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地域において担っている役割地域包括ケア病床を整備し、急性期を過ぎた回復期患者の受入病院としての役割を担っている。外来診療では、各々の医師が専門性を活かしつつ、総合診療科制を実施している。在宅療養支援病院として、訪問診療・訪問看護等の在宅医療を中心とした慢性期医療にも積極的に取り組んでおり、他の医療機関・介護施設等との協力・連携を行いながら、地域で高齢者が安心して生活できる医療を提供している。総合診療専門研修プログラムの連携施設として、また臨床研修における地域医療研修の研修先として、研修医・専攻医を受け入れており、地域医療に貢献できる医師の育成という役割も担っている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について当院は第1種不採算地区に所在する病院であり、全国平均より低い病床利用率が続いている。地域の医療需要は縮小しつつあり、病床利用率も50%を割り込む状況となっているため、経営の健全化・効率化に向けた規模のあり方について検討が必要となっている。入院院診療単価は、地域包括ケア病床を積極的に活用することで全国平均以上の水準を維持している。外来診療単価については、院内処方であることから全国平均を上回っている。当院は回復期機能の小規模病院であるため給与費比率が高いが、全国平均は下回っている。一方で、材料費比率は院内処方の影響があるものの高い水準にあることから、収支改善に向けた取組みにより効果が見込める項目である。不採算地区病院であるため、医業収支での黒字は困難であるが、他会計からの適切な繰入れによる経常黒字化を方針としている。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について当院の医療圏(香美町村岡区、小代区)は高齢化の先進地域であり、既に高齢者人口も減少に転じていることから、医療需要の減少を想定している。病院建物は老朽化が進んでいるが、地域の状況を踏まえて施設・設備への積極的な投資は行っておらず、減価償却率は高い状態で推移している。最適化に向けては、長寿命化と最低限の改修を現在の方針としている。なお、1床あたりの有形固定資産額は同規模平均よりも低いが、これは当院が回復期・慢性期医療の提供を中心としているため、医療機器等に対する投資額が少ないことに起因している。 |
全体総括当院の医療圏では、総人口だけでなく高齢者人口も減少局面を迎えており、今後の医療需要も減少するものと考えている。当院は但馬地域で最初に地域包括ケア病床を導入し、入院患者の増加と収支改善に繋げたが、近隣病院にも同機能病床の導入が進んだことや、地域の医療需要の縮小を踏まえると、今後大幅に入院患者が増加することは考えにくい。引き続き、在宅療養支援病院として在宅医療に積極的に取り組むとともに、在宅療養患者の状態悪化時には入院医療が提供できるよう、現在の機能を維持することを病院の方針としている。経営改善に関しては、地域の需要に応じた病院規模の構築に向け、効率化による費用の削減や、施設・設備の最適化を進めるとともに、基準内の繰入れによる経常黒字化を図り、持続可能な医療提供体制の構築を目指すこととしている。 |
出典:
経営比較分析表
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