地方財政ダッシュボード

島根県隠岐の島町の財政状況(2018年度)

収録データの年度

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共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2018年度)

目的別歳出

総額158億円

性質別歳出

総額158億円

歳入の内訳

総額161億円

財政比較分析表(2018年度)

財政力

人口減少が続くなか、個人所得や法人税の増収が見込めない上、離島という地理的条件から大企業も無く、税収構造は非常に脆弱である。そのため財政力指数は類似団体を大きく下回り0.19で推移している。観光・農林水産業振興のほか、新たな産業創出も視野に入れ税収基盤の強化を図るとともに行財政改革の確実な実施により財政の健全化を図っていく。

財政力指数

財政構造の弾力性

歳入における経常一般財源は年々減少する方向にあるが、町村合併以降実施している行財政改革実施計画に基づく職員数削減による人件費の抑制、地方債の新規発行抑制等の成果で類似団体内平均値と同程度の水準にある。平成30年度は物件費等の伸びがあったものの公債費の減がそれを若干上回り、前年度より0.1%の減となっている。今後も普通交付税一本算定による影響が見込まれるが、行財政改革への取組みを通じて義務的経費の削減に努め、現在の水準を維持していく。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

行財政改革による職員数の削減をはじめとした経費の節減に努めているところではあるが、離島という地域特性から他自治体との社会福祉施設・環境衛生施設等の広域連携が難しく、各施設の運営コストが高くなっている。また、集落が点在しているため交通機関の維持やスクールバスの運行、ごみ収集等におけるコストも割高になっている。平成30年度はシステム更新や新施設稼働の影響により、前年度と比べ物件費が伸びている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

平成16年の町村合併以降、平成21年度までは給与カットを実施していたため類似団体と比較し低い水準にあった。人員削減が計画通りに進んだこともあり、平成22年より段階的に給与カットを緩和したため、それ以降は類似団体と比較して高い水準で推移している。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

行財政改革実施計画に基づく職員数の削減は概ね計画どおり進んでいるものの、類似団体と比較すると高い数値となっている。ごみ・し尿処理、給食センター等部分的に民間委託等の推進を行って来たものの、人口も減少しているため数値は高いままとなっている。今後、事務事業の見直しや事務効率化、民間委託等をさらに進めつつ職員数の適正化を図っていく。なお、当該数値は地方公務員給与実態調査の前年度数値を引用したものである。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

平成16年度の町村合併以降、行財政改革の一環として行った繰上償還や地方債の新規発行抑制等による効果で実質公債費比率は年々改善傾向にある。今後は普通交付税一本算定による歳入減や大規模事業実施による新規地方債発行額の増大に伴い比率が上昇に転じることが見込まれるが、経済対策と財政健全化のバランスを考えながら緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により起債に大きく頼ることのない持続可能な財政運営を目指す。

実質公債費比率

将来負担の状況

平成16年度の町村合併以降、行財政改革の一環として行った繰上償還や地方債の新規発行抑制等による効果で将来負担比率は年々減少傾向であったが、平成29年度より防災行政無線整備事業等、大規模事業の着手により地方債の発行額が増大したため比率も増加している。今後も引き続き大規模事業の実施により基金の取崩しによる予算確保や債務負担行為の設定等により比率が上昇することが見込まれるが、引き続き事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2018年度)

人件費

平成16年10月の合併以降、行財政改革のもと事務事業のスリム化や統合、職員への退職勧奨を行い平成16年度末に345人であった職員数は平成30年度末には269人となっており一定の成果が出ている。今後、民間委託等も検討しているが、離島という地理的条件から公共施設管理等の民間参入による更なるコスト低減は期待薄であり、広域連携等もできないことから大幅な職員数の削減は難しい状況である。

経常収支比率(人件費)

物件費

類似団体と比較すると支出比率は低くなっているが、住民1人当たりのコストでは平均値より高い。町村合併以降、徹底した経費節減に努めているものの清掃費など、離島という地域特性のために割増しとなる経費があることが要因となっている。

経常収支比率(物件費)

扶助費

社会福祉費(高齢者・障がい者・生活保護等)における扶助費は増加傾向にある。高齢化が進み、高齢化率も40.08%(平成30年度末)と高い地域であることから経費削減は難しく、他の経費において節減を図る必要がある。

経常収支比率(扶助費)

その他

町内各地域で進めている下水道整備に伴う繰出金が増加傾向にある。供用開始後の速やかな加入接続を促進し、支出を縮減できるように努めている。

経常収支比率(その他)

補助費等

補助費等のうち約3割を隠岐広域連合への負担金が占めており、そのうち約5割が消防署運営費となっている。隠岐4町村で構成されている消防署であるため、今後も横ばいの支出が見込まれる。そのほかの補助金については、基準に照らし合わせながら補助金の見直しや廃止も視野に適正な交付を行っていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

平成の初め頃から10年頃までに進めた大規模プロジェクトで多額の地方債を発行してきており、この償還のピークを迎えているため類似団体内で最も高い数値となっている。町村合併以降、地方債の新規発行を抑制してきたことにより公債費数値も着実に改善しつつあるが、必要な公共事業の実施の財源として依存することとなるため、交付税措置率の高い有利な地方債を中心に発行を行っていく。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費以外の項目では類似団体内平均値と比較し大幅に低い水準となっている。当町が事業実施の際地方債に依存することが多かったためと考えられるが、町村合併以降行財政改革により徹底した節減を行ってきた成果でもある。離島という地域特性により経費節減が困難な費目も多いが、地方交付税の一本算定による歳入の減が見込まれているため公債費も含め一層の経費節減に努めていく必要がある。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

目的別歳出の分析欄

民生費決算額は、住民1人当たり230,817円となっており、類似団体と比較して高水準となっている。これは年々増加している扶助費の影響が大きな要因である。扶助費以外では,国民健康保険事業勘定特別会計への繰出金や公立保育所運営にかかる人件費・物件費が大きい。衛生費決算額は、住民1人当たり111,048円となっており、類似団体と比較して高水準となっている。離島であるために、ごみ・し尿処理などを広域行政で管理することができず、単独で維持管理する必要があるため費用が嵩むのが要因である。また、地域医療の中核を担う隠岐病院にかかる広域連合負担金や診療所会計への繰出金がこの費目を押し上げている。その他の費目についても、議会費を除いて類似団体内平均値を超えている状況である。全体を通して離島であるという地域特性と地形的要因により集落が点在していることで人件費・物件費が高くなることが要因である。

議会費

類似団体内順位28位/ 54団体

労働費

類似団体内順位3位/ 54団体

消防費

類似団体内順位2位/ 54団体

諸支出金

類似団体内順位5位/ 54団体

総務費

類似団体内順位8位/ 54団体

農林水産業費

類似団体内順位4位/ 54団体

教育費

類似団体内順位11位/ 54団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 54団体

民生費

類似団体内順位2位/ 54団体

商工費

類似団体内順位6位/ 54団体

災害復旧費

類似団体内順位11位/ 54団体

衛生費

類似団体内順位3位/ 54団体

土木費

類似団体内順位12位/ 54団体

公債費

類似団体内順位1位/ 54団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民1人当たり1,107,453円となっている。そのうち公債費が182,902円と類似団体内では突出している。これは、平成初期の大規模プロジェクト実施のために合併前の旧町村単位で借入れた地方債の償還がピークとなっているためであり、平成23年度に繰上償還を実施したものの依然として高く推移している。また、離島という地域特性上、町単独で維持管理しなければならない公共施設が多く、民間参入が困難であったり、競争に伴うコスト削減効果が期待できなかったりするため、人件費や物件費も今後も高い水準で推移していくものと見込んでいる。補助費等が類似団体内平均及び県平均値と比較して高額となっている背景には隠岐4町村で構成・維持管理している消防署への負担金があり、この部分については今後も横ばいで推移していく見込みである。

人件費

類似団体内順位2位/ 54団体

補助費等

類似団体内順位2位/ 54団体

災害復旧事業費

類似団体内順位11位/ 54団体

投資及び出資金

類似団体内順位14位/ 54団体

物件費

類似団体内順位8位/ 54団体

普通建設事業費

類似団体内順位4位/ 54団体

失業対策事業費

類似団体内順位1位/ 54団体

貸付金

類似団体内順位7位/ 54団体

維持補修費

類似団体内順位29位/ 54団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位6位/ 54団体

公債費

類似団体内順位1位/ 54団体

繰出金

類似団体内順位5位/ 54団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位3位/ 54団体

積立金

類似団体内順位45位/ 54団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 54団体

実質収支比率等に係る経年分析(2018年度)

分析欄

財政調整基金については中期的な見通しのもとに、最低水準の取り崩しに努めている。実質収支額は横ばいで推移しており継続的に黒字を確保している。今後も事務事業の見直し等歳出の合理化を推進し、健全な行財政運営に努めていく。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2018年度)

分析欄

標準財政規模に比した黒字のほとんどを上水道事業会計及び一般会計で占めている。上水道事業会計の黒字は企業債償還額の減少から成るものである。上水道事業会計は平成29年度に簡易水道事業特別会計と統合した。今後は経営の悪化が予測され、経年劣化した施設の修繕費も増えることから、水道料金の適正な改正を視野に収益の確保を行っていく。また、一般会計は大規模事業(防災行政無線整備事業、新庁舎建設事業等)が進行していることにより、歳入歳出ともに決算規模が拡大し、地方債の発行や基金の取崩しによって対応した。今後も大規模事業が継続する見込みである。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

元利償還金は大規模事業の償還終了に伴い再び減に転じた。また組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等や債務負担行為に基づく支出額の減も併せ、分子は前年度より16百万円減少した。町村合併以降、過疎・辺地対策事業債、合併特例事業債といった有利な地方債を中心に発行して来たことで実質公債費比率は近年減少を続けている。今後は大規模事業実施による地方債新規発行額増大が見込まれており、元利償還金増額が予想されるが、国県補助等を活用しながら有利な地方債を発行することで負担の抑制に努めたい。

実質公債費比率,公債費等

減債基金の分析欄

該当なし

将来負担比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

平成16年度の町村合併以降、行財政改革の一環として行った繰上償還や地方債の新規発行抑制等による成果で将来負担額は年々減少傾向となっていた。しかし平成29年度より大規模事業実施の財源として地方債を発行したため、借入額が償還額を上回り、地方債現在高が増加したため、将来負担額も増額に転じた。今後も大規模事業が実施されるため、基金を取崩して予算を確保していくことも予測され、充当可能財源が減少する上に、実質公債費比率も上昇に転じると見られることから将来負担比率についても上昇していくと思われる。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2018年度)

基金残高合計

(増減理由)財政調整基金及び減債基金において、歳計剰余金による70百万円を含む111百万円を積立てた。また、その他特定目的基金においては、地域振興基金を事業財源として115百万円取崩したが、前年度を216百万円下回る133百万円の取崩しとなり、合計残高は5,501百万円(+7百万円)となった。(今後の方針)今後大規模事業が続くため、基金の取崩しを継続して行う予定である。普通交付税の一本算定及びその後の人口減に備え、既存事業を見直し、繰上償還も視野に取崩しを極力抑えていきたい。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)平成30年度は取り崩しはなく、決算剰余金70百万円をはじめとして、71百万円を積立てたため、71百万円増加した。(今後の方針)今後も大規模事業が続くため、基金の取崩しを継続して行う予定ではあるが、既存事業の見直しを行いながら取崩しを極力抑えていきたい。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)平成30年度は取り崩しはなく、公営企業貸付金元利収入34百万円をはじめとして、40百万円を積み立てたため、40百万円増加した。(今後の方針)今後、庁舎整備事業等大規模事業の財源で多額の地方債を発行することから、繰上償還等も検討の必要がある。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)地域振興基金:隠岐の島町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく重点事業に要する費用に充てる。ふるさと隠岐の島応援基金:ふるさと納税等によるふるさと寄附金を積み立て、青少年教育又は地域文化の振興に資する事業、医療又は保健・福祉の充実に資する事業、竹島の領土権の確立に資する事業、自然環境の保存・整備に資する事業等に要する費用に充てる。(増減理由)地域振興基金:総合戦略に基づく重点事業に115百万円充当したため、前年度より115百万円減少した。ふるさと隠岐の島応援基金:教育事業等に17百万円充当した一方で、ふるさと寄附金15百万円を積立てたため、前年度より2百万円減少した。(今後の方針)公共施設整備基金:庁舎整備事業実施に伴い、備品購入費等に充当予定。

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2018年度)

有形固定資産減価償却率

類似団体数値58.6%と比べ、本町は55.6%と数値は若干低めではあるが、本町所有の公共施設も老朽化が進んできており、除却すべき建造物も見受けられる。近年は往年と比べ公共施設の除却、譲渡の動きが活発になってきており、今後も除却、改修費用の財源の確保に努めると同時に、公共施設の利用価値を見極め、公共施設の売却、譲渡も引き続き検討しながら適切に管理していくことが必要となる。

有形固定資産減価償却率

類似団体内順位34位/ 47団体

(参考)債務償還比率

債務償還比率は類似団体数値460.3%に比べ、687.0%と高い。H29年度より、新庁舎建設事業、防災行政無線整備事業といった大規模事業が続いており、起債発行額が増加したことが原因と思われる。

(参考)債務償還比率

類似団体内順位40位/ 54団体

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

有形固定資産減価償却率は、施設の老朽化に伴い年々上昇している。将来負担比率は上記で述べたように大規模事業に伴う地方債発行額の増加から、地方債残高が増えている為、数値が上昇している。新庁舎建設事業、防災行政無線整備事業ともに、R元年度まで続くことから、数年間は地方債発行額が償還元金の金額を上回る見通しであるため、数値も上昇する見込みである。

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

町村合併前の旧町村において、国の経済対策を背景に地方債に依存した社会基盤整備を行ってきた。特にH5年~H8年までは、毎年約50億円の地方債を発行したことにより地方債残高が膨らんだため、類似団体と比較すると高い比率となっている。H16年度の町村合併以降は、行財政改革の一環として繰上償還や地方債新規発行抑制に取り組んでおり、数値は改善傾向にあったが、H29年度より新庁舎建設事業などの大規模事業が続いているため、将来負担比率は上昇傾向、実質公債費比率も元金の償還が始まるR3年度頃から上昇に転じる見込みである。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2018年度)

施設情報の分析欄

類似団体に比べ数値が高い中で特徴的なものとしては、【道路】1人当たり延長、【橋りょう・トンネル】1人当たり有形固定資産額、【港湾・漁港】1人当たり有形固定資産額、【学校施設】1人当たり面積、以上の項目が見て取れる。道路については、集落が点在していることや主な移動手段が車輌であること、さらに合併時の新町建設計画において新町の中心部と各地域の中心部が20分以内で到達できるように道路整備をする「島内基幹道路整備による20分構想」を掲げ整備事業を行っていることなどから1人当たりの延長が類似団体と比べ数値が高くなっていると思われる。橋りょう・トンネルについては、山間部が町の約80%を占めていることから、類似団体に比べ、その数が多いためと考えられる。港湾・漁港については、離島であることから、類似団体に比べ、その数が多いためと考えられる。学校施設については、合併前に旧町村で整備したものがほとんどであり、統廃合が進んでいるものの、集落が点在していること、遠方においては通学手段が車に限られることなどから、これ以上の統廃合が難しく、人口に対してその数が多いためと考えられる。

道路

類似団体内順位28位/ 47団体

橋りょう・トンネル

類似団体内順位30位/ 44団体

公営住宅

類似団体内順位25位/ 43団体

港湾・漁港

類似団体内順位12位/ 15団体

認定こども園・幼稚園・保育所

類似団体内順位18位/ 45団体

学校施設

類似団体内順位29位/ 47団体

児童館
公民館

類似団体内順位35位/ 42団体

施設類型別ストック情報分析表②(2018年度)

施設情報の分析欄

類似団体に比べ数値が高い中で特徴的なものとしては、【福祉施設】1人当たり面積、【庁舎】有形固定資産減価償却率、【市民会館】有形固定資産減価償却率、以上の項目が見て取れる。福祉施設については、合併前に各町村が独自に整備してきたため、その数が多いためと考えられる。庁舎については、築47年経過しているためであり、現在新庁舎を建設中である。市民会館についても、築36年経過しているためであり、随時改修等を行っている。類似団体に比べ数値が低い中で特徴的なものとしては、【消防施設】有形固定資産減価償却率消防施設が見て取れる。本町の消防署は築6年であり比較的新しいためである。

図書館

類似団体内順位19位/ 32団体

体育館・プール

類似団体内順位35位/ 45団体

福祉施設

類似団体内順位20位/ 30団体

市民会館

類似団体内順位4位/ 27団体

一般廃棄物処理施設

類似団体内順位17位/ 35団体

保健センター・保健所

類似団体内順位24位/ 32団体

消防施設

類似団体内順位39位/ 46団体

庁舎

類似団体内順位8位/ 47団体

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2018年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2018年度)

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年との比較で1,727百万円の減少(▲1.5%)となった。これは、インフラ資産のうち工作物減価償却累計額の増大によるものであり、今後も一定の額でインフラ資産は減少していくものである。また、負債総額は651百万円の増加(2.7%)となった。このうち変動が最も大きいものは地方債(固定負債)であり、庁舎整備事業等の大規模事業が続いていることから、990百万円増加(4.7%)した。平成31年度以降も大規模事業が続くため、地方債は増加の見込みである。上水道事業会計、下水道事業特別会計等を加えた全体では、負債総額が資産総額を上回る下水道事業特別会計が加わるため、負債の割合が大きくなる。資産総額は、上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて11,614百万円多くなるが、負債総額も現在管渠の整備進行中であり、地方債(固定負債)を充当していること等により、11,317百万円多くなっている。隠岐広域連合、第三セクター等を加えた連結では、病院及び消防施設に係る資産等を計上していること等により、資産総額は一般会計等に比べて18,797百万円多くなっている。一方の負債総額は広域連合の病院整備や医療機器更新等に地方債(固定負債)を充当していることなどから、一般会計等に比べ13,775百万円多くなっている。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用のうち業務費用のほうが移転費用よりも多く、中でも最も金額が大きいのは減価償却費を含む物件費等(6,941百万円)であり、経常費用の46.1%を占めているが、昨年と比べると168百万円の減(▲2.4%)となっている。主な減少要因は、維持補修費において、除雪費の大幅な減などにより139百万円の減となったことである。また、次いで高い割合を占めているのが補助金等(3,889百万円)であり、一部三セクの経営支援事業の終了等により、前年と比べ447百万円の減(▲10.3%)となっているが、依然として経常費用の25.8%を占めている。今後は公共施設等の廃止、譲渡も視野に入れつつ適正管理に努め、経費を抑制していくことが必要となる。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が613百万円多くなっている。一方、国民健康保険や後期高齢者医療の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が1,113百万円多くなり、純行政コストは1,839百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、隠岐病院(隠岐広域連合)の診療収入を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が2,819百万円多くなっている。一方、隠岐広域連合の人件費や物件費等及び介護保険事業の負担金を計上したことにより、業務費用は5,586百万円、移転費用は2,966百万円多くなっており、純行政コストは5,795百万円多くなっている

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(11,947百万円)が純行政コスト(14,402百万円)を下回っており、本年度差額は2,455百万円となった。税収等の減少により、財源は413百万円の減少となったが、それ以上に純行政コストが減少したため、前年に比べ本年度差額は小さくなっている。また、本年度純資産変動額については、上記の理由等により、2,378百万円となった。全体では、国民健康保険事業勘定特別会計の国民健康保険税や下水道事業の国県等補助金が財源に追加されることから、一般会計等と比べて財源が2,696百万円多くなっている。連結では、隠岐広域連合の介護保険料が税収等に含まれることなどから、一般会計等と比べて財源が6,197百万円多くなっている。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は1,932百万円であったが、投資活動収支については、庁舎整備事業等により、公共施設等整備費支出が依然高い値で推移していることから、▲2,563百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行収入が地方債の償還額を上回っていることから、716百万円となり、地方債残高が増加している。全体では、国民健康保険税があること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より582百万円多くなっている。投資活動収支では、下水道管渠の整備進行中であるため、一般会計等より▲801百万円となっている。財務活動収支は、全体においても地方債の発行収入が方債の償還額を上回っており、地方債残高が増加している。連結では、隠岐病院(隠岐広域連合)の診療収入等が業務収入に含まれることから業務収入が一般会計等より8,339百万円多くなるが、それに伴って業務支出も増加するため業務活動収支は全体より32百万円の増加にとどまっている。財務活動収支は、連結においても地方債の発行収入が地方債の償還額を上回っており、地方債残高が増加している。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2018年度)

1.資産の状況

分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は類似団体平均を大きく上回っているが、これは合併前に旧町村毎に整備した公共施設があり、保有する施設数が多いためと考えられる。しかし、老朽化した施設が多く、今後も平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき公共施設等の集約化・複合化あるいは民間譲渡等も視野に入れつつ適正管理を行っていく必要がある。歳入額対資産比率については、類似団体平均を少し上回る結果となった。過去に道路や公共施設などのインフラ整備を重点的に進めてきた結果が表れているといえる。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を少し下回っているが一般的な水準よりは高い。多くの公共施設が老朽化し今後更新を迎えることになるため、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努めていく。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストが財源を上回っており、純資産が減少していることから、行政コストの節減を図っていく必要がある。将来世代負担比率は類似団体平均を少し上回っている。大規模事業の進捗により前年と比べ0.9%増加している。今後も大規模事業が継続する見込みであり、地方債の新規発行額が増加していくことが見込まれるが、引き続き事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは類似団体平均を大きく上回っている。これは離島という地域特性から他自治体との社会福祉施設・環境衛生施設等の広域連携が難しく、各施設の運営コストが高くなっているためと考えられる。また物件費等に次いで大きな割合を占める補助費等については、その3割弱を隠岐広域連合負担金が占めているがこれは今後も同額~微増程度で推移していくことが考えられる。事務事業の見直しを適宜図りながら経費節減に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は、類似団体平均を大きく上回っている。地方債残高は平成初期の大規模プロジェクトにより大きく膨らんだが、町村合併以降、地方債の新規発行を抑制してきたことにより平成28年度までは順調に縮小していた。しかし、前年度より開始した大規模事業の影響により地方債残高が増加し、住民一人当たり負債額も増加した。今後も大規模事業が続き地方債残高が更に増大する見込みであるため、引き続き財源措置のある有利な地方債を中心に発行すると共に、繰上償還も視野に入れつつ地方債残高の縮小に努める。基礎的財政収支は、基金積立金支出及び基金取崩収入を除いた投資活動収支の赤字分を業務活動収支の黒字分が下回ったため491百万円となっており、これは類似団体平均を大きく下回っている。これは前年度より開始した大規模事業が原因であるが、経常的な支出は税収等で賄えており、今後も収入の確保及び経費節減を図っていく。

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。本町では子育て施策の一環で、保育料を国基準の概ね5割程度に軽減した上に第二子以降はすべて無償化しており、それが収益減の一因となっている。前年度に比べ経常費用が減少している要因は「財務書類に関する情報①」に示した通り、維持補修費並びに補助金等の減少によるところが大きい。公共施設等の使用料の見直しを行うとともに経常費用を削減する取り組みを進める。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

このページで何が分かりますか?

島根県隠岐の島町の2018年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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