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地方財政ダッシュボード

福井県越前町の財政状況(2015年度)

🏠越前町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

平成17年2月1日の町村合併以降、財政力指数は0.3ポイント台で推移しており、類似団体平均を大きく下回るものとなっている。景気低迷による地方税収の減少や人口減少などによる財政基盤の弱体化が課題となっているため、今後は政策ヒアリングに基づく施策の重点化と行財政改革を実施するとともに、町総合振興計画に基づき、宅地造成による定住人口の増加や企業誘致、観光振興による活力あるまちづくりを展開することにより、財政基盤の強化を図る。

経常収支比率の分析欄

地方消費税交付金などの増加(前年度比+185,487千円)や町税の増加(前年度比+195,480千円)などにより、経常一般財源等総額が8,737,697千円で前年度から375,207千円の増となった。この他、臨時財政対策債270,000千円を発行した結果、経常収支比率は85.0%となり類似団体平均を0.3ポイント下回っている。町税については、特定1社による法人税の増減が大きく影響を与えることから、平成27年度においては比率の改善が見られるが、減収となった場合は、比率が悪化することとなる。先行き不透明な経済情勢に加え、今後想定される合併特例期間終了後の普通交付税の段階的縮減などに備え、公共施設の民営化、指定管理者制度の導入に加え、事務事業の予算配分について今一度厳しく点検し、計画的な事業の実施に努めることにより、経常経費の削減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費・物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額については、152,221円と前年度決算より1,565円/人の増となっている。平成25年度に減少したものの、職員に係る人件費の増加などが影響している。類似団体平均比べて依然として開きが見られ、今後は事務事業の見直し等により人件費や物件費の抑制を図るとともに、施設の統廃合による効率的な施設等の管理方法を検討し、施設管理経費の軽減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均及び全国市町平均をともに下回る92.3ポイントとなっている。今後も国家公務員の給与及び地域の民間企業の平均給与の状況を踏まえながら、引き続き縮減に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

町村合併(平成17年2月1日)の影響もあり、1類似団体平均を上回っているが退職者に対する新採用職員の補充の抑制や、指定管理者制度の導入などによる定員削減を図る。

実質公債費比率の分析欄

平成20年度決算までは、起債許可団体の基準である18.0%以上となっていたが、町公債費負担適正化計画に基づき繰上償還の実施や町債を財源とした事業の計画的な実施などにより、比率の低下に努めてきた。これにより、平成27年度決算における実質公債費比率は10.5%となり、前年度比0.5ポイントの減少となった。今後、統合学校給食センター建設事業や本庁舎再整備事業などの大型事業も予定されているが、町総合振興計画や政策ヒアリングによる重点事業の実施、公債費負担適正化計画の着実な推進により、地方債の発行の対象となる事業を計画的に実施し、持続可能な財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は毎年着実に減少し、平成27年度決算では5.1%となり類似団体平均と比べて良好に転じた。比率が減少した主な要因として、町債を財源とした事業の計画的な実施による町債発行の抑制による地方債現在高の縮減、普通交付税の増による標準財政規模の増などが挙げられる。今後も、後世への負担を少しでも軽減するよう、各種計画に基づいた適正な事業の実施や職員の適正な定員管理、法令に基づく基金の積み立てを推進し、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は20.2%と1.4ポイント低くなっているが、要因としてごみ処理業務や電算業務、消防業務などを一部事務組合で行っていることが挙げられる。今後も一部事務組合等の広域連携による事務の効率化や既存施設の適正な管理に加え、職員の定員管理を適正に行うことにより、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

物件費にかかる経常収支比率は、平成27年度決算では12.3%で、前年度と比べて0.3ポイントの増加となった。比率として、類似団体平均を下回っているが、その分、職員数や人件費が類似団体平均と比べて多くなっていることを踏まえると、指定管理者制度の導入や庁舎の維持管理方法を見直すことによる物件費への移行が起きていないことが考えられ、人件費などの比率悪化に影響していると言える。今後は、効率的な事務執行によりさらなる経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、6.6%と前年度と比べて0.1ポイント減少している。しかし、国の社会保障制度改革や少子高齢化による高齢者人口の増加などを背景に、扶助費トータルでの執行額は年々増加しており、平成27年度決算では障害福祉サービス費など障害者福祉施策に係る扶助費の増加が見られる。平成27年度には、保育所の統廃合及び指定管理者の導入を行うなど、組織・施設の効率化を図った。今後も健康増進施策の充実による社会福祉に係る経費の抑制に努め、さらなる福祉サービスの効率化を図る。

その他の分析欄

平成27年度決算では11.6%で、前年度と比べて0.1ポイントの減少となっている。その他の経費として、普通建設事業費や維持補修費、繰出金が挙げられるが、事業の精査、公共施設の指定管理者制度の導入、事業会計への繰出金などにより、経費の削減に努める。

補助費等の分析欄

補助費等にかかる経常収支比率は、平成27年度決算では15.1%で前年度と比べ0.7ポイント減少したものの、類似団体平均と比べて2.2ポイント上回っている。合併当初にシミュレーションした結果では、補助費の削減を見込んだものの、現状として各種団体への補助金等に減少が見られないことから、ゼロベースによる補助対象事業の見直しや、法適用企業会計への繰出金の精査などを行い、補助費等の削減に努める。

公債費の分析欄

公債費にかかる経常収支比率は19.2%と、類似団体平均を上回っており、前年度と比べて0.8ポイント悪化した。平成22年度には748百万円の繰上償還を実施したものの、平成30年度以降は、保育所建設事業などの大型事業による償還が始まることに加え、統合学校給食センター建設事業や本庁舎再整備事業なども計画されていることから、公債費は増加する見込みである。今後は、プライマリーバランスを最大限に考慮しながら、計画的な町債充当事業の実施に努める。

公債費以外の分析欄

平成27年度決算では65.8%で、類似団体平均と比べて5.7ポイントと大きく下回っていることから、公債費の負担が大きいことが明らかとなっている。平成26年度から28年度にかけては、公債費のピークとなっていることが要因であるが、公債費負担の軽減を図ることにより、公債費以外の経費について適正な水準となるよう健全な財政運営に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

総務費については、費目に属する職員数が多いことに加え、電算処理を行う一部事務組合への負担金などによりコストが大きくなっている。民生費については、扶助費が大きいことに加え、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計などへの繰出金、保育所に係る運営経費などによりコストが大きくなっている。農林水産業費については、農業及び漁業集落排水事業に係る特別会計への繰出金に加え、平成27年度では越前がにミュージアム再整備工事などの実施によりコストが大きくなっている。商工費については、町の公共施設を主に管理している公共施設管理公社への運営補助金や各商工観光施設の維持管理経費などによりコストが大きくなっている。消防費については、鯖江市と構成している鯖江・丹生消防組合に対する負担金によりコストが大きくなっている。公債費については、プライマリーバランスを考慮しながら、計画的に町債事業を実施しているものの、償還のピークを迎えていることもありコストが大きくなっている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

人件費については、類似団体と比べて人口1,000人あたりに対する職員数が多く、それに伴い人件費に係るコストが大きくなっている。扶助費については、平成28年度から2保育所を1つに統合するなど、老朽化した施設の適正管理及び運営コストの軽減を図っているが、町村合併前からの施設数に変更が無く、指定管理者制度の導入などによる軽減効果が少なくなっているため、コストが大きくなっている。補助費等については、消防、電算、衛生に関する行政事務を一部事務組合により広域的に実施しており、それらの負担金が大きくなっている。普通建設事業費については、単年度ごとに大小の波が生じるものであるが、平成27年度は朝日中央保育所と朝日北保育所を統合し、あさひ保育所として新築する事業を実施したため、大きくなっている。積立金については、地方財政法第7条に基づき、前年度繰越金の2分の1以上を財政調整基金に積み立てていることで、大きくなっている。繰出金については、簡易水道事業及び公共下水道事業、集落排水事業特別会計に対する、過去の整備事業に関する町債償還に充当するための繰出金が大きくなっている。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

平成27年度決算では、財政調整基金残高は3,204,335千円で標準財政規模(8,808,237千円)に占める割合は36.38%となっている。また、実質収支額は846,725千円で同割合は9.61%となり、黒字となっている。越前町は自主財源が乏しいため、標準財政規模における普通交付税の割合が高く、これらの比率は地方税及び普通交付税の増減に左右されやすいが、平成27年度においても、地方財政法第7条に基づき、財政調整基金に590,455千円を積立て、将来負担に備えた。今後も、適正な水準を確保しつつ、公債費負担軽減のための計画的な事業の実施や将来負担に備えるための財政調整基金を始めとした基金への積立てを行い、財政健全化を図る。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

平成27年度決算では、すべての会計において黒字となっている。そのうち、一般会計においては、実質収支額の増加したことにより、比率が増加に転じている。福祉事業の病院事業会計、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計においては、制度の変遷を注視しつつ、一般会計における健診事業や予防事業などを推進することにより医療費の削減を目指し、経費の削減を図る。また、上水道事業会計、簡易水道事業特別会計、公共下水道事業特別会計、集落排水事業特別会計においては、それら施設の初期整備は完了しているため、今後の維持管理経費の負担が課題となっているが、設備管理の民間委託など経費削減対策を検討し、効率的な公営企業の運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

平成27年度決算での算定に用いる元利償還金の額は1,734,999千円で、前年度より微減となっている。分子要素である公営企業債の元利償還金に対する繰入金について、前年度比とほぼ同水準で推移しているが、今後は各公営企業において維持管理経費に係る負担が想定されることから、事業経費のさらなる節減を図り、一般会計からは繰出基準に基づく適正な繰出のみを執行する必要がある。また、標準財政規模の増減により比率が大きく左右されることがないよう、新発債の計画的な発行により、元利償還金の削減や交付税措置が見込める有利な起債の活用に努め、財政基盤の強化を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

将来負担額で大きい割合を占める地方債現在高は、平成20年度以降着実に減少しており、平成27年度決算では約103億円で、前年度と比べて約3.4億円の減少となった。これは、これまでに実施した繰上償還の効果や町債を財源とした新規事業の計画的な実施によるもので、将来負担の軽減を図った財政改革の効果が表れてきている。また、公営企業債繰入見込額を見ても年々減少しており、公営企業会計における借換債による繰上償還の実施などの効果が表れてきている。今後も引き続き、将来負担比率の分子となる地方債現在高や公営企業等会計の繰入金の縮減に努めるともに、財政調整基金や減債基金に積立てを行い、健全な財政運営の構築を図る。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率については、交付税措置のある地方債による事業の計画的な実施や、財政調整基金への積立てなどにより、将来への財政負担の軽減を図ってきた。実質公債費比率については、公債費負担適正化計画に基づく繰上償還の実施やプライマリーバランスに考慮した町債発行により、比率が減少している。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,