地域において担っている役割
町内唯一の救急告示病院かつ病床を有する医療機関
経営の健全性・効率性について
新型コロナウイルス感染症の影響により、人数・収益とも前年度から減少となった。・入院では、年間患者数で744人、1日平均で2.1人の減となったが、長期入院患者の割合が減少したこと等により、診療収入はおおむね横ばいとなった。・外来では、年間患者数・外来収益とも減少した。ただ、コロナウイルス感染症による診療報酬上の特別な取扱い等により、患者1人あたり単価が増額となった。
老朽化の状況について
・H26の建物改築により有形固定資産が増加。・故障や保守不能な器械備品については、適宜更新を図っている。
全体総括
・病床利用率が約80%と高水準で入院収益の大幅な増加は難しい状況ではあるが看護配置基準13:1を維持して収益の確保を図る。・健診や予防医療の充実や、訪問診療など地域医療体制の充実を図るなど、増収に向けた取組を進める。・職員年齢層や人員不足などの状況を鑑みるに、職員給与費の増加はしばらく続くと思われる。引き続き、再任用職員や会計年度職員、薬品や材料の共同購入・見積合わせ等の活用により、医業費用の低減に努める。