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地方財政ダッシュボード

福島県福島市の財政状況(2014年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

基準財政収入額は、前年度と比較し、自動車取得税交付金及び市たばこ税が減少した一方、地方消費税交付金及び市民税(所得割・法人税割)が増加し、全体では3.2%の増加となった。基準財政需要額は、前年度と比較し、地方消費税率の引き上げに伴う社会保障の充実分等により厚生費が増加したため、全体では0.2%の増加となった。その結果、平成26年度を含む過去3ヵ年の平均である財政力指数は0.70で前年度と比べ0.1ポイント上昇した。今後も、より一層、事務事業の見直しや定員管理の適正化に努めるほか、引き続き税徴収率向上に向け徴収体制の強化を図る。

経常収支比率の分析欄

経常一般財源の歳出は、前年度と比較して、物件費が4.1%の増となった一方、公債費が5.1%との減となるなど、全体では0.2%の減となった。経常一般財源の歳入は、前年度と比較して、地方交付税及び臨時財政対策債等の減により0.8%の減となり、結果として経常収支比率の上昇につながった。今後も、経常的経費の縮減と自主財源の確保を図り、健全な財政運営の維持に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費は、定員管理の適正化により前年度同程度となっているが、物件費は除染事業の増加により前年度比41.4%の増となり、全体では前年度に引き続き大幅な増加となった。引き続き定員管理・給与の適正化に努めるほか、事務事業の見直しにより経費の節減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

引き続き、地域における民間企業の給与の実態や経済情勢、国や他の地方公共団体の状況等を総合的に勘案し、適正な給与改定を行う。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

引き続き東日本大震災とそれに起因する原子力災害からの復旧・復興という喫緊の課題を抱えている。それらの課題への迅速な対応に配慮しながらも、事務事業の見直しに努め、民間委託の推進や指定管理者制度の導入等により、定員管理の適正化を図る。

実質公債費比率の分析欄

世代間の負担の公平化に意を用いながらも、市債依存度の抑制を基調に適正な運用を図ってきたことから、類似団体平均を下回っている。今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

将来負担比率の分析欄

債務負担行為支出予定額が前年度比35.9%の減となったほか、地方債残高についても減となっているため、将来負担比率は前年度に引き続き改善された。今後も、市債の適正な運用を図り、財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

行政改革推進プランにおいて、民間委託や指定管理者制度等の民間ノウハウの活用などにより、平成23年度からの6年間で109名の減員を図るとしており、平成23年度以降、大震災や原子力災害からの復旧・復興を推し進めるなかにありながらも、平成26年度も計画的に減員を行った。今後も、復旧・復興業務が継続するため、それら課題への対応を考慮しながら、定員管理・給与の適正化を図る。

物件費の分析欄

経費の節減・合理化に努めているが、指定管理者制度の導入や民間委託の推進により、物件費に係る経常収支比率が近年横ばいで推移している。今後も、事務事業の効率的執行に努め、経費の節減を図る。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、近年ほぼ横ばいで推移しており、類似団体平均を大きく下回っている。今後も資格審査の適正化に努める。

その他の分析欄

前年度と比較して、維持補修費及び繰出金が減少しているが、その他に係る経常収支比率は同程度であり、類似団体平均を上回っている。その要因となっている繰出金については、経費の節減や料金の適正化等により普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は、近年横ばいで推移しており、類似団体平均を大幅に下回っている。今後も、行政の責任と役割、経費負担のあり方、事業効果等を十分検証し、廃止や統合・再編、減額、終期設定等の見直しを行う。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、施設建設に充当した市債の償還が終了するとともに、近年の市債抑制効果により、前年度比で0.7%減となった。今後も、公債費負担や市債現在高の状況等を十分勘案し、後世代に過大な負担を残すことのないよう、市債の適正な運用を図る。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は、物件費や繰出金の増により、前年度比1.2%の増となったが、ほぼ横ばいで推移しており、類似団体平均を引き続き下回っている。今後も、経費の節減・合理化により、効率的な執行を図る。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

東日本大震災及び原子力災害からの復旧・復興事業費が引き続き大きなウエイトを占めるなかで、経費の節減・合理化等の堅実な財政運営に努めた。その結果、財政調整基金残高及び実質収支額は増加しており、実質単年度収支も引き続き黒字となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

各会計とも赤字額はなく、厳しい歳入環境や東日本大震災及び原子力災害からの復旧・復興への対応を引き続き行いながらも、限られた財源の重点的かつ効率的な執行に努め、健全な財政運営に努めた。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

前年度と比較して、元利償還金や債務負担行為に基づく支出額が減少したほか、算入公債費等が増加したため、実質公債費比率の分子は、結果として前年度比48.4%の減少となった。今後も、市債依存度の抑制を基調に、市債の適正運用を図っていく。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高を前年度から約3億円減少させたほか、公営企業債等繰入見込額が前年度から約47億円減少したため、将来負担比率の分子は、前年度比14.3%減で過去5年間でも最小の数値となっている。今後も、長期的な視点に立った健全な財政運営を維持するため、市債の適正な運用を図る。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,