経営の健全性・効率性について
給水収益は少子高齢化等による人口減少や節水機器の普及等で有収水量が低下し収益が減少している。また、島しょ地域で施設が多く点在しているため給水原価が高くなっている。季節的な配水量の変動が大きいため施設利用率が低くなっている。料金収入費用H22489,263千円535,986千円H26459,306千円589,879千円比較△29,957千円53,893千円今後の対策として、平成29年度の水道事業との会計統合に合わせて施設統廃合を含めて経費の見直しを行い、適正な料金水準を維持するため平成27年度中に平均15.5%程度の料金改定を行う。
老朽化の状況について
これまで、水源開発事業など大型投資事業を行ってきたが、平成25年度末で終了したことで、管路更新事業に投資がシフトし管路更新率が上昇している。
全体総括
島しょ地域のため、施設が点在しており収益性が乏しく給水原価が高くなっている。しかし、施設の老朽化が進んでいるので管路等更新事業費の増加が課題となっている。平成29年度からの簡易水道事業の水道事業会計統合に向けて準備を進めており、現在は資産把握に努めている。今後の対策として、平成29年度の水道事業との会計統合に合わせて施設統廃合を含めて経費の見直しを行い、適正な料金水準を維持するため平成27年度中に平均15.5%程度の料金改定を行う。