかし比率は依然として高く、類似団体平均を81.7ポイント上回っている。今後は、財政の中長期的な見通しを踏まえた計画的な地方債発行に努め、一層の比率抑制に努める。
人件費に係る経常収支比率は前年度よりも2.9ポイント下がり、類似団体平均とほぼ同程度となった。人口千人当たりの職員数が類似団体平均を3.83人下回っていることから、実質の人件費は高いことが読み取れる。平成28年度末には9人もの職員が定年退職を迎えることから、職員の平均年齢が引き下がる見通しであり、今後も人件費抑制に努める。
物件費に係る経常収支比率は前年度より1.0ポイント下がり、類似団体平均と比較して1.2ポイント下回っている。決算額を見れば物件費は前年度よりも増額となっているが、経常収支比率全体が下がったことで当該比率を引き下げた。厳しい財政状況の中、今まで以上に業務の見直しや整理統合など合理化に取り組み、コストの削減に努める。
扶助費に係る経常収支比率は年々高まっており、前年度より0.4ポイント、類似団体平均と比較して2.7ポイント上回っている。単独事業のほか、多様化が進む障害者自立支援給付など、扶助費として支出される事業費は総じて上昇の傾向にある。整理統合や費用対効果などを勘案して単独事業の見直しを行い、上昇に歯止めを掛けるよう努める。
その他に係る経常収支比率は前年度より0.2ポイント下がったものの、類似団体平均と比較してを0.1ポイント上回っている。国民健康保険特別会計や介護保険特別会計に対する繰出金が高額になっていることが主な要因で、検診率向上や介護予防などの健康づくりに力を入れて、医療費等の抑制に努める。
補助費等に係る経常収支比率は前年度よりも3.4ポイント増え、類似団体内順位でも最下位である。法適公営企業に対する基準内繰出金が多額になっていることが主な要因である。今後は料金の適正化等による経営改善を図るなど、繰出金の抑制に努めると共に、ほかの補助金、負担金についても見直しを行っていく。
公債費に係る経常収支比率は緩やかに減少を続けているほか、類似団体平均と比較しても5.5ポイント下回っている。償還終了に伴う元利償還金の減少と新規発行債の抑制が要因であり、今後も計画的な建設事業により新規発行債を抑え、地方債に極力頼らない財政運営に努める。
公債費以外に係る経常収支比率は、公債費の比率は下がったものの全体の比率も下がったことから、前年度より0.3ポイント下回った。今後も財政状況や経済状況に十分配慮し、公営企業の事業実施による繰出金の単年度負担の抑制や、建設事業の計画的な実施に努め、健全な財政運営を目指す。
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