地域の概況
普通会計の構造(2017年度)
総額169億円
総額169億円
総額171億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額169億円
総額169億円
総額171億円
人口減少が続くなか、個人所得や法人税の増収が見込めない上、離島という地理的条件から大企業も無く、税収構造は非常に脆弱である。そのため財政力指数は類似団体を大きく下回り0.19で推移している。観光・農林水産業振興のほか、新たな産業創出も視野に入れ税収基盤の強化を図るとともに行財政改革の確実な実施により財政の健全化を図っていく。
歳入における経常一般財源は年々減少する方向にあるが、町村合併以降実施している行財政改革実施計画に基づく職員数削減による人件費の抑制、地方債の新規発行抑制等の成果で類似団体内平均値と同程度の水準にある。平成29年度は補助費や物件費等の伸びがあったものの普通交付税や臨時財政対策債等歳入面の伸びが若干上回り、前年度より0.1%の減となっている。今後も普通交付税一本算定による影響が見込まれるが、行財政改革への取組みを通じて義務的経費の削減に努め、現在の水準を維持していく。
行財政改革による職員数の削減をはじめとした経費の節減に努めているところではあるが、離島という地域特性から他自治体との社会福祉施設・環境衛生施設等の広域連携が難しく、各施設の運営コストが高くなっている。また、集落が点在しているため交通機関の維持やスクールバスの運行、ごみ収集等におけるコストも割高になっている。
平成16年の町村合併以降、平成21年度までは給与カットを実施していたため類似団体と比較し低い水準にあった。人員削減が計画通りに進んだこともあり、平成22年より段階的に給与カットを緩和したため、それ以降は類似団体と比較して高い水準で推移している。なお、当該数値は地方公務員給与実態調査の前年度数値を引用したものである。
行財政改革実施計画に基づく職員数の削減は概ね計画どおり進んでいるものの、類似団体と比較すると高い数値となっている。ごみ・し尿処理、給食センター等部分的に民間委託等の推進を行って来たものの、離島という地理的条件から公共施設管理等の更なる民間参入は期待できそうになく、競争に伴うコスト低減も見込めそうにない。事務事業の見直しや事務効率化を進めつつ職員数の適正化を図っていく。なお、当該数値は地方公務員給与実態調査の前年度数値を引用したものである。
平成16年度の町村合併以降、行財政改革の一環として行った繰上償還や地方債の新規発行抑制等による効果で実質公債費比率は年々改善傾向にある。今後は普通交付税一本算定による歳入減や大規模事業実施による新規地方債発行額の増大に伴い比率が上昇に転じることが見込まれるが、経済対策と財政健全化のバランスを考えながら緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により起債に大きく頼ることのない持続可能な財政運営を目指す。
平成16年度の町村合併以降、行財政改革の一環として行った繰上償還や地方債の新規発行抑制等による効果で将来負担比率は年々減少傾向であったが、平成29年度は防災行政無線整備事業等、大規模事業の着手により地方債の発行額が増大したため前年度より4.1%増加した。今後も引き続き大規模事業の実施により基金の取崩しによる予算確保や債務負担行為の設定等により比率が上昇することが見込まれるが、引き続き事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。
平成16年10月の合併以降、行財政改革のもと事務事業のスリム化や統合、職員への退職勧奨を行い平成16年度末に345人であった職員数は平成29年度末には270人となっており一定の成果が出ている。しかし離島という地理的条件から公共施設管理等の民間参入によるコスト低減は期待できず、広域連携等もできないことから更なる職員数の削減は難しい状況である。
類似団体と比較すると支出比率は低くなっているが、住民1人当たりのコストでは平均値より高い。町村合併以降、徹底した経費節減に努めているものの清掃費など、離島という地域特性のために割増しとなる経費があることや、民間委託による経費節減が見込めないことが要因となっている。
社会福祉費(高齢者・障がい者・生活保護等)における扶助費は増加傾向にある。高齢化が進み、高齢化率も39.6%(平成29年度末)と高い地域であることから経費削減は難しく、他の経費において節減を図る必要がある。
町内各地域で進めている下水道整備に伴う繰出金が増加傾向にある。供用開始後の速やかな加入接続を促進し、支出を縮減できるように努めている。
補助費等のうち約3割が隠岐広域連合への負担金が占めており、そのうち約5割が消防署運営費となっている。隠岐4町村で構成されている消防署であるため、今後も横ばいの支出が見込まれる。そのほかの補助金については、基準に照らし合わせながら補助金の見直しや廃止も視野に適正な交付を行っていく。
平成の初め頃から10年頃までに進めた大規模プロジェクトで多額の地方債を発行してきており、この償還のピークを迎えているため類似団体内で最も高い数値となっている。町村合併以降、地方債の新規発行を抑制してきたことにより公債費数値も着実に改善しつつあるが、必要な公共事業の実施の財源として依存することとなるため、交付税措置率の高い有利な地方債を中心に発行を行っていく。
公債費以外の項目では類似団体内平均値と比較し大幅に低い水準となっている。当町が事業実施の際地方債に依存することが多かったためと考えられるが、町村合併以降行財政改革により徹底した節減を行ってきた成果でもある。離島という地域特性により経費節減が困難な費目も多いが、地方交付税の一本算定による歳入の減が見込まれているため公債費も含め一層の経費節減に努めていく必要がある。
民生費決算額は、住民1人当たり234,016円となっており、類似団体と比較して高水準となっている。これは年々増加している扶助費の影響が大きな要因である。扶助費以外では,国民健康保険事業勘定特別会計への繰出金や公立保育所運営にかかる人件費・物件費が大きい。衛生費決算額は、住民1人当たり120,337円となっており、類似団体と比較して高水準となっている。離島であるために、ごみ・し尿処理などを広域行政で管理することができず、単独で維持管理する必要があるため費用が嵩むのが要因である。また、地域医療の中核を担う隠岐病院にかかる広域連合負担金や診療所会計への繰出金がこの費目を押し上げている。その他の費目についても、議会費を除いて類似団体内平均値を超えている状況である。全体をとおして離島であるという地域特性と地形的要因により集落が点在していることで人件費・物件費が高くなることが要因である。
類似団体内順位29位/ 54団体
類似団体内順位3位/ 54団体
類似団体内順位2位/ 54団体
類似団体内順位6位/ 54団体
類似団体内順位10位/ 54団体
類似団体内順位3位/ 54団体
類似団体内順位11位/ 54団体
類似団体内順位1位/ 54団体
類似団体内順位2位/ 54団体
類似団体内順位3位/ 54団体
類似団体内順位17位/ 54団体
類似団体内順位4位/ 54団体
類似団体内順位5位/ 54団体
類似団体内順位1位/ 54団体
歳出決算総額は、住民1人当たり1,167,716円となっている。そのうち公債費が195,641円と類似団体内では突出している。これは、平成初期の大規模プロジェクト実施のために合併前の旧町村単位で借入れた地方債の償還がピークとなっているためであり、平成23年度に繰上償還を実施したものの依然として高く推移している。また、離島という地域特性上、町単独で維持管理しなければならない公共施設が多く、民間参入が困難であったり、競争に伴うコスト削減効果が期待できなかったりするため、人件費や物件費も今後も高い水準で推移していくものと見込んでいる。近年減少傾向にあった補助費等は有人国境離島特措法の施行に伴う地域社会維持推進交付金の創設や隠岐広域連合負担金の増額により平成28年度再び上昇しており今後も増額の見込みである。補助費等が類似団体内平均及び県平均値と比較して高額となっている背景には隠岐4町村で構成・維持管理している消防署への負担金があり、この部分については今後も横ばいで推移していく見込みである。
類似団体内順位2位/ 54団体
類似団体内順位2位/ 54団体
類似団体内順位17位/ 54団体
類似団体内順位11位/ 54団体
類似団体内順位9位/ 54団体
類似団体内順位2位/ 54団体
類似団体内順位1位/ 54団体
類似団体内順位9位/ 54団体
類似団体内順位14位/ 54団体
類似団体内順位4位/ 54団体
類似団体内順位1位/ 54団体
類似団体内順位6位/ 54団体
類似団体内順位2位/ 54団体
類似団体内順位45位/ 54団体
類似団体内順位1位/ 54団体
財政調整基金については中期的な見通しのもとに、最低水準の取り崩しに努めている。しかしながら平成29年度は前年度には行わなかった取崩しによる繰入を実施したため、標準財政規模比は前年度より0.22%減の15.33%となっている。実質収支額は横ばいで推移しており継続的に黒字を確保している。今後も事務事業の見直し等歳出の合理化を推進し、健全な行財政運営に努めていく。
標準財政規模に比した黒字のほとんどを上水道事業会計及び一般会計で占めている。上水道事業会計の黒字は企業債償還額の減少から成るものである。平成29年度は簡易水道事業特別会計と統合した。今後は経営の悪化が予測され、経年劣化した施設の修繕費も増えることから、水道料金の適正な改正を視野に収益の確保を行っていく。また、一般会計は大規模事業(防災行政無線整備事業、木質ペレット製造設備整備事業等)に着手したことにより、歳入歳出ともに決算規模が拡大し、地方債の発行や基金の取崩しによって対応した。今後も大規模事業が継続する見込みである。
元利償還金は大規模事業の償還終了に伴い再び減に転じた。また組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等や債務負担行為に基づく支出額の減も併せ、分子は前年度より152百万円減少した。町村合併以降、過疎・辺地対策事業債、合併特例事業債といった有利な地方債を中心に発行して来たことで実質公債費比率は近年減少を続けている。今後は大規模事業実施による地方債新規発行額増大が見込まれており、元利償還金増額が予想されるが、国県補助等を活用しながら有利な地方債を発行することで負担の抑制に努めたい。
平成16年度の町村合併以降、行財政改革の一環として行った繰上償還や地方債の新規発行抑制等による成果で将来負担額は年々減少傾向となっていた。しかし平成29年度は大規模事業実施の財源として地方債を発行したため、借入額が償還額を上回り、地方債現在高が増加したため、将来負担額も増額に転じた。今後も大規模事業実施の見込みであり、基金を取崩して予算を確保していくことが予測され、充当可能財源が減少する上に、実質公債費比率も上昇に転じると見られることから将来負担比率についても上昇していくと思われる。
(増減理由)決算剰余金150百万円を減債基金に積立てたことをはじめ、ふるさと寄附金や隠岐島油槽所使用料等の積立により、合計224百万円積立てた一方で、財政調整・減債基金の取崩し175百万円や、地域振興基金の取崩し168百万円など、合計349百万円を取崩した結果、基金全体としては124百万円の減となった。(今後の方針)今後大規模事業が続くため、基金の取崩しを継続して行う予定である。普通交付税の一本算定及びその後の人口減に備え、既存事業を見直し、繰上償還も視野に取崩しを極力抑えていきたい。
(増減理由)平成29年度は取崩しによる一般会計への繰入13百万円を行い、13百万円の減となった。(今後の方針)今後も大規模事業が続くため、基金の取崩しを継続して行う予定ではあるが、既存事業の見直しを行いながら取崩しを極力抑えていきたい。
(増減理由)162百万円取崩し、一般会計に繰入れたものの、決算剰余金150百万円をはじめ、公営企業貸付金元利収入等と合わせ192百万円を積立てたため、30百万円増加した。(今後の方針)決算剰余金を毎年積み立て現在の残高を確保したが、今後庁舎整備事業等大規模事業の財源で多額の地方債を発行することから、繰上償還等も検討の必要がある。
(基金の使途)地域振興基金:隠岐の島町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく重点事業に要する費用に充てる。ふるさと隠岐の島応援基金:ふるさと納税等によるふるさと寄附金を積み立て、青少年教育又は地域文化の振興に資する事業、医療又は保健・福祉の充実に資する事業、竹島の領土権の確立に資する事業、自然環境の保存・整備に資する事業等に要する費用に充てる。(増減理由)地域振興基金:総合戦略に基づく重点事業に168百万円充当したため、前年度より168百万円減少した。ふるさと隠岐の島応援基金:教育事業等に6百万円充当した一方で、ふるさと寄附金19百万円を積立てたため、前年度より13百万円増加した。(今後の方針)公共施設整備基金:庁舎整備事業実施に伴い、備品購入費等に充当予定。
(平成28年度の分析)類似団体数値52.1%と比べ、本町は52.2%であるため、特筆すべき点はないが、本町所有の公共施設も老朽化が進んできており、除却すべき建造物も見受けられる。除却費用や改修費用の財源の確保に努めると同時に、公共施設の今後の利用価値を見極め、公共施設の売却、譲渡も検討しながら適切に管理していくことが必要となる。
(平成28年度の分析)有形固定資産減価償却率は類似団体と比べ、特筆すべき点はないが、将来負担比率は上記で述べたように大規模事業に伴う地方債発行額の増加から、地方債残高が増えている為、数値が上昇している。新庁舎建設事業、防災行政無線整備事業ともに、R元年度まで続くことから、数年間は地方債発行額が償還元金の金額を上回る見通しであるため、数値も上昇する見込みである。
町村合併前の旧町村において、国の経済対策を背景に地方債に依存した社会基盤整備を行ってきた。特にH5年~H8年までは、毎年約50億円の地方債を発行したことにより地方債残高が膨らんだため、類似団体と比較すると高い比率となっている。H16年度の町村合併以降は、行財政改革の一環として繰上償還や地方債新規発行抑制に取り組んでおり、数値は改善傾向にある。
(平成28年度の分析)類似団体に比べ数値が高い中で特徴的なものとしては、【道路】1人当たり延長、【橋りょう・トンネル】1人当たり有形固定資産額、【港湾・漁港】1人当たり有形固定資産額、【学校施設】1人当たり面積、以上の項目が見て取れる。道路については、集落が点在していることや主な移動手段が車輌であること、さらに合併時の新町建設計画において新町の中心部と各地域の中心部が20分以内で到達できるように道路整備をする「島内基幹道路整備による20分構想」を掲げ整備事業を行っていることなどから1人当たりの延長が類似団体と比べ数値が高くなっていると思われる。橋りょう・トンネルについては、山間部が町の大半を占めていることから、類似団体に比べ、その数が多いためと考えられる。港湾・漁港については、離島であることから、類似団体に比べ、その数が多いためと考えられる。学校施設については、合併前に旧町村で整備したものがほとんどであり、統廃合が進んでいるものの、集落が点在していること、遠方においては通学手段が車に限られることなどから、これ以上の統廃合が難しく、人口に対してその数が多いためと考えられる。
(平成28年度の分析)類似団体に比べ数値が高い中で特徴的なものとしては、【体育館・プール】1人当たり面積、【福祉施設】1人当たり面積、【庁舎】有形固定資産減価償却率、【市民会館】有形固定資産減価償却率、以上の項目が見て取れる。体育館については、合併前に整備されたものがほとんどであり、各町村独自に整備してきたことから、人口に対してその数が多いためと考えられる。福祉施設も同様に、合併前に各町村が独自に整備してきたため、その数が多いためと考えられる。庁舎については、築46年経過しているためであり、現在新庁舎を建設中である。市民会館についても、築35年経過しているためであり、随時改修等を行っている。類似団体に比べ数値が低い中で特徴的なものとしては、【消防施設】有形固定資産減価償却率消防施設が見て取れる。本町の消防署は築5年であり比較的新しいためである。
一般会計等においては、資産総額が前年との比較で1,842百万円の減少(▲1.6%)となった。これは、インフラ資産のうち工作物減価償却累計額の増大によるものであり、今後も一定の額でインフラ資産は減少していくものである。また、負債総額は985百万円の増加(4.2%)となった。このうち変動が最も大きいものは地方債(固定負債)であり、今年度より始まった防災行政無線整備事業等の大規模事業に伴い1,034百万円増加(5.5%)した。平成30年度以降も大規模事業が続くため、地方債は増加の見込みである。上水道事業会計、下水道事業特別会計等を加えた全体では、負債総額が資産総額を上回る下水道事業特別会計が加わるため、負債の割合が大きくなる。資産総額は、上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて10,350百万円多くなるが、負債総額も現在管渠の整備進行中であり、地方債(固定負債)を充当していること等により、10,910百万円多くなっている。隠岐広域連合、第三セクター等を加えた連結では、病院及び消防施設に係る資産等を計上していること等により、資産総額は一般会計等に比べて18,304百万円多くなっている。一方の負債総額は広域連合の病院整備や医療機器更新等に地方債(固定負債)を充当していることなどから、一般会計等に比べ13,744百万円多くなっている。
一般会計等においては、経常費用のうち業務費用のほうが移転費用よりも多く、中でも最も金額が大きいのは減価償却費を含む物件費等(7,109百万円)であり、経常費用の45.3%を占めている。その中でも維持補修費においては、大雪の影響等により前年と比べ174百万円の増加(263.6%)となっている。また、次いで高い割合を占めているのが補助金等(4,336百万円27.6%)であり、隠岐広域連合負担金(病院事業、消防事業、航路維持等)の増加等により、前年と比べ679百万円の増加(18.6%)となっている。今後は公共施設等の適正管理に努めることにより経費を抑制することを考えていくべきであるが、この傾向は次年度以降も続く見込みである。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が582百万円多くなっている。一方、国民健康保険や後期高齢者医療の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が1,403百万円多くなり、純行政コストは2,124百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、隠岐病院(隠岐広域連合)の診療収入を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が3,014百万円多くなっている。一方、隠岐広域連合の人件費や物件費等及び介護保険事業の負担金を計上したことにより、業務費用は5,560百万円、移転費用は2,914百万円多くなっており、純行政コストは5,551百万円多くなっている
一般会計等においては、税収等の財源(12,360百万円)が純行政コスト(15,002百万円)を下回っており、本年度差額は▲2,642百万円となった。国県等補助金の増加により、財源は215百万円の増加となったが、「2.行政コストの状況」に示した理由等により、それ以上に純行政コストが増加したため、前年に比べ本年度差額が大きくなっている。また、本年度純資産変動額については、上記の理由に加え、施設の無償所管換等により、▲2,827百万円となった。全体では、国民健康保険事業勘定特別会計の国民健康保険税が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が1,803百万円多くなっている。また、国民健康保険事業や下水道事業により国県等補助金も一般会計と比べて1,178百万円多くなっている。連結では、隠岐広域連合の介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が5,751百万円多くなっている。
一般会計等においては、業務活動収支は1,641百万円であったが、投資活動収支については、防災行政無線整備事業等を行ったことから、2,620百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行収入が地方債の償還額を上回っていることから、857百万円となり、地方債残高が増加している。全体では、国民健康保険税が税収等に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より95百万円多くなっている。投資活動収支では、下水道管渠の整備進行中であるため、一般会計等より100百万円となっている。財務活動収支は、全体においても地方債の発行収入が地方債の償還額を上回っており、地方債残高が増加している。連結では、隠岐病院(隠岐広域連合)の診療収入等が業務収入に含まれることから業務収入が一般会計等より7,581百万円多くなるが、それに伴って業務支出も増加するため業務活動収支は全体より150百万円の増加にとどまっている。財務活動収支は、連結においても地方債の発行収入が地方債の償還額を上回っており、地方債残高が増加している。
分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は類似団体平均を大きく上回っているが、これは合併前に旧町村毎に整備した公共施設があり、保有する施設数が多いためと考えられる。しかし、老朽化した施設が多く、今後は平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき公共施設等の集約化・複合化あるいは民間譲渡等も視野に入れつつ適正管理を行っていく必要がある。歳入額対資産比率については、類似団体平均を少し上回る結果となった。過去に道路や公共施設などのインフラ整備を重点的に進めてきた結果が表れているといえる。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を少し下回っているが一般的な水準よりは高い。多くの公共施設が老朽化し今後更新を迎えることになるため、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努めていく。
純資産比率は、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストが財源を上回っており、純資産が減少していることから、行政コストの節減を図っていく必要がある。将来世代負担比率は類似団体平均を少し上回っている。大規模事業の開始により前年と比べ1.0%増加している。今後も大規模事業が継続する見込みであり、地方債の新規発行額が増加していくことが見込まれるが、引き続き事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。
住民一人当たりの行政コストは類似団体平均を上回っている。これは離島という地域特性から他自治体との社会福祉施設・環境衛生施設等の広域連携が難しく、各施設の運営コストが高くなっているためと考えられる。また物件費等に次いで大きな割合を占める補助費等については、その3割を隠岐広域連合負担金が占めているがこれは今後も同額程度で推移していくことが考えられる。事務事業の見直しを適宜図りながら経費節減に努める。
4.負債の状況住民一人当たり負債額は、類似団体平均を大きく上回っている。地方債残高は平成初期の大規模プロジェクトにより大きく膨らんだが、町村合併以降、地方債の新規発行を抑制してきたことにより前年度までは順調に縮小していた。しかし、今年度より開始した大規模事業の影響により地方債残高が増加し、住民一人当たり負債額も増加した。今後も大規模事業が続き地方債残高が更に増大する見込みであるため、引き続き財源措置のある有利な地方債を中心に発行すると共に、繰上償還も視野に入れつつ地方債残高の縮小に努める。基礎的財政収支は、基金積立金支出及び基金取崩収入を除いた投資活動収支の赤字分を業務活動収支の黒字分が下回ったため946百万円となっており、これは類似団体平均を大きく下回っている。これは今年度より開始した大規模事業が原因であるが、経常的な支出は税収等で賄えており、今後も収入の確保及び経費節減を図っていく。
受益者負担比率は類似団体平均をやや下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。本町では子育て施策の一環で、保育料を国基準の概ね5割程度に軽減した上に第二子以降はすべて無償化しており、それが収益減の一因となっている。前年度に比べ経常費用が増加している要因は「財務書類に関する情報①」に示した通り、維持補修費並びに補助金等の増加によるところが大きい。公共施設等の使用料の見直しを行うとともに経常費用を削減する取り組みを進める。
島根県隠岐の島町の2017年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。