安城市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市の施策として行った水道料金基本料金免除により給水収益は減少しましたが、補助金が充てられたため経常収益は前年度より微増しました。しかし経常費用も微増したため、①経常収支比率は0.31ポイント減少しましたが、類似団体や全国平均値と比べ良好な数値となっており、安定した経営が行われています。現金預金等の増加により流動資産は増加したものの、未払金等の増加により流動負債も増加したため③流動比率は48.51ポイント減少しましたが、類似団体や全国平均値を上回っています。近年新たに企業債を借り入れておらず、④企業債残高対給水収益比率は類似団体や全国平均値と比べて低いものとなっています。4か月分の水道料金基本料金免除により⑤料金回収率は12.87ポイント減少し100%を下回りました。⑥給水原価は経常費用の増加により微増しましたが、類似団体や全国平均値よりも低くなっています。⑦施設利用率や⑧有収率は類似団体や全国平均値を上回っており、効率的な施設運営が行われ、収益に反映されたものと考えられます。

老朽化の状況について

定期的に設備の更新を行っており、①有形固定資産減価償却率は類似団体や全国平均値よりも低く抑えられています。②管路経年化率は平均値を下回ってはいるものの上昇傾向であり、今後も管路の計画的な更新に取り組む必要があります。③管路更新率は前年度から増加し1%を超えており、類似団体や全国平均値よりも高い更新率となっています。管路の更新にあたっては、実質的な使用可能年数に基づいて更新時期を定め、老朽化した管路の計画的な更新を図っていきます。

全体総括

令和2年度は水道料金基本料金免除の実施等、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響がありましたが、財務バランスは健全な状態が維持されています。今後、収入面は大きな給水収益増加が見込めない一方、費用面は減価償却等が増加する見通しです。また、管路経年化率は毎年上昇し続けており、引き続き施設・管路更新に多額の費用が見込まれるため、次年度以降も投資額が高水準で推移する見通しです。新水道ビジョンで定めた施策目標の達成と適切な事業運営を継続していくため、効率的な運営に努めるとともに、民間委託拡大の検討や、施設管路の更新整備を計画的に実施していきます。なお、新水道ビジョン及び経営戦略は令和4年度に中間見直し予定です。

類似団体【A2】

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