地域の概況
普通会計の構造(2018年度)
総額23.3億円
総額23.3億円
総額23.7億円
総額23.3億円
総額23.3億円
総額23.7億円
外海小離島群から構成されるという地理的特徴、役場を行政区域外の鹿児島市内に配置するという行政形態の特異性から、多額の財政需要がある。また、厳しい地理的条件等から企業進出が困難であり、歳入総額に占める地方税は1.4%にすぎない。そのため、財政基盤が脆弱であり、類似団体平均を下回っている。ブロードバンドが整備されたことにより、今後新たに利活用や維持補修が発生するが、村振興計画や地方創生総合戦略に沿った予算の重点配分に努め、定住促進・産業振興による地域の活性化を図る。
港湾改修をはじめとするインフラ整備で多額の記載があり、公債費高い水準で推移している。多額で高利率の起債償還が順次終了しているため、公債費は減縮傾向にあるが、今後も交付税算入で有利な起債(過疎債、辺地債等)の活用に努め、新規発行債の抑制を図る。人件費についても、現在、村長(10%)、議員(5%)の給与、報酬の一部カットにより約2百万円の削減を行っているが、これについては今後も継続することとし、人件費の抑制を図る。また、実施事業の優先順位を精査し、義務的経費の削減に努める。
人口規模は小規模であるが、3島4集落から構成されるために多額の財政需要がある。対する人口はやや増加傾向にあるものの、人口1人当たりに換算すると類似団体を大きく上回る。電算化や業務委託により、事務の効率化等による適切な職員数配置に努め、人件費の抑制を図る。また、緊急に必要な事業を精査し、物件費の削減に努める。
国と比較して、1.9ポイント下回っているが、職員の年齢構成によるものである。村長(10%)、議員(5%)の給与、報酬の一部カットは継続中であるが、今後の財政状況を見極めながら一般職員の給与カット再開も視野に入れ、給与水準の適正化を図る。
3島4集落に係る各出先機関職員と本庁職員に加え、村営定期船の船員を有する。やや増加傾向にある人口ではあるが、人口割に換算すると、千人当たりの職員数は多く換算される傾向にある。住民サービスの維持・向上を図りながら、多様化かつ複雑化する各種業務に対応しうる最小限の組織づくりに努める。
新規発行債の抑制や、交付税措置で有利な起債の活用等など努力しているが、前年度より0.9ポイント増加し、依然、類似団体平均を上回っている。普通交付税の増減により数値が大きく変動する要因もあるが、今後も緊急性、住民ニーズを的確に把握し、新規発行債の抑制に努める。
類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は5.7ポイント高くなっている。行政規模は小規模ではあるが、3島4集落から構成されるため非効率的な職員配置を行ってきた。そのため各地区の出張所長ならびに学校用務員については退職後の職員補充をせず、嘱託職員で対応している。これにより対象者7人のうち6人は嘱託職員となっている。今後も事務の効率化等による職員数の抑制を図り、人件費の削減に努める。
類似団体平均を大きく上回っているが、財政規模が小規模であるため、選挙や大規模イベントの実施等により大きく増減する傾向がある。また、年々増加する各種業務に係るシステムや電算機器維持管理に係る経費は増加の一途である。自治体の規模に対し、小離島群から構成されるという特殊性から、公共施設数も多く、物件費等の財政需要が高いが、増減要因を的確に把握し削減に努める。
類似団体平均と比較して低い水準で推移している。人口に対して、児童生徒数等、扶助費を受給する対象者が少ないことが挙げられる。しかし、今後、定住促進の推進による児童生徒数の増加、高齢化率の上昇による医療扶助者の増加等、比率の上昇が見込まれる。高齢者の自立支援や介護予防の充実を図り、扶助費の増加の抑制に努める。
村営定期船の建造費に係る船舶交通事業特別会計繰出金が主なものであるが、平成24年度で過疎債分の償還が終了したことに伴い減額した。しかし、今後、簡易水道事業会計及び下水道事業会計への運転資金及び公債費財源繰出金の増加が見込まれるため、公営企業にあっては経営の健全化に努める。
補助金交付対象団体等が少ないため、例年低い水準で推移している。しかし、今後、定住促進による地域活性化を図っていくため、多額の補助費需要が見込まれる。今後も交付基準を明確にし、社会通念上、適切な交付に努める。
新規発行債の抑制により公債費は縮減傾向にあるが、類似団体平均と比較すると高い水準にある。3港湾に係る港湾改修をはじめとする、インフラ整備等で多額の起債を要しているのが主な要因である。また、平成30年度は普通交付税の減額もあり、2.4ポイント増加している。今後も地方債の新規発行を伴う普通建設事業を予定しており、公債費の増加が懸念されるが、必要性・緊急性を精査し、縮減に努めることとしている。
公債費以外の比率については、いずれも類似団体平均を大きく下回る水準となっている。また、財政規模が小規模なため普通交付税の増減による比率の変動が大きくなる傾向がある。外海小離島群という地理的な不利条件や、過疎・高齢化が著しい状況にあって、厳しい財政運営を強いられているが、徹底した歳出削減による財政健全化を図りながら、限られた予算の重点配分により、産業振興や定住者の確保につとめる。
土木費が住民一人当たり約1,807千円で前年度より472千円増加し、類似団体内順位が1位となっているが、本村3港湾に係る改修工事経費が大きな要因となっている。外海小離島群から構成されるという地理的特徴があり、港湾改修は必要不可欠な事業のため、今後も必要に応じて事業を推進していく方針である。
類似団体内順位2位/ 64団体
類似団体内順位35位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位11位/ 64団体
類似団体内順位7位/ 64団体
類似団体内順位4位/ 64団体
類似団体内順位4位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位16位/ 64団体
類似団体内順位31位/ 64団体
類似団体内順位35位/ 64団体
類似団体内順位7位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
歳出決算総額は、住民一人当たり約6,248千円となっている。類似団体と比較しても、多くの性質別において非常に高く推移しているが、平成30年度においては、デジタル防災行政無線整備事業等により普通建設事業費(更新整備)が前年度比153.1%となり、さらに高い水準となった。電算化や業務委託等により、事務の効率化等による適切な職員数配置に努め人件費の抑制を図るなど、また、緊急に必要な事業を精査し、物件費等の削減に努める。
類似団体内順位2位/ 64団体
類似団体内順位34位/ 64団体
類似団体内順位35位/ 64団体
類似団体内順位16位/ 64団体
類似団体内順位9位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位39位/ 64団体
類似団体内順位36位/ 64団体
類似団体内順位5位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位6位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
類似団体内順位57位/ 64団体
類似団体内順位1位/ 64団体
実質収支額は黒字となっているが、普通交付税の大幅な減額により、実質単年度収支比率は、マイナスに転じた。普通交付税の増減により値が大きく変動する要因である。しかし、今後も更なる歳出抑制、財源の確保に努め、健全な財政運営に努める。
一般会計は、普通交付税の大幅な減額により昨年度から12.15ポイント減少しているが、連結黒字は維持している。船舶交通事業については、平成26年度以降、適正に収入見込額を精査したことにより赤字額は解消されたが、本航路は生活航路であることから経営改善が困難であるため、観光客受入体制及び航路広報活動の強化、物流ルートの確保等での収入増、経費削減に努め、経営の健全化を図る。また、国民健康保険特別会計黒字額の変動については、医療費に係る療養給付費の増減に伴うものが主な要因である。現在、基金を取崩して財政運営しているが、このままで推移していくと4~5年後には赤字に転じる可能性があるため、特定健康診査事業等に積極的に取組み予防推進を図るとともに国民健康保険税の引き上げ等も考慮し健全な財政運営に努める。
多額の高利率の起債償還が順次終了していることと、新規発行債の抑制により元利償還金等は縮減傾向にある。普通交付税の増減により数値が大きく変動する要因もあるが、今後も新規発行債を抑制し、交付税算入で有利な起債の活用に努める。
実質公債費比率の算定に用いる満期一括償還地方債の償還の財源として積み立てた額はない。
一般会計等に係る地方債の現在高が平成29年度から266百万円増加しているが、基準財政需要額算入見込額も増加しているため、将来負担比率は減少している。今後、新規発行債を抑制し、交付税算入で有利な起債の活用に努める。また、充当可能財源の確保にも努め、将来負担比率の発生を抑制する。
(増減理由)平成29年度から基金残高が2百万円増加しているが、基金の積立及び取崩しをしていないため、利息分のみの増となっている。(今後の方針)非常に厳しい財政状況ではあるが、現在、基金に頼らない予算編成に取り組んでおり、今後も推進していく。そのため、中長期的には、基金全体として増加傾向にある。
(増減理由)積立運用利息による155万円積立てしたことによる増加(今後の方針)災害等の突発的な財源支出に備えるため、過去の実績等も踏まえ、現状を維持または新たに積立てることとしている。
(増減理由)増減なし(今後の方針)地方債の償還計画を踏まえ、出来るだけ取崩しを行わず現在高を維持していくように努める。
(基金の使途)庁舎建設基金:庁舎等公共施設の新設・改修等の資金に充当船舶建造基金:村唯一の公共交通機関である村営定期船の建造を行うための経費財源(増減理由)庁舎建設基金:積立運用利息による59万円積立てしたことによる増加船舶建造基金:積立運用利息による8万円積立てしたことによる増加(今後の方針)庁舎建設基金:庁舎の耐震化調査及び改修工事等のために、近年に取崩しを行うこととしている。船舶建造基金:平成30年度~31年度にかけて、共有船方式により新船建造約35億円を予定しているが、完成後11年目に約3.5億円支払いに備えるため、平成41年度まで積立てる予定である。
有形固定資産減価償却率は、49.3%であり、類似団体より低い水準であるが、個別施設計画が未策定であるため、早い段階での策定に取り組む。
類似団体内順位36位/ 44団体
債務償還比率は356.6%であり、類似団体より低い水準であるが、平成29年からすると増加してきており、デジタル防災行政無線整備事業にかかる地方債を発行したことが考えられる。今後は新規発行債の抑制に取り組む。
類似団体内順位30位/ 64団体
多額で高利率の起債償還が順次終了しており、将来負担比率は低い水準を維持している。今後も新規発行債の抑制に取り組み、交付税算入で有利な起債の活用に努める。また、充当可能財源の確保にも努め、将来負担比率の発生を抑制する。また、有形固定資産減価償却率も低い水準あるが、公共施設等総合管理計画に基づき、今後も老朽化対策に取り組んでいく。
実質公債費率は類似団体と比較して高いものの、将来負担比率は低くなっている。多額で高利率の起債償還が順次終了しているが、新規発行債の増により地方債残高は増加傾向にある。今後は新規発行債を抑制に取り組む。
ほとんどの類型において、有形固定資産減価償却率は類似団平均を上回っているものの、港湾・漁港については、類似団体平均を下回っている。これは、毎年国庫補助事業で新規防波堤整備等を実施したためである。一人当たりの値もほとんどの類型において、類似団体平均を大きく上回っているが、人口の少なさによるものと考えられる。今後は、維持管理に係る経費の増加に留意しつつ、老朽化対策に取り組んでいく。
類似団体内順位7位/ 44団体
類似団体内順位6位/ 44団体
類似団体内順位15位/ 44団体
類似団体内順位8位/ 14団体
類似団体内順位9位/ 43団体
ほとんどの類型において、有形固定資産減価償却率は類似団平均を上回っているものの、体育館・プールについては、類似団体平均を下回っている。これは、体育館については平成28年度に黒島において新しく設置したためである。一人当たりの値もほとんどの類型において、類似団体平均を大きく上回っているが、人口の少なさによるものと考えられる。今後は、維持管理に係る経費の増加に留意しつつ、老朽化対策に取り組んでいく。
類似団体内順位27位/ 33団体
類似団体内順位1位/ 26団体
類似団体内順位15位/ 34団体
類似団体内順位7位/ 44団体
一般会計等においては、資産総額が前年度末から107百万円の増加(0.49%増)となった。ただし、資産総額のうち有形固定資産の割合が90.6%となっており、これらの資産は将来の(維持管理・更新等の)支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。
一般会計等においては、経常費用は2,103百万円となり、前年度とほぼ同額であったが、人件費が経常費用の15.6%(328百万円、前年度比+44百万円)を占めており、物件費等の昨年度からの推移に比べて、人件費の増加する割合が大きくなっている。直営で行っている施設について、民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度を導入するなどにより、コストの削減に努める。
一般会計等においては、税収等の財源(1,699百万円)が純行政コスト(1,997百万円)を下回っており、本年度差額は▲298百万円となり、純資産残高は236百万円の減少となった。地方税の徴収業務の強化等により税収等の増加に努める。
一般会計等においては、業務活動収支は▲85百万円となり、投資活動収支については、公共施設等整備費支出の894百万円等、老朽化対策事業を行ったことから、投資活動収支は▲309百万円となった。財務活動収支については、地方債を発行したことなどから、地方債の発行額が地方債償還支出を上回り、310百万円となった。本年度末資金残高は前年度から84百万円減少し、40百万円となった。行政活動に必要な資金を地方債の発行収入によって確保している状況であり、行財政改革を更に推進する必要がある。
住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく上回っているが、これは、三島村においては3つの島を有しており、それぞれの島において公共施設の整備や港湾・漁港の装備を行ってきた分資産が大きくなっていることが考えられる。
純資産比率は、類似団体平均を少し上回っている。また、純行政コストが税収等の財源を上回ったことから純資産が減少し、昨年度から1.25%減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、行政コストの削減に努める。
住民一人当たり行政コストは昨年度時比べて減少しているが、類似団体平均を上回っている。特に、純行政コストのうち維持補修費及び減価償却費が、類似団体と比べて住民一人当たり行政コストが高くなる要因となっていると考えられる。三島村においては3つの島を有しており、それぞれの島において公共施設の整備や港湾・漁港の装備を行ってきた分住民一人当たりの資産額も大きくなっており、その影響が考えられる。
住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っており、前年度から113.2万円増加している。これは、地方交付税の不足を補うために臨時財政対策債を27百万円発行したことにより、地方債の発行額が償還額を上回ったためである。
受益者負担比率は類似団体平均と比較して下回っている。要因としては転出等により、人口が昨年度より減少しており、それに伴う公営住宅等の使用料の減少が考えられる。また、経常費用が昨年度から184百万円減少しているが、維持補修費の変動が顕著であることから、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的な維持補修を行うとともに今後も経常費用の削減に努める。
鹿児島県三島村の2018年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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