2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
平成21年度から平成24年度までは指数の低下が続いていたが、平成24年度以降は横ばいとなっている。市民税をはじめとする市税収入が持ち直したことにより、基準財政収入額が増加したことが、指数低下に歯止めがかかった主たる要因と考えられる。
吹田市職員体制計画(案)に基づき職員体制を見直す等、持続可能で柔軟な財政構造への転換を図ってきた結果、経常収支比率は改善し、類似団体との差は縮小してきている。それでもなお高い数値を示していることから、財政構造の弾力性を担保すべく、引き続き経常経費の削減等に努める。
平成27年度に供用開始した市立サッカースタジアムに係る借地料や、マイナンバー制度に対応するためのシステム改修費等が計上されたことにより、物件費が増額となった。そのため、昨年度に比べ、数値が5,538円上昇し、類似団体平均を上回る状況となっている。
平成24年1月1日に給与制度改革を実施し、ほぼ国家公務員に準拠した給与体系に改めた。平成27年度の値は99.7であり、国家公務員及び類似団体の平均値を下回っている。
平成25年3月に『吹田市職員体制計画(案)』を策定し、平成30年4月1日の職員数を普通会計で住民千人当たり5.90人以下とする目標を定めている。平成27年度については、3年間停止していた新規採用を再開したことから、住民千人当たりの職員数が増加となった。引き続き、適正な定員管理に努める。
普通建設事業費の精査に努めていることに加え、平成23年度以降臨時財政対策債を発行しない財政運営を行っていることから、近年は地方債の発行が抑えられている。また、過去に借り入れた地方債について、償還が完了するものも多く、地方債残高および地方債償還のための一般財源等を前年度以下に抑えることができている。ただし近い将来、多額の地方債発行を伴う普通建設事業の実施が見込まれていることから、今後も十分な精査のもと、普通建設事業の実施に努める。
吹田市が将来負担する可能性のある債務等の規模は前年度に引き続き類似団体と比べて小さい。しかしながら、北大阪健康医療都市(健都)のまちづくりや都市計画道路の整備などの大規模な普通建設事業が施行中であり、その財源として多額の地方債発行が見込まれている。今後も将来世代への過度な負担の先送りなど、世代間の公平性を十分に考慮した財政運営に努める。
給与制度改革(役職に応じた給与カット等)を実施し、人件費抑制を図ったものの、3年間停止していた新規採用の再開による職員数の増により、人件費が増加した(ただし、経常的収入の増に伴い比率は0.6ポイント改善している。)。類似団体平均と比べると高い水準が続いていることから、今後も、職員体制等の見直しを実施していく。
図書館や体育館などの公共施設が多いことから、施設保守や設備点検に係る経費が多額となっており、類似団体平均値と比べ大きく乖離する状況となっている。平成27年度決算では、小学校教師用の教科書改訂時期であったことやマイナンバー制度に対応するためのシステム改修費等により、前年度に比べ0.1ポイントの上昇となった。
本市の数値19.5%の内訳は繰出金が16.0%、維持補修費が3.5%である。繰出金については、高齢化が進み後期高齢者医療事業や介護保険事業への繰出金が大きくなっていること、維持補修費については、公共施設が多く、構造的に維持管理経費が多く必要なことから、類似団体と比べて高い比率を示している。
将来世代へ負担を先送りしないよう平成23年度以降臨時財政対策債の発行を行っていないことや起債対象となる事業の必要性・効果等を十分に検討し、発行を抑制してきた結果、さらなる改善が見られた。
過去から安定した市税収入に恵まれたことで、直営の公共施設を多く有し、また、直営で多くの事業を実施してきたことから、補助費等を除いた各性質で類似団体を大きく上回っており、類似団体の中で最も高い数値を示している。今後も事務事業を精査し、持続可能な財政運営に努めていく。
八戸市 山形市 水戸市 つくば市 伊勢崎市 太田市 熊谷市 川口市 所沢市 春日部市 草加市 平塚市 小田原市 茅ヶ崎市 厚木市 大和市 長岡市 上越市 福井市 甲府市 松本市 沼津市 富士市 一宮市 春日井市 四日市市 岸和田市 吹田市 茨木市 八尾市 寝屋川市 明石市 加古川市 宝塚市 鳥取市 松江市 呉市 佐賀市 佐世保市