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地方財政ダッシュボード

青森県つがる市の財政状況(2014年度)

🏠つがる市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、産業構造の脆弱さ等により財政基盤が弱いことから前年度同様0.23と類似団体内でも大幅に下回っているため、引き続き退職者不補充等による人件費の削減、投資的経費の抑制等、歳出の徹底的な見直しを実施するとともに、税徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度より2.3%増となったが、86.0%と類似団体平均より2.3%下回っている。扶助費(生活保護費等)が増化傾向にあるため、引続き人件費の抑制や既発行債の繰上償還等による公債費負担の軽減等を図ることで、義務的経費の削減に努めるとともに、更に行財政改革への取り組みを通じてより一層の経常経費の削減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均に比べて高くなっているのは、5町村の合併による職員数、各種施設数が多いことが要因となっている。このことから、引続き人件費においては新規採用を必要最小限とすることと、物件費では施設の民営化や指定管理者制度の導入または統廃合等によるコスト削減を図っていく方針である。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均より1.9下回る95.0と低い水準にある。今後も引き続き一層の給与最適化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

町村合併前における各団体の大量採用が要因となり類似団体平均を大きく上回っている。定員適正化計画に基づく退職者不補充の原則と、新規採用の抑制により職員数は減少傾向にある。今後さらに職員数削減に努め、定員適正化を図ることとしている。

実質公債費比率の分析欄

前年度から1.2%低下し、平成22年度以降減少傾向にあるが、依然として類似団体平均を2.9%上回っている。今後は緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業を厳選し、大規模な事業計画の整理・縮小を図るなど、起債依存型の事業の見直しを行い、繰上償還を実施するなどして、地方債償還額や実質公債比率の上昇を抑える。

将来負担比率の分析欄

団塊世代の大量退職が続いているため、職員数の減により退職手当負担見込額が減少したことや財政調整基金及び減債基金積立による充当可能基金の増額により前年度に対し4.8%下回った。しかし、類似団体平均に比べると依然として大幅に上回っていることから、引き続き新規発行額の抑制及び既発行債の繰上償還等により地方債現在高の減少を図り、将来負担の軽減に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

合併以降毎年減少傾向にあるが、未だ類似団体、全国平均及び青森県平均を大きく上回っている。これは職員数の水準が類似団体と比較して高いためであり、定員適正化計画による退職者不補充と新規採用の抑制や行財政改革への取組みを通じて人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は類似団体の中では最低水準にある。今後も事務事業の見直しを進め、より一層の経費削減を図る。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率が全国平均及び青森県平均を下回るものの類似団体平均を1.0%上回っている要因として、生活保護費が増加傾向にあるためで、資格審査等の適正化や各種手当の見直しを進めていくことで扶助費削減に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体平均と同水準となっている。今後も特別会計の経費を節減し、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体の中でも最低水準にある。今後も市単独事業の補助金の見直しや廃止などにより節減に努める。

公債費の分析欄

近年学校建設等の大型の整備事業が集中したことに加え、合併町村の地方債を引き継いだことによる影響で、地方債の元利償還金が膨らんでおり、類似団体平均を3.2%上回っている。今後さらに小学校建設事業(平成27~28)や公営住宅建設事業(平成23~33)等に係る起債の償還も始まり、依然厳しい財政運営となることが予想されることから、今まで以上に地方債の新規発行を伴う普通建設事業費の抑制を図っていく。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は平成22年度以降、類似団体平均以下の水準を推移し今年度は5.5%下回っている。今後も高水準にある職員数の適正化による人件費の削減及び上昇傾向にある扶助費の見直し等による削減についてに努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

平成22年度以降実質単年度収支は黒字となっている。これは実質収支額の増化以上に財政調整基金積立額の増加が起因している。平成32年度より普通交付税は合併算定替から一本算定となり大きく減額が予想されるため財政調整基金等の残高を確保しつつ、経常経費の節減に努め財政基盤の強化を図っていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

平成20年度までは病院事業会計において赤字となっていたが、平成21年度以降は全会計が黒字となっている。今後も引き続き歳出削減に努め、税の徴収強化等による歳入の確保により実質収支の黒字を維持できるよう財政の健全化を図る。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

実質公債費比率の分子は平成19年度以降減少傾向にあり、かつ分母となる標準財政規模が年々増加傾向にあるため、結果、実質公債費比率が減少傾向となっている。今後は分母の標準財政規模の増加は見込まれないため、分子の縮減に努め、特に起債依存型の事業の見直しや、繰上償還を実施するなどして、実質公債比率の上昇抑制を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

この5年間、将来負担額については地方債の現在高により高額の状態でほぼ横ばいで推移している。一方、充当可能財源等は毎年増加傾向にあることから将来負担率の分子は結果、縮減傾向となっている。また、分母となる標準財政規模も増加傾向にあったため、将来負担比率が減少傾向となっている。今後は標準財政規模の増加が見込めないため、既発行債の繰上償還等による地方債現在高の減少を図り、将来負担の軽減に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,