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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
ここ数年わずかに微増、微減を繰り返しているが、主たる産業もなく大規模な企業もないため、財政基盤が弱く、類似団体平均より0.28ポイント弱くなっている。今後も企業誘致のための工場用地や分譲地の早期売却に努める。税収の確保に関しては、糸田町徴税・使用料等徴収対策委員会のもと全庁一丸となって徴収強化を図っていく。
平成21年度に3年ぶりに100%を割り、昨年度比で4.5ポイント改善された。平成22年度は平成21年度の繰越事業を含め、大規模な事業を行ったため、さらに2.6ポイント改善された。しかしながら、人件費と公債費で46.7%と依然として高く、新規採用職員の抑制等人件費の削減と地方債の新規発行を必要最小限に抑えていく。
昨年度より決算額で人口1人当たり4,097円多くなったが、類似団体平均より9,775円低くなっている。類似団体平均に比べ、高くなっているのは、維持補修費である。平成22年度末において、町営住宅816戸を所有しているため、類似団体平均より大きくなっている。
集中改革プランに基づき、平成17年以降新規採用職員の抑制により19名(-10.4%)の職員数削減を行ってきたものの、類似団体より0.08人上回っているため、更なる削減が必要である。
過去において失業対策事業、地域改善事業等を多額の地方債に依存してきたため、公債費負担が大きい。近年、投資的経費を抑制してきたが、平成21年度の繰越事業を含み、小学校校舎危険改築事業や道の駅建設事業等大型事業を行ったため、地方債残高等増加した。今後は、これまで以上に事業の緊急性、必要性等を考慮した地方債の新規発行を最小限に努めていく。
公立保育所等の直営施設が多く、類似団体平均より2.5ポイント高くなっている。また、ゴミ処理、し尿処理業務等を一部事務組合で行っており、それらの人件費を含めるとさらに高くなる。平成18年2月に集中改革プランを策定し、平成17年4月現在183名の職員を平成23年4月までに164名まで削減した。
公共施設の管理において直営が多く委託料が低く抑えられており、類似団体平均より、2.2ポイント低くなっている。今後は指定管理者制度を推進し、コスト削減を図っていく。
障害者自立支援給付費等の増加により、類似団体平均より2.7ポイント高くなっている。単独事業による敬老年金の廃止は行ってきたが、補助事業(障害者自立支援法関係費等)の削減は難しく今後も増加が見込まれる。
平成22年度末の高齢化率が28.2%と高く、医療費の増大に伴う国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険への繰出金が多くなっている。今後は、予防事業に重点を置き住民の健康維持の促進に努め、医療費の削減を図る。
平成17年度に補助金の見直しを行ったが、依然として各種団体への補助金が多く、類似団体平均より3.5ポイント高くなっている。今後も補助金の見直しや廃止を進めていく。
過去の制度事業による多額の起債発行により類似団体平均より4.1ポイント高くなっている。近年、投資的経費を抑制し起債発行を抑えてきたが、小学校校舎危険改築、中学校校舎地震補強、道の駅建設事業、ダム建設等の大規模な事業があり公債費の増加が見込まれる。また、元利償還のピークは平成23年度の見込みであるが、一部事務組合関係の施設関係の地方債が今後増える見込みであるため、公債費負担に影響があると考える。
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